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インターナショナルスクールの編入の仕方

駐在の辞令がおりて、

さあ、子どもをインターに入れようと、

決心したら、

次にやることは?


編入合格までの道のりをお話しします。



アジア各国を10数年にわたり、駐在しています。
現在も、アジア在住。
4カ国✖️4インター✖️子供2人(男女)➕海外大学進学の経験から、
親目線で、想うところをお伝えします。


自己紹介についつは、”はじめまして”の記事をご覧下さい。


インターナショナルスクールの選び方はこちら。



まずは、
学校のホームページをしっかり読みましょう。

写真から校舎の様子も分かるはずです。
ただし、1番良い写真を使っているんだろうな、
というところは、ちゃんと差し引いて、
見ていきましょう。

ホームページのアドミッションのところから、
必須提出書類などが、分かるはずですので、
準備を始めましょう。

多くの場合、
◉直近3年間の学校の成績表
◉出生証明書
◉パスポート写真ページ
◉健康診断書
◉リコメンデーションレター
などが、必要になります。

日本の学校からインターの場合、
成績表を英語で書いてもらう必要があります。
慣れていない学校だと、時間がかかる場合があるので、早めに依頼しておきます。

また、リコメンデーションレターは、学校の先生に書いて頂きます。
お子様を良く知っている先生、得意教科の先生に、頼んで下さい。
英語が〜と、おっしゃる先生がいらしたら、
まず日本語で書いて頂いて、保護者の方で英訳してから、先生にお戻しして、確認頂くと、スムーズに事が運びます。


書類準備と並行して、
学校のアドミッションにメールを出します。
必要であれば、スクールツアーの希望などを伝えます。

もちろん1校だけでなく、2、3校、同時進行が良いと思います。



編入手続きシーズンはいつ?

どのインターも、毎年2月頃に、在校生に対して、
来学年も在籍するか否かの、アンケート調査を始めます。

来年度の空き具合が、確定すると、次年度の編入合格を出し始めます。

その時期が3月から4月頃でしょうか。

ですから、人気インターに入りたい場合や、
初めてのインターの場合は、
2月から3月中に、書類が揃っていて、
編入検討のリストに載っていることが、大切です。

基本的には、先着順ですが、
◉所在地の自国民より外国人優先。
◉ローカルスクールより他国インターからのスライド優先。
◉英語が出来る子優先。
の傾向があります。

アメリカンスクールに至っては、明確な優先順位があります。
例えば、
①アメリカ大使館員の子女。
②学校に寄付をしているアメリカ企業の駐在員子女
③学校に寄付をしていないアメリカ企業の駐在員子女。
④アメリカ以外の国の駐在員子女。
⑤所在地の生徒。
といった具合です。




アドミッションへの連絡、必要書類準備が出来ると、学校から、面接やテストの連絡がきます。

旦那様の異動前であっても、
可能なら、母子で、学校に出向き、
学校見学と試験を受ける事をおすすめします。

ついでに、家も、下見、内覧をして、通学路などから、コンドの目星をつけておきましょう。


インターへの編入時期は、やはり、
学年始まりの夏休み明けをおすすめします。
他国の駐在員も、ほぼ、この時期に、異動になるので、学校側の手厚いアシストを得られます。

学年が上がると、学期途中での編入は、
断られることもあります。
出席日数など、単位が取れなくなるからだと、
思います。



試験の後、問題がなければ、
直ぐに、編入手続きの連絡が来るでしょう。

登校までに、予防接種など、
計画的に、準備をしてください。

日本の予防接種行政は、遅れているので、
追加で接種しなければいけないのが、
沢山あります。

予防接種手帳の英語版を、
用意しておくと、のちのち、便利です。


さて、肝心の試験は、どんなものか⁉️

スライドの方は、問題ないですが、
初めての編入の方は、不安ですよね。

編入試験は、公開されないので、
具体的には、対策が難しいですが、
編入先の1つ下の学年のカーンアカデミー
などで、英語と数学の準備をするのが良いかと思います。


また、試験結果が、
英語力が足りないので、1-6ヶ月後に、再試験
との回答になることも、あります。

この場合は、不合格…と言う訳ではなく、
英語力さえ上げれば、いれてあげたい。
と言うことです。
ですから、必死に塾や、オンラインで
英語をやるしかないのですが、
その間、通常の学校生活は送れなくなります。

その場合、
①きっぱりと諦め、合格を頂いた他の学校に行く。
②他のインター/日本人学校に行きつつ、英語力を上げ、再試験を狙う。
③学校には行かず、塾で英語力を上げて、再試験を狙う
のどれかを決める必要があります。


なお、日本人学校は、駐在期間中の編入は、
一度まで、と決まっていることが多いので、
注意が必要です。



日本企業は、4月の異動が多いですが、
お子様をインターに通わせたい場合は、
母子は、夏休みの引越しが良いと思います。

異動の内示が、冬あたりに出た段階で、
直ぐに、編入手続きを開始することを、
強くおすすめします。

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