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新世界秩序を巡って覇権を争うDS

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は前回お知らせした通り、イスラム過激派を中心とした関係性からほの見えて来る「グレート・リセット」や「新世界秩序」との関連性について考察してみたいと思っています。

今回も長いですので、一気読みがキツイ方は目次を御活用の上、何回かに分けて読んでいただけたら幸いです。


因みに皆さんご承知のこととは思いますが、DSとはディープ・ステートのことです。

他にエスタブリッシュメントとか、グローバルエリートとか言われたりしてますが、具体的には国際金融資本やネオコン、欧米の王侯貴族やフリーメーソンと言った秘密結社の総称…限定しすぎないので便利な言葉です。(世の中には特定し過ぎると不都合なこともあるでしょうしね。)

因みにトランプ前大統領はロックフェラー(と民主党や民主党支持のネオコンなんか)を指してDSと言っていたと、近現代史研究家の林千勝先生は仰っています。

そして今回の内容に入るその前に、ちょっとだけ前回の復習です。

下図がガザ-イスラエル戦争に名前が出てきている、イスラム過激派側の組織や国との主な相関図になります。

詳細は前回記事を読んでいただくとして、
今回焦点を当てて考えたいのは、実はハマスというよりもムスリム同胞団→イスラム国の流れの方です。

イスラム聖戦はガザの病院に謝ってミサイルを落としてしまったとされるパレスチナのテロ組織。

以下は前回、脚注の部分で書いたことですが、背景として大きなウェイトを占めている問題だと思いますので、多少の訂正加筆をしつつ、改めてここに記すことにします。

現在「世界政府構想」と呼ばれるものには主に、

⚫️WEF(世界経済フォーラム)が進めているといわれる国家資本主義&全体主義の世界統一政府構想。
現在の「国(国境と国家主権)」は無くなり、国は今の都道府県クラスの立場になり、〇〇連合はそれらを地域ごとに纏める役割をすることになります。→下図「世界政府構想のパターン」参照。
(追補;WEFのシュワブ会長は以前、中国がモデルケースと発言。夏のダボス会議と呼ばれるWEF会議も大連と天津で毎年交互に開催されています。)

⚫️それとは別に国連改革の延長で、国家の主権の一部を世界政府に移譲する世界連邦政府構想(英連邦 or 合衆国型)と言う構想が、あったのです。

日本で言えば江戸時代の幕藩体制みたいなものです。幕府=連邦政府 藩=合衆国の州=今の国家ですね。連合=鎌倉府とか、もしくは関東管領みたいな感じ?(ここだけ室町幕府の世界ですね。)その下に大名(藩)が来る形です。

つまり各国の国境と国家主権は維持されますが、徴税権や安全保障(防衛)面など、世界で共通の問題を抱える分野に関しては、主権が国家から連邦政府に移譲されます。
(徴税権が連邦政府に移譲されることにより、例えばGAFAMの様に世界的大企業が本国では納税していても海外支社がある国には納税していない…と言う様な不公平さは無くなることになります。)

(→昨今はWEFの流れに押されて、国連改革も統一政府方向への改革が各国の議論や承認無しに進められている▶︎WHO;ワクチン政策・昆虫食等はその表れ▶︎けれど、本来はそう言った独裁的なものではなく、民主主義的な過程を尊重した機関への改革を打ち出していました。

本来の形での改革であれば、戦後の日本は事実上米国の植民地状態が続いているので、世界連邦政府が樹立されても、政治的には今と大して変わらない可能性もあったのですが。)
参考資料;【世界連邦運動】モントルー宣言 | 日本プロファイル研究所/JPR

この他に、

⚫️イスラム教で世界を統一し、イスラムによる世界政府を作る「世界イスラム帝国構想」があります。

イスラム国を建国せんと、アルカーイダを破門になったムジャヒディンたちが目指していたのがコレです。

これの元画像にはアラブ連合は含まれていませんでした。元画像が作成された頃は、アラブ諸国は一緒にはならないだろうと言う頭があったのかどうかは分かりませんが、最近はサウジアラビア、エジプト、UAE(アラブ首長国連邦)、エチオピアやイランのBRICS加盟が決まり、少し様子が変わって来ていました。


一方で、アルカーイダは米クリントン財団から資金提供を受けていたとか、CIAや米ネオコンの支援を受けていたと言う話は、陰謀論好きな人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

9.11テロは自作自演だったーーーと言うあの話の裏話にあたる話です。(※1)

ここまでなら、世界政府樹立に向けて、準備段階のひとつとして米国の力を削ぐ動きが始まったのが911テロだった…と言うことになるのかな?と思うのですが、それだけでは済まなかったと言うことなんでしょう。

つまり、「その先のサプライズ」が出てきてしまった。

それが今回のハマスのイスラエル攻撃の問題にも影響を与えている可能性があるのでは無いか?と言うことなのです。


イスラム過激派の自我の目覚めだったIS=イスラム国?


