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緩やかな日々

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2023年4月の記事一覧

200話を書いた朝…

200話を書いた朝…

『月と陽のあいだに』の200話を投稿した。
思えば遠くへ来たもんだ。

この物語を書き始めたのは、コロナ禍が始まる前だったと思う。
親友が介護のために郷里に帰っていった。
その彼女にちょっとでも笑って欲しくて、他愛無い物語が生まれた。

もともと彼女以外の人に読んでもらおうとは思っていなかった。
だけど彼女は褒め上手で、喜んでもらえると欲が出た。
もっとあっさり終わるはずだったのに、どんどん長くな

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私はここにいます!

私はここにいます!

「せっかく書いたから、誰かに読んでもらいたいな〜」

そう思ってnoteに書き始めたのが、去年の7月。
最初は、本当に一人でも「知らない誰か」が読んでくれれば嬉しかった。
でも、ちょっとずつ欲が出た。
もっとたくさんの人に読んでもらいたいなあ。

それで読んでもらう努力をしたかと言えば、そうじゃない。
どうして?

だって、怖いじゃない。
「なにこれ?」「下手くそ」「陳腐」なんて言われたらどうしよ

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「たくさん書きなさい」 〜4月1日桜の下で〜

「たくさん書きなさい」 〜4月1日桜の下で〜

うららかなお花見日和。列島のあちこちから、桜満開の便りが届く。
伊豆の雑木林は、柔らかい若葉の色に衣替え。ところどころに淡いピンク色の桜が彩りを添える。

コロナ禍で行われずにいた、桜の下での親睦会。
春の日差しに誘われて出かけた。
今日一番お会いしたかった人は、私の父ほどのお年のKさんだ。

Kさんは、歩き旅の記録や親しい人々を題材にしたエッセイを出版されている。
私にとって一番身近な『物書き』

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