応援される人になるために。
「何か夢はあるんですか?」
先日、Twiterのスペースである人と話した時に聞かれました。
「私、早期退職したいんですよね。
時間やお金から解放されて、自由になりたいんです。」
YouTubeでマッチョなライオンさんが言ってそうなフレーズですが、
実際に私が副業を始めようと思った原点であり、
今もその気持ちは変わっていません。
「おー。いいですねー。
いつ頃までに退職したいとかあるんですか?」
そう、折り返し質問されて、私は答えました。
「今、私は50歳。
役職定年になる55歳までには何とかしたいんです。」
そう答えると、その人は言いました。
「ってことは、あと5年ですよね。
5年もあれば、何となっちゃいそうな気がしますね。」
そう言われた私は、
「5年あれば達成できそうだから、頑張れ!」って
応援してもらえたと思ったんです。
でも、違いました。
その人は、続けてこう言いました。
「5年もかけなくても、今すぐにできちゃいそうですけどね。
どうですか?」
え?と不意打ちを喰らった私は、
その後、思わずやってしまいました。
「できない理由」を並びたててしまったんです。
その人は続けて言いました。
「『5年後に達成したい』って言われたら、
何とかなりそうだから頑張って、って感じだけど、
例えば『あと2年で』って言われたら、
『おー!頑張れー!!』って応援したくなりますよね。
自分自身も、
『5年後に達成』と言って頑張るのと、
『2年後に達成』と言って頑張るのでは、
努力の量も全然違うと思うし。」
そうですよね。
あの西野亮廣さんも言ってました。
西野さんは「応援シロ」という言葉を使います。
「応援シロ」の「シロ」は、
別に「応援しろ!」と命令しているわけではなく、
「伸びしろ」などに使われている「しろ」のこと。
つまり、「応援する余地」という意味です。
この「応援シロ」がないと、人はあなたを応援できない。
そして、「応援シロ」の作り方を示す方程式がこちらです。
「目的地」と「現在地」を発信しないと応援されにくい。
そして、
人は「現在地」については割と発信するけど、
「目的地」は発信しないことが多い。
理由は簡単ですよね。
目的地(目標)を公言しちゃって、
達成できなかったらどうしようって思うからですよね。
達成できなかったら恥ずかしいって思っちゃいますよね。
つまり、保身に走ってしまいがちだからです。
目的地を隠してしまうと、
応援シロは生まれない、応援してもらえないんです。
目標設定について、人は2つのタイプに分かれます。
目的地(目標)を自分で設定できる人と、
目的地(目標)を誰かに設定してもうらう人です。
性格などによるものなので、この2つに優劣はありません。
20代は、
自分で目的地を設定しなくても、
誰かに設定してもらっていることが多く、
だから、自然と「応援シロ」が発生して、応援してもらえます。
しかし、
ある時を境にして、誰も自分の目的地を設定してくれなくなります。
その時に、自分がどちらのタイプが分かっていないと、
「応援シロ」が作れない。
周囲に応援してもらえる状況が作り出せないのです。
確かに、そうだなと思います。
社会人になるまでは、
人生にマイルストーン(指標)がありました。
進学や就職、部活動などですね。
結婚や出産もそうなのかな。
でも、ふと気がつくと、目標がなくなってました。
「幸せな人生を送りたい」みたいな、
漠然とした目標を語るようになってました。
そして、家族ぐらいしか応援してくれなかったです。
頑張って、キラキラしている人たちを
応援するどころか、羨望の眼差しで見ているだけでした。
冒頭で紹介した話も、
こういうことだったのだと、ものすごく腑に落ちました。
誰も応援してくれない、
私にファンなんていない。
そんな風に思ったこともあったけど、
やっぱりこれも自分に原因があったというワケです。
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