アルカーイダと違って、ムジャヒディン(イスラム国)やハマスは多くの国(アラブ諸国も)が、テロ組織認定しています。

ここから先は私の推測にしか過ぎませんが、
米DSにとって、アルカーイダを使って米国を衰退化させることは、世界政府樹立の為には必要なプロセスだったのでしょう。(→米国一強状態の是正。)

だから米国民主党系のDSは(クリントン財団やそれに連なるネオコンなどの資金流入…仮にこの説が事実だとするならば)、裏でアルカーイダの資金援助をしていたのでしょう。

でも、その情報を共有していたアルカーイダのメンバーの中に、「そんなことを英米ユダヤにさせられるか!俺たちムスリムがイスラム教の旗の下にそれをやるんだ!」と勝手に飛び出す輩が出てきて、IS=イスラム国を造ってしまった。

つまり彼ら(アルカーイダから飛び出した連中)がやったことは、米DSから見たら「余計な動き」で「やり過ぎ」だったのでしょう。だからシリアとイラクのISは壊滅させられたのでは…?

彼らを管理し切れなかったからなのか、アルカーイダの司令官だったビン・ラディンも国際指名犯となり、最後は米軍特殊部隊によって消されましたね。

そしてその壊滅させられたアルカーイダの残党はアフリカのボコ・ハラムなどのアフリカのイスラム過激派の支持を得てアフリカのサヘル地域(内乱状態のスーダン等がある地域)に移り、現在はそこで活動をしているのだそうです。

そのアフリカに移動して活動しているISの残党などのイスラム過激派組織と、アフリカ諸国の政府と協力して戦っていたのが、ロシアのかつてプーチンの料理人と言われ、先頃暗殺されたプリゴジンが率いるワグネル・グループだったのです。

一言で言ってしまえば、世界のグローバリストは世界政府樹立にはやぶさかでないものの、常識的に考えればそれを「イスラム教で成し遂げる」ことに賛成している人は恐らくいないでしょう。

「無宗教」にするか「全ての宗教を包摂」するか?そのどちらかでなければ世界政府構想の現実化が難しいのは、誰が考えてみても明白なのですから。

ガザ-イスラエル戦争は厄介者には共倒れしてもらおうと言うDS上層部の計画なのか?


ところがネタニヤフ首相の様な筋金入りの極右ユダヤ人やイスラム原理主義者にはこれが受け入れられない。どちらも、相手を叩き潰したいと思っているからです。

どの道、世界政府樹立を目論む勢力から見れば、彼らは互いに「障害」になっていることには違いないのです。

サウジアラビアやエジプトの現政権は、異なる宗教の他の国々とも話し合いで歩み寄ることは可能でしょうが、極右ユダヤ人やイスラム過激派はそうでは無いからです。

“世界政府を構想している勢力のお偉方=DSの上層部が、「だったらお前ら、自分たちで納得行くまで戦ってみろよ」と匙を投げるふりして、まさか共倒れしてもらおうとか考えてないよね…?

だからプリゴジンは消える必要があった?
イスラム過激派の相手をイスラエル(ネタニヤフ首相)にやらせる為に?”

…なんて、
フッと、そんなことを思ったのです。


もし私のその直感や推測が当たっていたとしたら、ガザ-イスラエル戦争は間違いなく「仕組まれた戦争」でしょう。

それがいつ計画として決定されたものなのかはわかりませんが、これもグレートリセットの一環の茶番劇のひとつである可能性があります。

一般国民の暮らしや命を犠牲にした茶番など、いい加減にしろ!としか思えないですけどね。

仮にその推測が現実のものだとしたら、何でこんなことが出来てしまうのか…。


ネガティブな意識が導く先は


前回も書いたことなのだけれど、自分が否定したい相手は、自分が認めたくない自分の負の部分を相手に投影して見ているーーーこれを心理学ではシャドー(影)と表現するわけですが、

