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まだない全部

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全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
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#また明日

記事の目次(2022/11/12更新)

記事の目次(2022/11/12更新)

こんにちは、まだないです。

目次的に、全ての記事を開けるようにリンクにしました。
言葉の印象で開いてもらえたらいいなあと思ったので、本文から一行ぐらいずつ添えてあります。添えてないものはつぶやき記事です。
こういった案内の類の記事をひとつのマガジンにまとめました。こちらもよろしければ御覧になってください。

(2021/7/31追記)
記事が多くなってきたので、100件ごとで分けるか迷ったのです

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なつかしい夢をみた

なつかしい夢をみた

今日は、抱えておくことしかできない日だ。

数日、ちょっと感情が暴発したような夢を続けて見ている。
かなしい、さみしいが身体を満たすとき、安心している。
今のわたしは、「たのしい」でずっと満たせるように、鍛えているところなのだけど。こんな気持ちを、もう書かなくてもいいようにと思っても、どうして書きたくなってしまうんだろう。
夢の気持ちを引きずらなくなることはできるだろうか。

色を心にかざす。「た

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もう少し歩いてみよう。
何かに近づくことができるかもしれないから。
僕たちはただ、他愛無い話を続けてゆくだけだけど。
誰かがどこかで、聞いているのかもしれないから。

温もりが伝わるまで、抱いていよう。

どこかに着くまで、あるいは景色が変わるまで、あるいは、もっと遠くまで歩いて行けると気づくまで、歩いてみよう。

もう少し話していよう。
やっぱり僕は君とだけ話していたいんだと、分かるのならばそのために。

それでもずいぶん歩いたね。
少しは前に進んだのかな。
それとも、同じ道を歩き直す時間だったかな。

僕たちはゆっくり行き先を決める。

なるべくいろんなものを一緒に見よう。
なるべくいろんな場所に、一緒に行こう。

目的を少しずつ思い出してきたんだよ。
そう、ただ歩いていてもいいんだけどね。
ただお話していてもいいんだけど。

「ここ」を通り抜けたかったんだよ。
なるべく、何でもないように、当たり前のような顔をして、ここを通り抜けたかったんだ。

誰のこともおびやかさずに。道を譲ってもらったり、何かを退けたりすることもなく。

僕ひとり分。君ひとり分。
通れたらよかったんだ。

誰かをおびやかしたくないから、僕たちは互いに傷つけあっても一緒に行くことを選んだ。

自分が傷つくのはいい。憶えていられるから。
誰かを傷つけたことに気づけなかったら。
誰かを傷つけたことを忘れてしまったら。
それを恐れるあまり、僕たちは自分の胸に傷を負いすぎていたんだよ。

誰かを傷つけることを、互いにだけ許して過ごした。

自分で自分を癒せることを思い出して、そうしてまた歩き出すのに、どれだけ時間がかかったか、数え出したらまた時間がかかってしまうから、もう行こう。

二人きりでいるよりも、たくさんの声に囲まれたところで過ごす方が、より強く「二人」を感じることもある。
そんな話もいつかしたね。

いつか道が分かれることもあるのかもしれないと、いつまでもその可能性は無くならないのだということは、ずっと分かっているけれど。

一人では通れない道を、二人で通り抜けて。遠くへ行ってしまう前に、何度もこの目で確かめながら。
いずれ同じ行き先を、やっぱり選べたらいいと思う。