見出し画像

先日2021年5月21日金曜日、修繕中の拠点にて、普段まどか折橋の活動にご協力いただいている地域の方を中心に、まどか折橋の目指すところの説明会&意見交換会を開催しました。

スクリーンショット 2021-05-24 12.53.51

雨の中でしたが、集まっていただいて、お話を聞いていただいて、普段から活動に協力していただいている皆様には、本当に感謝しかありません…

まどか折橋の「まどか」の由来は、「循環」を表す「円(読み:えん・まるい・まるさ・まどか)」から由来しています。
また、「円」は禅では、空、風、火、地を含んだ世界全体を表しているとされて森羅万象を表します。

まどかの目指すものは、環境と人の循環です。

環境の循環は、身近なところで素材を収穫し、加工・利用し、捨てる時には土に戻すことを繰り返すことができるよう考えます。
昔は一般的にはこうした生活が営まれてきましたが、資本主義に移るに伴い、大量生産・大量消費そして環境負荷の大きい素材で加工されたものが、国内外から排気ガス・海洋汚染を伴いながら輸送され、提供されてきました。

しかし、確かに加工されたものも、人の役に立ちますし、必要な場面があります。
必要な量を、必要なだけ。
そして廃棄するときのことも考えて利用することが大切なのではないかと思います。

良い循環は、水の循環とともに、豊かな環境を作っていきます。
こうした循環を実現していきたいと考えています。

スクリーンショット 2021-04-28 12.46.32

そして、人の循環。
良い大学を出て、大企業に勤めるのが良い人生…一時期はそんな時代もあったかと思います。
ですが、人は生きているだけで価値があります。
人は何ができるのかという「能力」だけがその人の価値ではありません。
ただ、そこに存在しているだけで、価値がある人も世の中にはいます。
どんどん、黙々と仕事をすることが人生の喜びだ、という人もいます。
歌を歌ったり、絵を書くことが人から必要だとされる人もいます。
これが『良い人生』『良い生き方』と杓子定規を使って断言できるものはありません。
その人ができることを持ち寄って、豊かな人間関係を作る、人の循環を生み出していきたいです。

画像3

これから、拠点の修繕も進み、生活を一緒に営む動物たちも増えていきます。
畑も始まり、作物を育て、収穫し、食べ、生きていきます。

こうしたことを、仲間とともに一緒に行って、豊かな生活・人生を感じていただくことができたら、ということを考えています。

資本主義では、作って売ることを如何に早く回転させ、売り上げを伸ばしていくかが重要視されます。

ですが、良い人・良い物・良い環境・良い文化を育てていくためには、膨大な時間ときめ細やかな心配り、労力が必要です。

まどかは、「お金では得られない大切なものごと」を育てるために活動していきたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?