特定の人を強烈に否定する、何なら相手の存在を消そうとしたがる人と言うのは、実際には自己否定的な感情が強い(コンプレックスが強いとか、何らかの理由で自分なんて生まれて来なければ良かったのに…と思っている)可能性があります。

ですから心理学的には、
「ユダヤを殲滅する」も「イスラムを殲滅する」も同じなのです。

そう思い合ってる時点で、お互い似たもの同士なのですから。
(成り行き場イスラム側に焦点を当てて書いていますが、ユダヤ人にも世界から迫害を受けて来た歴史がありますから、一部の人にそれが民族的トラウマとして残り、その行動や思考に影響を与えていたとしても不思議はないのです。
ユダヤ側に焦点を当てた記事は「経過報告①〜④」をご覧ください。記事の最後にリンクを貼ってあります。)

その似た者同士で殲滅作戦し合うなら、どうぞ御勝手に…なんだけれど、実際にそう言う人(国)がことを起こそうとなると無辜の市民を巻き込んでしまうことになる。。。

ご当人同士は護られて優雅に暮らしてたりするけど、本来なら関係の無い無辜の市民の方が大きな犠牲を負わされることになるのが、なんだかなあ…とモヤモヤした気持ちになるわけなのです。

いや、そう言うことは当人同士でやってくれよ…と。一般の市民を巻き込むな、と。

そう言うことを平気でやれてしまってる時点で、精神レベルというか、魂のレベルが未熟なんですよね。(世間的には人としての感情が無いとか、悪い物に取り憑かれてるなんて表現する人が多いかもですが。)

仏教で言うところの六道のうちの餓鬼道、畜生道に生きてる魂ですよ。

せめて修羅道(競争社会に生きる魂)に昇華してくれれば良いのですが、優劣を競うだけでは不満で、相手の生きる世界(宗教)を否定し、消し去りたい人たちなんですものね。

救いがないから、戦わせて共倒れさせるしか無い…DS上層部がそう思ったとしても無理は無いのかも知れないけれど、一般市民を巻き込んでしまうわけだから、それってなんだかなあ…とも思ってしまうのです。

他に、どうにかならなかったのか。
何の罪もない一般の人々を巻き込まずに済む方法は無かったのか。

相手の立場や状態を考えてお互いがお互いを思いやり歩み寄ることが、彼らにとって何故こんなにも難しいのか。

昔はキリスト教圏よりもイスラム教圏の方が、異教徒に対しては寛容で、多くのユダヤ人がイスラム教圏の国…即ちアラブの国々に逃れ暮らしていた時代だってあったのに。

英国の三枚舌外交がそれを壊してしまいましたね。その最大の理由は三枚舌外交の一枚、サイクス・ピコ協定にあると言われているようです。

何故なら

アラブ側の中にはフサイン=マクマホン協定でのアラブの独立はイラクを含めたアラブ統一独立国家を模索しており、英仏勢力圏下でそれぞれ独立するとは考えていない者もいた。

三枚舌外交|Wikipediaより引用


からで、サイクス・ピコ協定はこれを否定するものだったからです。しかもサイクス・ピコ協定は密約でした。

サイクス・ピコ協定を知らなかったアラブ人もユダヤ人も、当時は一定数が過度な「期待」を抱いたらしいですね。
(ある意味ではこのサイクス・ピコ協定が、「世界イスラム帝国構想」の種を蒔くことになった?)

そして英国のパレスチナでのイスラエル建国支持(バルフォア宣言)とフサイン=マクマホン協定も矛盾していると受け取られる内容でした。

だからロシア革命で革命政府側から協定の存在を暴露されたことで、アラブもユダヤも英国に騙されたと感じたようです。

その後ユダヤ(イスラエル)は英国とはパートナーシップを築いているけれど、アラブと英国は一部の国を除いて亀裂が生じてしまっていますね。

もともとキリスト教圏の国々ほどは悪くは無かったアラブとユダヤの関係に、英国の三枚舌外交が原因で亀裂が入ってしまい、今に続くパレスチナ問題の遠因となってしまったのだそうです。


共存の道を閉ざしたのは誰か


イスラエルで最も右翼寄りの政権になったと言われるイスラエル現政権のネタニヤフ首相ですが、調べてみると過去にはイスラエルとパレスチナの共存(相互に国家承認)を提案していたこともあるみたいなので、何故その路線が堅持されなかったのか不思議です。

(因みにネタニヤフ首相はその経歴を見ると、完全にDS側の人間ではあります。)

