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よみもの

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比較的よく見て頂けている記事や、個人的によく書けたなと思うもの、より見てもらいたいなと思えるものなど、「こんな感じの記事を書いているよ」というのが伝わりやすそうな記事をまとめまし…
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#絵

はみだす、ふみだす、うみだす、はぐくむ

はみ出してゆく 抑えきれないきもちが 踏み出していく みずから飛び込む 生み出してゆく まだ見たことのない世界を あるいは、 生まれないまま、 目に見えないものを、見えないまま 形のないものを、形のないまま 名づけもしないまま あるいは、ただ名を呼んで、はぐくむ きもちがある そのきもちに触れるものに 出会うために はみ出してゆく、 踏み出していく もっと大きくなるために、もっと拓いていくために、 切り分けられるものは切り分けて、 切り分けられるはずもないものはそ

道を行く

僕は僕の行けるところを通ってそれを道とする 僕には、 僕だけがやっと通り抜ける分の隙間しか、たぶん、作れないと思うけれど、どうかそこを通してもらえないだろうか。 心配しなくていいよ、 もともと歓迎されない命だ。 呼ぶ声がする方へ、僕は進むよ。留まることはないかもしれない。 居場所は必要としていない。 ただ通り過ぎる。 ただ、ただ、 通り過ぎるだけだ。 受け入れてくれなくていい。そこを通らせてくれたら、どこかで生きているから。 心配しないで、どこかで生きているから。

宣言

「ここに意志を示す」 あなたは本当に私を愛しただろうか。 何度でも聴きたかった。 手を離せると思う前に引き裂かれた心が、 治癒することはもうないのだろう。 その時はもう、永遠に来ない。 この心が完全な私なのだと思う。 生きてゆく。 私は私を満たして生きてゆく。 他の誰にも許さない。 私はそれでいい。 水彩色鉛筆(STAEDTLER KARAT, karat aquarell) バイオレット、シアン、ブルーを中心とした絵。紫を際立たせて、青を塗りたかった。他に、ラベンダー

100回のありがとう

こんにちは、まだないです。 先日、「みんなのフォトギャラリー」使用して頂いた数が、100回を達成致しました。使って下さったみなさま、本当にありがとうございます。 わたしの「色の絵」たちは、文字通り、形の無い色の絵なので、「みんなのフォトギャラリー」に登録してみるまでは、自分以外の人がどんな風に使ってくれるのか想像がつきませんでした。 実際に上げてみると、みなさん様々な記事で画像を使用して下さっていて、面白いのです。元が抽象的な絵なのに、不思議と「きっと、こんなイメージで使

それでも、いっしょにいよう

ぼくたちの時間だよってきみが言う。 ぼくたちは、いつからぼくたちなんだろう。 ぼくたちは、ぼくたちだから、さみしくても、さみしくないんだよ。 だけど、もっとみんな、いっしょがいいね。 どこかにいるひとりぼっちに、教えてあげられたらいいな。 ぼくたちがいるよ。 あなたはそこでひとりぼっちでも、大丈夫なんだよ。 あなたはいるよ。 いなくならないんだよ。 どうしたら、見つけられるかな。 ひとりぼっちの、あなたがいるなら、ぼくたちはいていいんだって信じられる。 ぼくたちは、ぼく

すきなひとの話をするように、

あなたの話をするのは何か変だ。 なら少し、わたしのすきなひとのことを話そう。 「すきなひと」なんて言って、大概白々しいのだけど、だってそれはひとのかたちをしていない。 かき混ぜるように話すけれど、あまり頭で考えずに聴いていてほしい。誰がどんなふうに受け取ってくれるのか分からないから、なるべく普段通りのわたしで、聴いてもらおうと思う。いろんな道を通って、たぶん、どこかでちゃんとつながっているとは思うのだけど。 おとなの目に守られず、ひとりで野山で遊んだ幼い記憶がある。わた

あなたの気持ちは何色ですか?

