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インターナショナルスクールの選び方


歴史ある老舗インターから、
新設の怪しいインターまで、

規模もカリキュラムも
学費もアカデミックレベルも、
魑魅魍魎、
ごちゃ混ぜなインター界。

その昔、公園の砂場で知り合ったママさんが、
『うちは、インターでぇ…』と言うから、
聞いてみたら、
ただの英語幼稚園で。
それ、インターって言っちゃ混乱するやつ😄と
思ったな〜

ここでは、小学校、中学校、高校と続く
“インター”を前提に、お話させて下さい。




さて、インターの選び方について、
私の私見をお話しします。

選ぶポイントは、
フィロソフィーとアカデミックの二本柱になります。
フィロソフィーについては、皆様、それぞれ親としての想いがおありでしょうから、それを尊重して、選んでいくのが宜しいかと存じます。

ですので、ここでは、アカデミックの方について、
正直にお話ししていきます。

もちろん!
その都市のトップスクールが、
1番いいに決まっています😁
身も蓋もないですね。
でも、真実です。
😅

何故なら、
インターの先生の採用マーケットでは、
その国/都市のトップスクールから、
ふるいにかけられていくからです。

先生の年収は、学校のアカデミックレベルが高いほど、比例して、高くなります。
良い先生を確保する為に、当たり前の競争原理が働きます。

つまり、ざっくり、
老舗で、
学費の高い、
評判の良い、
トップスクールに良い先生が集まり、
それに漏れた先生が、次のランクの学校に就職する。

厳しい現実がそこにあります。

何故、トップスクールか?
大学進学を考えた時に、
海外なら、THやQSの世界大学ランキングで、100位以内、出来れば50位以内、
日本なら、早慶ICU上智(国際)以上を希望した場合、
それ以外の選択肢が想像しにくいからです。

もちろん、地方の公立高校から、
東大合格がたまに出る事もある…ように、
中堅インターからも、優秀な卒業生が出る事も多くあります。
が、進学実績のある高校に入れた方が、より良い環境になることは、明白ですよね。
何故なら環境が人を育てるからです。
それについて、詳しくは↓ご覧下さい。


それを踏まえた上で、

具体的に、以下、ケースに分けて、お話ししていきます。


日本から海外へ。
初めてのインターの場合。

1️⃣幼稚園〜小学5年生のお子様の場合

小学校までのお子様でしたら、
なるべく老舗の、大学進学実績のしっかりしたトップインターへ、先ずはトライしてみて下さい。

小3以下なら、スペースさえあれば、入れるはずです。出願時期、選考基準など、実務的なtipsは、別のnoteに書いていく予定です。(お楽しみに?!😅)

小4〜5は、(インターの中学部は、小5,6から)
小学部の高学年にあたり、ギリギリ入れるか入れないかの境界なので、
教育移住/駐在が決まったら、直ぐに、編入試験の準備をして下さい。(この試験対策なども、別noteで)


また、規模の大きいインターであっても、
ひとクラスは、生徒20人前後で、25人を超えることはありませんが、
もしかしたら、お子様の性格や、通学時間を考えた時に、近くの中規模の、10年から20年くらいの歴史の中堅インターも候補にあがるかもしれません。

その場合は、熱意のあるプリンシパルか、アドミッションの対応はどうか、子供達への手厚いサポートはあるか、卒業試験(IB,A level, AP)のスコア、進学実績が年々伸びているか等、しっかりと確認が必要です。
そして、その場合、中学への進学のタイミングで、老舗トップインターへの転校を検討して下さい。

トップスクールの試験に、不合格の場合は、
中堅インターへ編入することになると思いますが、
その場合は、1-3年で、英語力を、しっかりと伸ばして、トップスクールへの再編入を目標にして、がんばる必要があります。


2️⃣小学6年から中学2年生の場合

この年齢の場合が、1番大変です。
インターの中学部への編入になるかと思われますが、小学部と違い、学年相当の英語力が求められるようになります。

しかし、多くの日本人の駐在員家族の場合、
英語力は、ゼロ
若しくは、インターの幼稚園〜小学低学年レベル
しかありません。

私の肌感で申し上げると、ざっくり、
言語としての英語力だけで切り取ると、
英検二級は、インターの小学校高学年レベル。
英検準一級は、インターの中学校レベル。
英検一級は、高校在学(G9,10)レベル。です。

中学部への編入には、面接と英語、数学のテストが課せられることが多く、
当然、トップスクールには受からないことが多いです。
その場合、中堅、または、新設インターに編入することになります。

せっかくアカデミック的に、偏差値的に、よくできるお子さんであっても、ランゲージバリアのせいで、
レベルを落とさざるを得なくなります。

もちろん、日本でしっかりと英語を勉強されていたお子様は、問題なく合格すると、思います。

また、中学受験を経て、高校入試の心配のないお子様も、また、問題ないと思います。
最初の数年は、一旦、アカデミックなことは、横に置いておいて、軸足をしっかりインターに移して、英語力アップに全力投入すれば、大丈夫です。


考えなければいけないパターンは、
帰国&高校受験が必要で、かつ日本の高校を考えている場合です。

個人的な意見を乱暴に申し上げると、
日本のトップクラスの高校に帰国枠で受験するには、このタイミングのお子様は、インター歴が短すぎて、英語力が足りません。
それなら、日本人学校へ行き、インターは、諦めた方が良いと、考えます。

どうしてインターに行かせたい場合は、以下の2つなら、アリだと思います。

(1)帰国後、日本のインターのハイスクールに編入する。

(2)駐在が終わっても、母子で、高校卒業までインターに残り、大学受験で勝負する。



3️⃣中3以降の場合

中学までに、どれだけ英語を勉強してきたか、
に尽きます。
この年齢ですと、他の国のインターからのスライドや、幼少期にインター経験のあるお子様が多い印象ですが、
英語が大好きだったり、しっかり勉強してきたお子さんは、ひと学年落としたりすることで、入学が許可されることがあります。

このタイミングですと、
まさに、大学進学実績が
大切なポイントになりますから、
確実にトップスクール一択になるかと思います。



インターの選び方。

アカデミック的には、トップスクール一択!
ではありますが、

トップスクールにも、
イギリス系、アメリカ系、IB系とありまして、
さて、どれが良いか?
選ぶ時のポイントは?


続きは、お話、長くなりましたので、
次のnoteにて、お伝えしたいと、
思います。


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