パレスチナ問題をWikipediaで調べてみると、パレスチナ自治区にはハマスが支配するガザ地区と、伝統的にパレスチナを統治して来たファタハが支配するヨルダン川西岸地区に分かれています。

イスラエルとの和解を妨害しているのは、ハマスらしい。ハマスはCIAが作ったとか、モサド(イスラエルのCIAに相当する機関)が育てた…と言う説もあり、こうした情報からはハマスもアルカーイダと同じニオイがしてきませんか。

その一方で、ハマスに武器支援をしていたのはロシアだと言う情報が出て来ました。

と言うことはハマスから押収された北朝鮮製の弾薬等は、ロシア経由でハマスに渡ったと言うことになるんですかね。

この図を見る限りイスラエルとハマスの仲介が出来るのはロシアで、ロシアもそれを提案していた様ですが、残念なことに国連はそれを否決してしまっています。


一方ハマスとは対立しているパレスチナのファタハとイスラエル労働党は共に欧州型中道左派社会民主主義政党の国際組織である社会主義インターナショナルに加盟しているのだそうです。

つまり和解の為のパイプは、パレスチナとイスラエルの場合には、中道左派の政党にあると言うことです。(イスラエルは今右翼政権なので、機能し辛いのかも知れません。)

イスラエルの人もパレスチナの人も、一般の人々はお互いの国を認め合い、平和的に共存することを望んでいるのです。

それを前に進めるのを妨害して、壊している大元は、戦争屋と言われるネオコンです。CIAなども広い意味ではここにカテゴライズされます。
そしてそこではユダヤ系米国人が大きな影響力を発揮しています。

なので、冒頭にも書いた通り、トランプ前大統領はロックフェラー&民主党のユダヤ系ネオコン勢やジョージ・ソロスをDSと呼んで、批難していたんですね。
(そこには同じユダヤ・マネーのロスチャイルド系列は含まれていません。今や戦争の仕掛け人はソロスやロックフェラー、クリントン財団など米国民主党支持系の金融資本と軍産複合体とも言われるネオコンが主体なのです。)

この不幸なマトリックスから抜け出すには、彼らDSが対立や分断を煽ることで紛争や戦争を起こし、際限なく武器で儲けようとしていることに気付き、彼らの挑発や煽りに乗らない様に、しっかり地に足を着けて行く必要があります。

戦争屋にとって支配層(上級国民)の不正や汚職・癒着は、庶民の不満を煽り、紛争や革命を起こす大義を作る為に必要なエサなのです。

国民が不満や抗議の意志表示をしても、支配層(上級国民)がそうした不正や汚職・癒着を辞めないのは、

当事者である彼らが一種の依存症状態に陥っているからだけではなくて、自分らの商売の利益の為に争いを起こしたいからなのです。
(内戦・戦争・クーデターや革命、形はなんでも良いのです。武器が売れれば彼らは儲かるのですから。)
そうやって執拗に金儲けしようとしているのです。

一つ一つは地域紛争や国内事情による内戦かもしれませんが、大きく観れば戦争屋(主に米ネオコン)が、世界の覇権争いを自らの商売の為に利用していると言うわけです。

これは前回もしつこく書いて来たことなので、前回の記事を読んでくださった方には、分かり過ぎるほど分かっていらっしゃることではないでしょうか。

彼らの分断工作には乗らない!
まずは自分でそう決めることが大事です。

ホメイニ師の著書の一節を、もう一度ここに再掲しておきます。

〉イランの場合、「無謀な支出」と「絶え間ない横領」に苦しんでおり、海外から「援助または融資を要求する」ことを余儀なくされ、したがって「アメリカとイギリスに服従する」〉

〉イギリスの帝国主義者は300年以上前に東洋の国々に侵入した。これらの国のあらゆる側面に精通しているため、彼らはそれらを支配するための精巧な計画を立てました。〉

イギリス人に加えて、ユダヤ人がいます。

〉最初から、イスラム教の歴史的運動はユダヤ人と戦わなければなりませんでした。なぜなら、最初に反イスラムプロパガンダを確立し、様々な策略に従事したのは彼らであり、ご覧のとおり、この活動は現在まで続いているからです。〉

