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過去から解放され、今を生きるために。

こんな私になったのは、すべて母のせい。

自己肯定感が低いのも、
自分の意見が言えないのも、
すべて母のせい。

私が自分の思い通りにならないと、
いつもヒステリックに怒鳴って、
すぐに手を上げて、
私の意見なんて聞こうともしなかった。

勉強を頑張って、
どんなにいい成績を取っても、
どんなにいい学校に入っても、
「あなたには、それができて当たり前」と言って、
少しも褒めてくれなかったし、喜んでもくれなかった。

20代の半ばまで、
私はずっとそう思って生きていました。

一人暮らしも、
海外留学もしてみたかった。
でも、すべて母に阻止された。
あの時、あれをやらせてもらえれば、
これをやらせてもらえれば、
今の私は、もっと違っていたはず。

ずっとそんな風に考えてました。

社会人になっても
そんなことばっかり言ってたら、
ある時、ある人に言われたんです。

そろそろ、人生を他人のせいにするのやめたら?

驚きました。

全然そんなつもりなかったし、
ただ自分がこんな風になった生い立ちを
説明しているだけのつもりでした。

「自分の人生を他人のせいにしてる」なんて、
考えたこともありませんでした。

この言葉をきっかけに、
色々と考え方が変わりました。

自己肯定感が低い自分が嫌い。
自分の意見が言えない自分を変えたい。
そもそも、なぜ自分はそうなってしまったのか。

そう考えて、
その理由が「母にある」と自己分析できたまでは良かったのだと思います。

理由が分かって、
「なるほど」「それは仕方ない」と変に納得して、
母への恨み辛みばかりを並べ立てたのがいけなかった。

大切なのは、
だから、どうするの?」です。

過去は変えられないし、
親も変えられない。
母の考え方や行動を変えることもできない。

でも、私は自分の人生を生きて行かなければならない。

過去や他人は変えられないけど、
自分の考え方や、
過去の事実のとらえ方を変えれば、
過去は塗り換えることができます

それは、自分だけでできること。
自分が変わるだけでできることです。

変えられない過去に、
いつまでも囚われていても前には進めない。

許せない相手や、許せない経験って
誰にでもあると思います。
でも、「怒り」ってものすごくパワーが必要ですよね。
怒っている方は、ものすごくエネルギーを消耗します。

だけど、その相手は何も感じていないことが多くないですか?

「何か怒ってる?」
「え?そんなこと言った?全然覚えてないよ。」

こっちはものすごく体力使って、
ものすごく嫌な思いもして腹を立ててるのに、
相手は何も感じていないことが多い。

自分ばっかり嫌な思いして、馬鹿馬鹿しい
そう思うようになりました。
そんな人に大切な時間を使うのはもったいないです。

相手を許す必要はないけれど、
自分のために忘れましょう。
嫌な人とは距離を置き、付き合わないようにすればいい。

誰かにされて嫌だったことは、
自分が他人にしないようにすればいい。

悲しい想いをしたならば、
その分、他人に優しくすればいい。

つらい別れがあったなら、
それがあったから、今のこの出会いがあると思えばいい。

人間不信に陥りそうになったなら、
今、自分を信用してくれている人を大事にすればいい。

そうなってしまった原因を意識して、
自分に変えられる部分を変えて行くこと、
今後に活かしていくことが大事です。

私は、
結婚を機に、母と距離を取りました。
当初、母は結婚に猛反対でした。
結婚と言うより、
自分の手元を離れることに激しく抵抗していたように思います。
だから、次第に、
結婚するのはいいけれど、同居して欲しいと強く言われました。

でも、このまま母に束縛され続けたら、
自分の人生がなくなってしまう

そう思って、
半ば無理矢理、家を出ました。
でも、実家から車で30分以内の場所に住んでいます。
その距離感が、今はちょうどいいクッションになって、
今は良好な関係を保っています。

母が私を束縛して、
手元から離さないようにしたのも、
今思えば、母なりの愛情だったと理解するようにしています。
ちょっと(かなり)歪んでるし、
今でもまったく理解できないけど、
そう考えることで、それ以上は考えないようにしています。

そして、
自分の子どもたちには、
母にされたようなことはしないと決めています。
自分がして欲しかったことをしています

毎日抱きしめて、毎日大好きと伝え、
(中1息子は、さすがにもう無理ですが。笑)
努力はしっかりと褒め、
子どもたちの言い分はしっかり聞くようにしています。

交友関係も、
私に嫌な思いをさせた人とは距離を置き、
私を好きだと言ってくれる人たち、
私を必要としてれる人たちとだけ付き合うようにしています。

過去は変えられなくても、
過去のとらえ方(解釈)を変えれば、書き換えることはできます。
身を置く環境を自分で選び、変えることもできます。
失敗も、今は失敗でも、
次に活かして改善していくことで失敗ではなくなります

すべてが「今」につながって、
「今」のために必要なプロセスだったと思えるようになります。

過去から解放され、今を生きましょう。

最後に。

そろそろ、人生を他人のせいにするのやめたら?

そう言って、私の人生を変えてくれた人。
それが、今のです。


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