晴天の迷いクジラ

デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた―。(あらすじより)
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。。。重いです。
すごく、色んな事が重いんですけど、、、これね、このクジラを見に来た所で出逢う、おばあちゃんがいるんですけどね、、、。
私、いつも、思うんですけどね、皆それぞれ、すごく辛くて死んじゃいたいぐらいの悩みや苦しみがあったり、人それぞれあるんだからって、思ってみたりしても、戦争の怖さ、苦しみ、憎しみ、悲しみを知ってる人には敵わないんですよ。。。
でも、、、それ以上の苦しみなんてもうないって思っていたおばあちゃんでも、大切な人に自ら命を絶たれた事は、、、それ以上なんですよね。。。
そんな苦しみ乗り越えれないんですよ。
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落ちる時、落ちなかったから、自ら命を絶とうとした3人。
でも、しっかり落ちたから生きる道を見つける事が出来た3人。
それが、ラストに繋がる事でした。
人は、自分の感情を見ないフリしちゃ、イケナイんですよ。
明るい小説ではないけれど、明るい先が見える小説でした。
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もう、今日は、飲みながら最後読んでましたからね、意味不明ですね(笑)

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