ホメイニ著「イスラム統治体制(法学者の統治論)」|Wikipedia(英語版→機械翻訳による)より引用

この様に“からくりが分かっている”なら「ゼロか百か」「白か黒か」「敵か味方か」などの二元論の対立構造で物事を考え、行動してはいけません。

それこそが『悪い方のDS』が自らの利益を追求する為に仕掛けた「分断工作」にハマってしまう要因になるからです。

ところがホメイニ師も含めて、イスラムでは「目には眼を、歯には歯を」の影響なのか、どうも二元論の対立構造でイスラム vs ユダヤの関係を捉えて、そこから抜け出せないでいる。

多かれ少なかれホメイニ師の影響を受けているであろうイスラム原理主義や過激派組織は、反シオニズム・反米英を掲げている時点で、悪い方のDSが仕掛けた罠に自らハマり、その境遇に拘泥してしまっているのに、それに気付けないから、結果的に彼らが反発しているはずの米英のDSの思惑通りに動かされてしまうのです。

米英のDSにコントロールされたく無いなら、彼らの仕掛ける分断工作にわざわざ自分たちから突っ込んで行くような真似をしなければ良いのに。

勧善懲悪の紋切り型で物事を考えるのは楽かも知れませんが、それで問題が解決出来るほど世界は単純では無いのですから。

発展途上国とマルクス主義


今回調べてみて面白いと思ったのは、アラブ諸国や南米など、国をまとめて行く為にカリスマの強権的な支配力を必要とする国や地域では意外と共産主義やマルクス主義が支持されており、イスラム原理主義過激派と呼ばれるテロ組織の中にも、そうした思想の支持や影響された組織があるらしいことです。

確かに国を纏めるのに強権的な支配力を必要とする国や地域が、国民の「平等」「公平」を求めるとなると、(王侯貴族が共産党幹部に置き換わっただけの独裁政治形態である)共産主義思想に乗っかる方が政治的には手っ取り早いと言うか、合理的なんでしょうね。

ただ共産主義国は、強権的に国を纏めることは出来たとしても、経済的には発展しないと言う現実もあります。

それに気付いた中露は、経済力を求めて共産主義から全体主義的な国家資本主義に切り替えて行くことになりました。

が、実際には習近平の方は毛沢東時代に戻りたいみたいな感じですよね。日本や東南アジアの国々を飲み込んで領土的には明の時代の栄光を取り戻し、政治的には文化大革命の時代に逆戻りしたい…とか、共産主義の下で中華思想と反欧米主義と“鎖国志向”が合わさるとこう言う思考・行動形態になるんですかねえ…。

いや、あくまでも個人的な感想でしか無いんですけど、案外キンペーは欧米と正面から対峙したく無くて、でも引き篭もろうにも中国には資源が無いから、過去に属国や朝貢国の関係だった国を侵略して自分の支配下に置き、その状態で欧米を排除して、本当は(引きこもって=鎖国して)距離置きたいのかな…?なんて感じたんですけどね。

仮にそうだとしたら、その気持ちは分からないでも無いけど、

そもそもアジアの国々を自分の支配下に起き、あわよくば侵略して、その国の資源や技術・学術的な資産を横取りして自分のものにしてしまおうなどと言う「中華思想」的な強欲さと狡さ、そんな、まるで「海賊」のようなならず者国家としての在り方なんぞとは訣別して、

日本を始めとする他のアジアの国々と、お互いに対等な立場で手を取り合い協力して行こうと言う在り方を選択していれば、今みたいに追い詰められた状況にはなってなかったはずなんですけどね。

要はそう言うならず者国家的な発想や欲を、「悪い方のDS」から上手く利用された結果が、「台湾有事を煽られ」と言った今の状態に繋がっているわけですよ。

大体中国共産党自体がヤクザと言うかマフィア的な手法や在り方でゲリラ戦で権力を掌握して、第二次世界大戦直後に北京から国民党政府を台湾に追い出した過去がありますしね。

とは言え国内がなかなか纏まらない国にとっては共産主義はそれなりに魅力的で、ジハード(聖戦-元々は努力義務ほどの意味)に暴力の使用を否定しないイスラム教と、世界を変える為に暴力革命を志向する共産主義には親和性もあるのでしょう。

ですが、その共産主義はアラブが敵視しているユダヤ・マネーによって作られたものである(カール・マルクスはユダヤ人)と言う皮肉…!

彼ら反シオニズムでは一致しているイスラム原理主義者や過激派の連中は、そのことを知っているのでしょうか?

