砂糖まど

アニメ批評と個人的なエッセイ

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寄稿記録

文学フリマ東京36(2023/5/21) 『もにも~ど』|「物語」から少し離れてーー羽川翼をめぐって 『Blue Lose Vol.3 特集:10年代』 「断ち切る」力と「繋ぐ」力 クトリ・ノタ・セニオリスの笑みについて 文学フリマ大阪11(2023/9/10) 『脱輪 テーマ=みじめさ』|ノスタルジーの行方 『雲のむこう、約束の場所』論 文学フリマ東京37(2023/11/11) 『ブラインド Vol.1 特集:リコリスリコイル & まちカドまぞく』|主宰、編集

    • 『NEEDY GIRL OVERDOSE』と、オタク

      今更説明が必要か分からないが『NEEDY GIRL OVERDOSE』というのはにゃるらというサブカルインターネットインフルエンサーが作ったインディーゲームである。メンヘラ彼女の「あめちゃん」を1ヶ月で100万人登録者「超てんちゃん」にすることを目標に、プレイヤーはあめちゃんと協力しながら人気配信者を目指す。 だが、『NEEDY GIRL OVERDOSE』の核となっているのが上記のような説明ではないことはなんとなくわかると思う。『NEEDY GIRL OVERDOSE』に

      • 『もにも~ど』ボツ原稿 :「物語」の否定 羽川翼について

        前書き この文章について 以下の文章は東京文学フリマ36にて配布されたシャフト批評同人誌『もにも~ど』に掲載された評論「「物語」から少し離れて――羽川翼をめぐって」の初稿であり、僕がボツにした文章です。書き上げた時は文章のクオリティーに納得がいかず結果全て書き直したので最終稿とは全く違うものになっていますが、一応初めて書いたアニメ批評だし、頑張って書いたので供養も兼ねて公開します。『もにも~ど』が手元にある人は読み比べてみても面白いかもしれません。 本編 「物語」の否定 羽

        • 個人的なこと。vol.2 アニメ批評同人誌を作るよ(計画中)/『シン・仮面ライダー』雑感/逆流性食道炎になったらラーメンが食べられなくなった

          アニメ批評同人誌を作るよ(計画中)同人誌を作ります。アニメ批評合同誌です。 詳しい告知や寄稿の案内はもう少ししたらだせると思うのでここでは述べませんが、企画した経緯を簡単に言うと、今、アニメ批評同人誌というのは、割といい感じに空席になっているように思うからです。 例えば、この写真は僕が去年の11月文フリで買った同人誌たちです。 この中でアニメ批評を中心に扱っているのは『アニバタvol.13』と『second after vol.4』、かなり贔屓目に見て『蠟梅学園中等部一

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        • 『NEEDY GIRL OVERDOSE』と、オタク

        • 『もにも~ど』ボツ原稿 :「物語」の否定 羽川翼について

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        • 個人的なこと。
          2本

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          個人的なこと。vol.1 キドナプキディング リコリコとポスト日常系など

          キドナプキディング思い返してみると、僕が戯言シリーズを読み始めたのは確か高校三年生の秋ぐらいだったはずで、受験勉強という現実から逃避するために前から好きだった西尾維新のデビュー作を読んでみるか、と思いなんとなく近所のブックオフにあった『クビキリサイクル』を読み始めたところ一気にハマって二ヶ月ぐらい勉強もそこそこに『ネコソギラジカル 下』まで読み切った覚えがある。結果としては現実逃避には成功し受験には失敗した。 なので17年ぶりに戯言シリーズの続きである『キドナプキディング』

          個人的なこと。vol.1 キドナプキディング リコリコとポスト日常系など

          凍結!!

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          NTR漫画の間男はなぜ目が描かれないのか? NTR BSS あと純愛

          はじめに  「NTR」というジャンルがあります。主人公が彼女をほかの男にとられるというもので、「一部マニアの特殊性癖」を飛び越えdlsiteなどで猛威を振るっています。そこから派生(?)したBSS(ぼくの方がさきに好きだったのに)というのもあります。  僕はNTRが好きで大嫌いです。好きなのは一番抜けるから、大嫌いなのは抜いた後最悪な気分になるからです。この文章はあるNTR漫画にもやもやしていた自分がそのもやもやと向き合う中で出てきた仮説です。なので結論や過程にどのくらい

          NTR漫画の間男はなぜ目が描かれないのか? NTR BSS あと純愛

          エッセイ:『タコピーの原罪』があんましだったはなし

          タコピーの原罪を読み終わった いわゆる家庭崩壊した小学生同士の見ていられない残酷な描写が多くでグロテスクではあったし物語としても色々考えられるとは思うんだけど、正直期待していたよりはあんましだった ただ、それはこの作品がつまらなかったということではない。そうではなくて、僕が想定していた『タコピーの原罪』と実際の作品が乖離していた。なぜ乖離していたかと言うと、それは『タコピーの原罪』がTwitterのネタとして消費されていて僕のイメージがそこによっていたからだと思われる。

          エッセイ:『タコピーの原罪』があんましだったはなし

          楽しいことは既にやり尽くされてしまった気がする

          多分僕だけじゃないと思うんですけど、「ゼロ年代コンプレックス」みたいなのを抱えてる若者オタクって多いと思うんですよね。 別にゼロ年代じゃなくて「90年代コンプレックス」でも「80年代コンプレックス」でもいいんですけど、なんだか今リアルタイムでやってるものより昔のアニメとか音楽とかに傾倒していってしまう現象。昔から繰り返されてることかもしれないけれど、僕の周りであまりにも多いんです。 なんというか、楽しいことは既にやり尽くされてしまった気がする。80年代にガンダムがあって、

          楽しいことは既にやり尽くされてしまった気がする

          対戦よろしくお願いします

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