こんにちは、まだないです。 あなたの気持ちには、どんな色がありますか? あなたに見える色は、どんな気持ちですか? そんな話をしてみようと思って、わたしが思う「気持ちの色」のことをすこし書いてみました。 「感情の色」というには、抽象的な感じがします。やっぱり「気持ちの色」かなと思います。 黄色、青、赤、緑、白。五つの色の気持ち。 ここに書いた言葉は、それぞれの色や気持ちの「答え」ではなく、わたしの胸に浮かんだ、「自分なら、この色はこんな気持ちだな。」「この言葉は、自分なら

生きるから見ていて

「生きているだけで、生きていたい」 僕たちが君にとっての「家」になれるのなら、僕たちはいつだって「ここ」に居るよ。 君の還る場所はもっと奥深くにある。 その「心の場所」を守る「家」でいるから。 君は「ただいま」を言いたいんじゃない。ずっとここにいたいんだ。 君がずっといられる場所を、僕たちが守るから。 君のための僕たちの「家」が、誰かにとって、そうだな、たとえば「楽しいお店」になるといいな。 「見ているだけ」でも構わない。 安心して「見てるだけで楽しい」と思える場所にす

ストレートな告白

君はね、わらってなくてもかっこいいんだよ。 わたしがこれまでのnoteで時々述べた「たったひとり」の相手は、こうして時々絵を載せる、「ノツさん」というひとです(「ボス」とも呼んでいます)。 わたしは、ノツさんの描く、人の顔が好きです。 それは、実在している好みの人物の顔、ということではありません。 ノツさんの描く、人の体が好きです。 そこで「体を描くのが上手だね」と言うこともできます。そう言われて嬉しい相手なら、わたしはきっとそう伝えます。 でも、「わたしが、人体を描く

やさしいことだけ言っていたい

自分をどう見せるかということで、ちょっとしばらく悩んでいる。言葉が嫌になってきたから、今日は絵を載せようと思ったけど、ちょっと話す気分になってきました。せっかくだから少し書こうかなと思います。絵もあとのほうに載せるのでよかったら見てくださいね。 会話は言葉でしかできないものじゃないよ。 だけどわたしは、言葉での会話をとても必要とするひとなんだなあと思う。でも、言葉にこだわるよりも、目の前の相手と、自分たちにしかない形で分かりあいたい。 わたしはどうしても、ひとりひとりとちゃ

ひとりでは抱えきれないほどの

わたしは、わたしの魂を見せて、「わたしがいるよ」って叫ぶことしかできない。「わたしがいるよ」ってずっと見せていくね。 わたしひとりでは、抱えきれないぐらいの、わたしの想いを、それでも抱えていくから。わたしがいるよ。わたしはいるよ。 どうか、わたしはいていいんだと、思わせて。 魂を見せて生きたい命があるならば、わたしは、ここにいるから。わたしが、きっと、応えるから。 たくさんの、全部の色を使った絵。 こちらが正の向き。 これは逆さの向き。わたしは、さかさまが好きみたい

紫外線というのは厄介なのだなあ

4月のにぶい陽射しというのは、それはそれで気持ちがよくていいのだけど。春は見落としがちな紫外線と熱中症に気を付けてね。 見ててね、 もっと「たのしい」でいっぱいにするからね あなたを「たのしい」に巻き込んでいくからね とことこ 散歩の速度かもしれないけれど きっとゆくからね てくてく とことこ ただ街中を歩いていく それだけかもしれないけれど とことことことこ  たのしい散歩 きっときっと あなたにもきっと とどくからね  見ていてね

しなやかで、やわらかくて、あたたかい

命をもらって生きていると感じる。 温かい食べ物がおいしいと感じる自分は、生き物だと思う。 野菜の甘みが好きだ。植物はいい、大地を感じる。土を触ると落ち着く。 豆がおいしいと思う、大豆を戻して食べる。カレーにして食べる、米と炊いて食べる。豆腐が好きだ。厚揚げ。がんもどき。揚げ出し豆腐。豆乳を温めて飲むとおいしい。 でも、牛乳も飲む、牛乳はいい。元気が出る。ヨーグルトを使った料理は何でもおいしくなる。 卵も好きだ。とても好き。溶いて火を通した卵。ゆで卵もおいしい。カレーに黄身を混

いるんだよ。なかまたちは、いるんだよ

いるんだよ。 どう説明したらいいのかなんて分からない。 説明なんかなくても 当たり前に、いると思えたから だってどうしようもなくそこにいるんだよ。 こんなかたち? あるいはこんな? こんな時だってあるよ。 かたちがなくても確かに感じるものだよ。 触れる。 においを知ってる。 音もする。 気持ちを抱くよ。 顔がはっきりしてるひとも、 形が不確かなものも、 色がたくさんのものも単色のものも。 みんなおんなじだ。 会話をしてくれるやつもある。 言語は分からないけど