とは言えイエス・キリスト自身はそもそもがユダヤ教徒で、彼が属していたクムラン教団(「死海文書」(※2)の著者とする説がある)は集団で社会主義的な生活を送っていた可能性があると言います。

そしてイスラム教はキリスト教と違って、イエスを救世主メシアと見做してはいないけれど、預言者のひとりとしては認めているのです。

彼ら古代ユダヤ人が理想としていた王様(王国)は、後から作られた思想の共産主義ではなく、むしろ日本の「シラス」に近いものだったと言う説があります。
(ジャン=ジャック・ルソーは「シラス」のことは知らなかったと思うけれど、その著書「社会契約論」の中で、シラスに似た様な統治の在り方を「君民共治」と言う言葉で表しており、君民共治が理想だけれど、それが実現不可能だから共産主義〜と言う様なことを書いているそうです。)

日本ではさらに神道以前の古代、(一説には一万年以上続いたとも言われる)縄文時代には、遺跡から出土した遺体に剣や矢尻などによるケガの跡が見られないーーーつまり大陸から大挙して人が押し寄せるまでは、日本の縄文人は争いの無い平和な世界を営んで暮らしていたのだとも言われています。

そう言えばイエス・キリストも博愛を謳う非暴力の人でしたね。

そのキリストが何故「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出せ」と言ったのか。

聞く所によるとユダヤ教の律法(トーラー、旧約聖書・主にモーセ五書を指す。)も、イスラムに負けず劣らず、なかなかに好戦的な内容なのだとか。(キリストの教えは、好戦的だと言うトーラー=旧約聖書とは、対象的に見えます。)

となると、解釈は色々あると思いますが、もうひとつの有名なキリストの教えである「汝の敵を愛せ」と合わせて考えると、

・敵対する相手を理解して、受け止めてあげることの大切さ。

・不幸な出来事があった時、(相手の事情を理解することで)相手の痛みを共有し、赦すことの大切さ。

を教えようとしていたのではないか?とも思えます。

ユダヤ教の多くのラビが、その好戦的な部分を薄める解釈をしてきたらしいのですが、キリストもそこは同じ問題を感じていたのでは無いでしょうか?

ただキリストは薄めるのでは無く、かなり思い切ったことをしたと言うことになるのかしら?

日本人の感覚で言い直すと、双方が理解し合えた時点で「不幸な過去は水に流す」ことにしましょう、って感じですかね?

とは言え経済発展状況も国情も違う国々に、ましてやこの地球上に紛争を抱えている地域があるにもかかわらず、多種多様な国々の意志を反映させることなく、一部の担当者だけで物事を一律に進めている今のWEFとWHOのやり方は(政府関係者では無いにも関わらず、)事実上の内政干渉と独裁政治状態であり、

世界の民主主義国の人々の反感や反発を買うのは当然のことなので、各国から選挙で選ばれた担当者の議論と採決を経ないで一方的に内政干渉的な方針を決めてしまう今のやり方は、やめるべきだと思いますけどね。


遠い中東の話より、足元の日本⁈
日本人は選挙でこれを実践しよう


と言うわけで翻ってみて現代の我が日本ですが、日本は一応成熟した「民主主義」の国です。(ただし西洋で意味するところのそれとは少々違っていて、風変わりかも知れませんが。)

これまでに書いて来たことはDS側の行動のテンプレでもあるので、その基本的パターンは日本や東アジア情勢にも通じています。

ですから、私たちは世界に「暴力に頼らずとも、世界は変えて行ける」ことを実証する為に、まずは自分たちの足元から…と言うことで、私たち日本人は選挙権をキチンと行使する必要があります。

古い政党や古参の議員も信頼できる党や人なら良いですが、そうで無いなら「新しい政党や議員を育てる」と言う視点を持って人や党を選び、投票しましょう。

実は2009年の自民党から民主党への政権交代時に、日本は一度それをやっているのですが、残念ながら選ばれた民主党には国民の期待に応えられるほどの国家観と実力がありませんでした。

今度はあの時の様な間違いを犯さない様にするためにも、まず(今なら増税メガネへの不信感などがキッカケでも良いから)政治や選挙に関心を持つこと。

そして誰に投票したら良いのか調べることを通じて、学び、学んだことを投票に活かすこと。

それを選挙のたびに繰り返すことが政治家や官僚の行動をチェック(監視)し、政治家や政党を育てて行くことに繋がるのです。

政治家や官僚がしっかりしていたら、日本の利益を守る為に他国や国際組織との調整もちゃんとやってくれているはずなのです。

でもその為には、国民が自国の政治家や官僚がやっていることを、キチンと監視して行くことが必要なのですが、投票率が低いと言うことは、その国民のチェック機能が働いていないと言うことになるのです。(国民自ら手離している。)
国民の監視の目があると思えば、通常は滅多なことは出来ません。

