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共育・育自 ~共に育ち、自分を育む~

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子育ってって学びにあふれてます。私が子育てから学んだこと、子どもたちから学んだことに関する記事をまとめました。
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記事一覧

病室からの初日の出。

「ほら、起きて。初日の出だよ。」 6年前の2018年元旦。 息子(当時小1)と私は、病院の病室で新年を迎えていた。 年末のちょうど学校が冬休みに入る頃。 息子は40度近い高熱を出し、強い首の痛みを訴えた。 川崎病だった。 高熱は1週間近く続いたけれど、 クリスマスに受けた24時間に渡る点滴が効いて、 息子の病状は改善。 ひと安心だった。 年末までには退院できるのかな? 医師に相談してみると、 川崎病は、症状が改善してから10~14日間は外出禁止とのこと。 残念なが

レースで勝敗以外に大切なこと。

長野県にある富士見パノラリゾート。 冬はスキー場として賑わう場所ですが、 中1息子が、 ここで行われた「シマノ バイカーズフェスティバル」に参加しました。 簡単に言うと、 オフロードの自転車レースです。 息子の結果は、完走した38人中、34位。 数字だけ見ると、惨敗です。 一緒に参加したチームメイトは12位。 3周回差をつけられました。 レースに参加する以上、 上位を目指すことはもちろんですが、 今すぐに1位にならなくても別にいいんです。 「中学生以上の男性」のカテ

人生は無い物ねだり。兄妹っていいね。

4年前のことです。 息子は小3、娘は年長でした。 「お母さん、お父さん おじーちゃん、おばーちゃん 大好き」 お風呂の窓ガラスに、 息子がこんなメッセージを書いてくれました。 小3にもなって、 まだこんなことを書いてくれる。 なんとも愛らしくて、可愛いじゃないですか。 しかも、「お母さん」が一番最初。 最高です。 でも、これを見てニヤニヤしている私の隣で、 娘が、目に涙をいっぱいためてポツリと言ったんです。 「私の名前がない…。」 ハッ!と思ったけど、ちょっと遅か

母は偉大。その意味を教えてくれた子どもたち。

もしも自分に子どもが生まれたら、 きっと子どもは夫になつき、 私は子どもには好かれないと思っていました。 理由は3つ。 夫の方が、私より面倒見がいいこと。 ひとりっ子で兄弟姉妹のいない私は、 「自分に似ている存在」が想像できなくて、接し方が分からなかったこと。 そして、 私自身に、親、特に母に対して「好き」という感覚がなかったこと。 両親には、不自由なく育ててもらったと思ってます。 優しくしてもらった想い出もあります。 でも、それ以上に、 厳しく、時に納得のい

小中高生とChatGPT等との付き合い方について考える。

もうすぐ夏休み。 先日、文部科学省から、 ChatGPT等のいわゆる生成AIの学校での利用についてガイドラインが出されました。 夏休みに入る前に、 夏休みの宿題でAIは使わないでねって言いたかったんでしょうね。笑 興味のある方は、↓↓↓コチラ↓↓↓ から 元文書を参照&ダウンロードしてください。 初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン (文部科学省HPより、PDF 3.2MB) 生成AIは、 ビジネスの場では積極的に活用されている印象

初めての猫カフェ。ペットを飼うことについて考える。

私は圧倒的に犬派です。 自己肯定感が低めなんで、 熱烈に求められたいんでしょうね。 ツンツン冷たくされるの苦手なんです。笑 でも、 私以外の家族は3人とも猫派。 中1の息子、小4の娘は、 猫を飼いたがります。 分かります。 私も小3~小4ぐらいの時、 犬が欲しくて欲しくて、 近所で子犬が生まれた時に譲ってもらいました。 でも、 今は飼ってあげられない。 子どもたちは、 犬や猫を飼っているお友だちの家に行ったり、 猫がいる近所の駄菓子屋に毎週通って、 動物たちと触

可愛い息子に旅をさせてみて気づいたこと。

「オレ、自転車で100km走ってみたい。」 ある日、 中1息子が言いました。 最初に言っておきますが、 「100km」って、自転車乗りには大した距離ではないのです。 私も昔、少し自転車に乗っていたので分かります。 彼らは日常的に30~50kmぐらいは平気で走るので、 100kmは、いつもよりちょっと頑張って走るぐらい。 自転車初心者にとって、クリアしたい最初の目標みたいなものです 自転車競技に真剣に取り組んで1年ちょっと経った息子。 しかるべきタイミングだとは思いま

ワタシの宝物。

家族、好きですか? 子どもの頃の私は、 「家族を好き」とは言えなかった。 両親と3人ぐらし。 母は、 ちょっとでも母の意に沿わないことをすると、 理由も言わず、烈火のごとく怒る人。 父は、 決して声を荒げて怒ることはなかったけど、 口数が少なめの人。 子どもの頃、私と遊んでくれるのはいつも父だった。 だから、好きだったけど、 男親だし、日中は仕事で不在だし、 私の年齢が上がるにつれて、 必要最低限のことしか話さなくなった。 だから、 家にいるのが息苦しかった。 母と

ヒザを4針縫うケガをした息子に学んだこと。

自転車競技に取り組んでいる中1息子が、 先日、レース中に落車して、 右ヒザを4針縫うケガをしました。 小6から、 プロのロードレースチームのユーススクールに所属。 ずっとロードレース(舗装された路面を走る)ばかりだったけど、 この日は、同じスクールの友人に誘われて、 初めてのオフロードレース(未舗装の林間コースなどを走る)に参加。 ユーススクールでの参加ではなく、個人的な参加です。 レースの形式は、3時間エンデューロ。 2人1組で、交替しながら、 1周5kmの林間コース