見出し画像

死ぬ時には、モノは持っていけない。

こんにちは。キャリアコンサルタントのまどかです。

このnoteでは、キャリアコンサルタント歴8年の私が、日々の学びの中で得た豆知識や日常生活で感じたことをざっくばらんにお話しています。
何か少しでも気付きがあった、生活に取り入れられることがあった、という方は、ぜひ、いいねやフォローをお願いします!

今日はいつもと趣向を少し変えて、最近の私が人生の中でとても大切だと感じている「ミニマリズム」について考えてみたいと思います。
人生=キャリアにもつながっていくお話です。


ミニマリストを意識するようになった

2011年あたりから徐々に広まってきた「ミニマリスト」。
目指している方も多いのではないでしょうか?
なにせ、私もその一人。私の場合は、コロナ禍をきっかけに捨て活に目覚め、ミニマリストを意識し出すようになり、今に至っています。

とはいえ、家の中にモノはまだまだ、まだまだ、多い。
「私、ミニマリストです!」と胸を張って言えるくらいになってからでないと、こうして文章など書く資格はないのでは、と当初は思っていたけれど。

せっかくなので、自分がミニマリズムを意識するようになってから感じてきたことをメモと自戒の意味も含め(リバウンド防止のためにも!)、noteに書き留めておこうと思います。

「捨てられない」は遺伝する?

実は私の幼い頃の祖母の家は、なんと江戸時代に建てられたものでした。
当日は庄屋さんだったらしく、それなりに立派なお屋敷で、広すぎる庭にあった蔵にも、とにかく埃を被ったモノたちが溢れかえっていました。

昭和を生きた今の老人の皆さんは、「モノを沢山持つことが豊か」という考え方の方が多いです。
祖母にとっても、その考え方が当たり前で、モノを沢山持っていることが、裕福な証でもありました。

また、何より戦争を経験した祖父や祖母にとっては、モノを粗末にすることはもったいない、という意識もなおさら強かったことと思います。

そして当然、そんな祖母の元で育った私の母も、同様に、徹底的に「モノを粗末にしない」という人です。

はたから見るとゴミではないかと思うようなものでさえ、使い倒してから捨てる、という性分なので、家の中のモノがなかなか減っていきません。

そして、その母のもとで育った私も、同じく。
モノの多い家庭で育ったので、結婚するまでは、それが当たり前だと思って生きていました。

モノを大切にするとは

冒頭で「モノを粗末にするのはもったいない」と書きましたが、
「だから捨てられない」
というのは、本末転倒なお話だと、今ならわかります。

つまり「モノを粗末にするのはもったいない」のだから、誰かに活用して貰わなければ、そのモノは生まれてきた価値を発揮できないんですよね。

時には、自分の心が躍らないものは必要としている方に譲るなどして活用してもらい、手放すことも必要なのです。

人間が使えるモノの量には限りがあります。
それなのに、あなたも、同じモノを何個も持っていたり、一生かけても使いきれないくらいのモノを持っていたりしませんか。
考えると、不思議ですよね。

モノに生まれてきた役割を全うさせてあげること、これが本当にモノを大切にする、ということなのだ、思い出せば、少しは手放しも進むかもしれません。

自分の好きなものに囲まれる人生

先日、実家に帰った際に高齢の母と何気なく交わした言葉が忘れられずにいます。
「お母さんは、自分で買ったモノなんてないのよ」

そう、祖母が残した大量のモノたちを使い切ることに集中してしまい、人生の中で「本当に自分の好きなモノ」を手に入れることを躊躇ってしまった結果です。

祖母が亡くなった時には、大きな屋敷と、そこに残された山ほどのモノたちを、兄弟姉妹たちで一生懸命、整理し掃除し、業者さんを呼んで解体し、トラックで運び出して…と、大変な作業が必要でした。

高級な大型の骨董品が、持ち運びのためにやむなくノコギリで切られていた光景を目のあたりにしたことを、今でも覚えています。
もっと早くに売ったり、然るべき場所に寄付したりと、手放していれば、そんなことにはならなかったのに。

よほど財産になるようなモノであれば良いのかもしれませんが、大抵のモノは、残された人に残すと、その処分が大変になり苦労をかけてしまうことになります。

DIE WITH ZEROという生き方

皆さんは、DIE WITH ZEROという本をご存知でしょうか。

https://amzn.to/3zCGbcr

そう、タイトルのとおり、「ゼロで死ぬ」ということです。

生前に手に入れたモノは、あの世には持っていけないんですよね。
消費社会の今だからこそ、誰もが自分の人生で囲まれたい「モノ」を厳選して、生きるべき時代なのではないでしょうか。

【私が学んだ教訓】
死ぬ時には、モノは持っていけない。
ダイウィズゼロが、残された人のためになる。
大切な人には「モノ」ではなく「心」を残す。


ミニマリズムに関して考えてきたことやエピソード、次回も続きます。

もしご関心のある方は、フォローしてお待ちいただけるとうれしいです!

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、クリエイター、キャリアコンサルタントとしての活動費に大切に使わせていただきます!