不正も汚職も利権のことばかり考えて国民の方を見ない政治家ばかりになってしまったのも、

(キツい言い方かも知れないけれど)日本の国民が政治家や政治の世界を(政治に関心を持たないことによって)、国民の為でなく自分の利益のために働く様に育ててしまっている側面があるわけです。

ですから国政選挙は勿論のこと、地方選挙であっても必ず自分の1票を投じましょう。

世界がきな臭くなって終末論を煽るような情報が多く流れていますが、私たち庶民が出来ることは、様々なメディアで声をあげ、選挙権をしっかり行使して行くことです。

私は日本には「武力に頼らずとも世界は変えられる」を実証していく使命と責任があると思っています。

そしてその為に、声を上げる際に気をつけて欲しいことがあります。

それは特定の政治家や省庁に罵声を浴びせるような批判をする“ネガティヴ・キャンペーンやネガティヴ・アクション”では無く、(※3)

こう言う政策をやって欲しい(しましょう)、こう言う日本を作って欲しい(作りましょう)と主張する“ポジティブ・キャンペーンやポジティブ・アクション”の方が好ましいのです。

批判や不満は彼ら悪いDSにとって、分断工作に使える将来の飯のタネなのです。(人々の負の念がエサになって肥えるなんて、まさに悪魔ですね。)

だからこそDSと対峙して行くには、彼らの分断工作には乗らずに、無闇に暴力的な行動に訴えないようにすることが大事なのです。

調子に乗って第三次世界大戦に発展させようとしているかの様に見える戦争屋こと悪魂米DSを利するのが嫌なら、分断工作に乗せられて有事に発展させるのは、何としても阻止しなければ意味がないのです。

つまり挑発に乗って、批判をエスカレートさせ武力に訴え事件や紛争を起こすのは、戦争や紛争の仕掛け人に対する「利敵行為」になるのだと言うことに気付いて欲しいのです。

これはガザ-イスラエル戦争にも言えることです。裏の意図はどうであれ、金儲けに目が眩んだ連中が正当に商売するだけでは飽き足らず、(もっともらしい理由をつけて)争いや流行り病を仕組んで、人工的に引き起こすことで必要以上に儲けているのです。

ですから第三次世界大戦などが噂される今、ネガティヴ・ワードによるネガティヴ・アクションは出来るだけ避けること。

日本語には「言霊」と言う言葉と概念がありますから、これの意図するところは皆さんも十分にご理解頂けることと思います。

使う言葉を意識して選ぶことで、潜在意識へのインプットもし易くなります。
潜在意識に肯定的なイメージを刷り込むことは、ポジティブな引き寄せをし易くする為にも欠かせません。(→イメージトレーニング)

良い未来を引き寄せる


例えばコロナ禍のマスク不足時もそうなんですが、日本人の思考回路として「無いのなら、(自作できるものは)作れば良い」と言うのがあると思います。

そのパターンで自民党に絶望していても、政治の世界でも新興政党がいくつか出て来ていますから、そこから私たち国民が信頼できる政党や議員を作れば(育てれば)良いのです。

そうした信頼出来る政治家やその下で働く官僚が、国政や対外関係を担うようになったら、日本はどう変わるか?
またそうした政治家や官僚の相手をした外国の政治家や官僚はどのような影響を受ける可能性があるか?

ポジティブな未来をイメージングしてみましょう。

イメージ・トレーニングは細部に至るまで具体的にありありと思い描ければ思い描けるほど、現実化し易いと言われています。

きな臭い報道や情報が多い中、ネガティヴなイメージに翻弄されて流されてしまうのでは無く、常にポジティブなイメージで上書きすることを忘れないで下さい。
(自分の頭の中でそれが出来る人はそのままでも良いですが、自分の頭の中だけでは出来ない人はネガティヴな情報に接したら、過去情報でも良いからポジティブな情報にも接してバランスを取りましょう。)

第三次世界大戦に発展するかもしれないから、備蓄しましょうとか備えましょう…では無くて、
(日本は自然災害大国なんだから、普段から災害に備えてりゃ良い話。戦争に備える必要は無い。)
↑既に諦めてる。ネガティヴ状態。

