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体力限界アラサーOL初めての登山に挑戦!

毎日見る景色は連なる高層ビルの峰。
PCの画面とにらめっこして、シャッターカーテンが閉ざされたオフィス内ですくすくと体力ゼロの立派なもやしとして育ったOLといえば、わたしだけではないはず。
そして極め付けに、運動神経もゼロ

そんなもやしが今日、初めて登山に挑戦!
幅広い年代の方が楽しんでるから大丈夫だろうと呑気な気持ちで、友人を誘ってみた。かく友人も運動音痴である。ただ職業上、体力はおそらくわたしの3倍ぐらいあるので同レベル扱いしたら失礼極まりない。「登る前にある程度の体力つけといてね?」とニッコリ言われたのでとりあえずジムでウォーキングを気が向いた時にして入念とはいえない準備をしておく。なにより、登山装備が揃ってない。必要最低限のものを慌てて注文するものの、リュックは無印・ウェアはジムでつかっているもの。楽しめるかもわからないからとりあえず、趣味になってから投資していこうの感覚で。

今回登る山が初心者におすすめな関東でも低山として大人気!鎌倉にある「大平山」へ。どうやらハイキング感覚みたいなので、初心者には、安心。


登山の前に食料調達!

過酷で険しい道を登り切った山頂で、おいしいものを食べたい!そう思い、事前に調べて目星をつけた「フルーツ大福」日頃なかなか食べることのないプチ贅沢な大福屋さんが登山入り口ルートのところにあったので立ち寄ってみた。

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まぶしい。うつくしい。おいしそう。宝石のようにころんとしてカラフルな果物が佇み、端から端まで注文したくなるのを堪える。見栄え的にはオレンジがおいしそう、だけど味が一番好きなのはきっと苺、でも季節限定の葡萄もそそられる。悩みに悩んで、限定の文字に弱いわたし選ばれたのは葡萄でした。

イートインで、お抹茶を楽しみながら食べることもできるみたいなのでそれはまたの機会に。

この大福、早く食べたいがために登頂をしたい。なんだか目的が変わってきたような・・・?とりあえず楽しみが増えるのはいいことだ。気を取り直して、軽い足取りでお店を後にした。

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いざ、登山ルートへ!

満足行く買い出しもできて、いざ登山ルートへ突入。
今回わたしが挑戦するルートは、北鎌倉にある建長寺から出発して鎌倉方面へ

山を登るためには拝観料を支払って、建長寺の中を通る。登山をする前に身が清められたような気がする。
厳かな雰囲気につつまれながら、登山開始。

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最初は、とにかく階段との戦い。YouTuberで行き方を予習していたものの、想像以上に階段が辛い。天狗に囲まれた階段をひいひい言いながら肩で呼吸をする。なんとか登り終えたら、ご褒美と言わんばかりに富士山の姿がひょっこり見えた。富士山のありがたみって今までピンとこなかったけど、山を登るからこそ偉大さが噛み締められていくのだろうな、と実感。

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そこからは、探検隊のような気分で山道を進んでいく。友人が「ハイキングって書いてあったけど、普通のスニーカーだったら危なかったかも!!」と言っていたのでやはり山を舐めてはいけない。

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ぬかるみのある道や、滑りそうな岩道、木の根でぼこぼこした山道。前日に慌てて登山靴をAmazonで注文しといてよかった、と心底思った。なんでいつもそんなぎりぎりに準備するんだと周囲に飽きられていたけどよかった。危うく、昨日は仕事が長引いて受け取れず裸足を覚悟してたけど、配達員さんありがとう。お兄さんのおかげで、わたしの足首は守られた。ハイキングと書いてあっても、絶対に登山靴で行った方がいい。初心者はとくに。


登頂部へ到着!

あ、もう無理かも。エネルギーを補給したい、と思い始めたその瞬間、ふと視線を横にずらすと大平山のプレートが掲げてある。え、もしかしてもう山頂?時間にして、1時間。「わ〜〜〜山頂だ〜〜〜!」と大きな感動を得ないまま、気がついたら山頂へ到達した。くじけそうになるその手前で、到着してくれたからなるほど初心者にはぴったり!

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景色は・・・残念ながら現在登頂で大掛かりな開発をしていたから見えるところが少なかったけど、なんとか見つけた!この景色を堪能できるスポット、買いたての大福を。

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紐で断面を切る。うん、友達のオレンジはいい感じ。

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そしてわたしの葡萄は、というと。

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なんでやねん。

下山〜鎌倉観光

お腹も満たされたら、次は下山。地層の断面を眺めたり、突如大きな岩が現れたり、倒木を跨ぎながら歩く。思っていたより人とすれ違わない。鎌倉といえば人気スポットだから人とすれ違って自然を感じにくいのかな、と想像していたけどたっぷり自然を堪能することができた。自然のありがたみを感じながら登山できるのは、普段無機質なオフィスビルにいるわたしには新鮮だった。自然を大切にしたい。ふと、そんな芽がでてきたような気がする。

かれこれ1時間ぐらいで、舗装された道路に出た。これまた気づいたら山道が途絶えて鎌倉方面に到着。どうやら山を登るって、そういうことらしい。てっきり大々的に「登山エリア」というものがあると思っていたから、驚いたけど友人曰く「本来、こういうものなんだよ」と言っていて納得する。

日々、機械や情報に囲まれサスティナブルやSDGsは意識が高い人のものやっているのだとなんとなく上辺で支援してた。でも本来であれば日常と自然に境界線などなく、生活の延長上でかならず自然が関与している。自然を大切にするのは、こういう人なんてきっかりした境界があるわけがないのだ。

いつだって、進むべき道はわかりにくい。こっちだよって道案内をしてくれる人はいない。自分の足でしっかり方向を定めて、歩いていかなくちゃいけないんだ。




おまけ

鎌倉といえば散策!ということで、こだわりのカカオをつくったエクレアやカボチャのチーズケーキ・キャロットケーキをお土産に買ってかえったり堪能しました。

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ハイキングだからこそ、観光の余韻にも浸れる。いいとこ取りしちゃいました。しばらくは登山という名のハイキングに夢中になっちゃいそう。

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