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365日後にクビになる教師#23

さて、昨日の続きのかけ算九九について。
九九の学習は2年生の後半から始まる。まずは2のだんや5のだんなど、覚えやすいところから。だんだん後半の方になってくると7、8、9のだんは苦戦する子が続出。

しかも九九は1種類ではない。ひとつのだんにつき、3種類ある。
それが、上がり九九(◯×1から順番に言うこと)、下がり九九(◯×9から順番に言うこと)、バラ九九(ランダムに言うこと)である。
その九九をなんとか覚えるために、いろいろな方法を使う。
学校では休み時間もひたすら九九の練習になる。例えば、教室のドアに九九表をはって唱えてから教室に入る。(言えないとなかなか入れない)
九九の歌で覚える。(気になる方はYouTubeでどんな歌か検索してみて)カードを使って覚える。

家庭にも練習をお願いする。音読の宿題と一緒にやったり、お風呂やトイレで唱えたり…。

上がり九九や下がり九九までは担任もなんとか聞けるのだか、30人近くの九九を聞くのはかなり大変。そこでバラ九九は校長先生の出番。全ての上がり九九と下がり九九をクリアすると校長先生にバラ九九を聞いてもらえる。
学校によっては高学年のお兄さんお姉さんが、九九を聞いてくれることも。

そんなこんなで2年生が終わる頃には九九がスラスラと言えるようになる。

算数の最初の難関、かけ算九九。毎年の風物詩である。

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