第三次世界大戦に発展するのを防ぐ為に、どうしたら良いか考えましょう!とか、〇〇しましょう!が、今必要なんでしょ?
↑まだ結果を出すことを諦めていない。努力は報われることを信じて居られるポジティブ状態。

災害対策というものは押し並べてそういうものかもしれないけど、
「大難を小難に、小難を無難に。」はが基本。
でも諦めて手放してしまったら、小難にすら出来ないかもしれないんですよ。

何故なら国家や世界の運命は、そこに関わる人間の集合意識に左右されるからです。

戦争屋が世界中で紛争や戦争を次から次へと起こして「儲けたい」と言う欲求のパワーよりも、
「世界中の人々が平和で人間らしい生活が出来るようにしたい」と言う人類の素朴な欲求のパワーの方が勝つように仕向けるのです。

その為にはなるべく多くの人がその想いを共有して、強く念じる(祈る)必要があります。

その際、世界の平和を乱して利益追求に走っている人たちを恨んだり、抹消したいなどとは願わないで下さい。

例えばの話、「選挙に負けて、目が覚めますように」位ならまだいいかも知れませんが「居なくなってしまえ」とか「消えてしまえ」と言うのは、
潜在意識には自他の区別が無いので、それを願ったら「人を呪わば〜」状態になってしまうからです。(それは、いずれブーメランになって自陣に返って来ます。)

可能なら
「彼らは病んでいるから、そう言う行動を取るのだ。彼らの病が癒やされますように。病が癒やされ、そうした行動に耽溺するのがバカらしくなって来て、彼らにも人間的な感情と暮らしが取り戻せますように。」
と思い、願うようにしてください。

(六道輪廻の図の「天道」の部分に小さい字で書かれた説明を読んでみて下さい。不正も見逃され大した苦労もせずにのうのうと生きている様に見える「上級国民」の行き着く先はこれで、彼らの来世は三悪道のどれかです。

ですから、そう言う人たちに対して妬んだり、怒ったりする必要は無いんですね。)

それが難しいなら、せめて彼らに関しては何も反応せず考えないようにして「平和と人間らしい暮らしを取り戻す」欲求だけに意識を集中するようにしてみましょう。

その昔キューバ危機を迎えていた米ソ両国は、核戦争回避の為に、敢えてお互いに関するネガティブな情報(報道)は流さないと言うことを互いにやって、危機を回避したと聞いたことがあります。

これは言論統制が良い形で使われた、非常に稀なケースと言えるでしょう。でも本当に第三次世界大戦を回避したいなら、この史実は示唆を与えてくれていると思いませんか?

イスラム教はイスラムを攻撃してくるものに対して抗戦(ジハードすること)が義務になっていますし、「目には眼を〜」と言う考え方なので、彼らにはこうした意識の自己コントロールは望めない現状があります。

今回のパレスチナ問題も私たち日本人を含め、多くの非イスラムの人たちが、こうした意識を共有し強く念じることが、平和な暮らしに至る道筋へのきっかけを引き寄せてくれることになるのではないでしょうか。

様々な形での自然破壊(中でも戦争は大きな要因のひとつ)で、ガイア(大地母神)は疲弊し泣き叫んでいると言います。最近、異常気象で災害が多いのはそのせいなんだとか。
そう言う地球を浄化し穢れを水に流して癒す力を持っているのは神道以前に存在した古代日本の女神・瀬織津姫命(天照大御神の荒御魂とされる。青い蝶はその化身)ですが、その力を現代に蘇らせガイアを癒せるのは、実は私たち日本人を始めとする地球人類の一人一人の行動と祈りの力なのかも知れませんね。



今回はこれで終わりです。

最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

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次回は最近の世相について思うことなど、つらつらと書いてみたいと思っています。

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【脚注】

※1;下記はとある政治系動画のコメント欄に書き込まれていた内容。こちらで簡潔によく纏められていたのでスクショで貼り付けておきます。
新庄監督の発言についてはhttps://youtu.be/crTTfsqk0W0?si=u6VyQAldkzYGcbp-の最後の3分程度の部分で確認できます。




※3;批判や不満が昂じれば暴力行為に繋がりますが、その状況がさらに悪化して治安が悪化したり市民が暴徒化すること(暴力革命)も戦争屋と言われるような人たちにとっては、等しく金儲けのチャンスなのです。

【参考記事】

【関連記事】

経過報告①
経過報告②
経過報告③
経過報告④
中国共産党とディープチャーチを繋ぐグローバル全体主義(上)


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