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中国共産党とディープチャーチを繋ぐグローバル全体主義(上)



皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

ワクチン後遺症に始まり、ダボス会議での異変、昆虫食の背後にあるもの、コミンテルンと来て、今回は中国共産党とバチカンのディープチャーチとの関係について書いて行きたいと思います。

どれも全てWHO等の国連組織の中国支配やWEF世界経済フォーラム(による世界の全体主義化へ導くアジェンダ)にも関係のある話です。

ところで前々回の記事でしたか。
「昆虫食の背後にあるもの」…で、旧約聖書の記述が書き換えられたと言う指摘があったのをご記憶頂いているでしょうか?

その際、書き換えられた新改訳版の日本語版旧約聖書の背後には、中国共産党の関与が疑われるとの指摘もあることをご紹介してきました。

2年前のスティーブ・バノンのインタビュー記事


今回まず皆様にご紹介するのは、

【EXC - グレートリセット。バノンはヴィガーノ大司教にインタビュー - 「バイデンは救いようのない、中国と共謀した災害だ」】

「War Room」のホストで元ホワイトハウス首席戦略官のスティーブン・K・バノンが(2021年に)行った元駐米教皇大使の大司教カルロ・マリア・ヴィガーノと行ったインタビューの独占記録です。

https://thenationalpulse.com/exclusive/the-great-reset-bannon-vigano-biden/

ヴィガーノ大司教とスティーブ・バノン


カトリック界を震撼させた「ヴィガーノ書簡」についてバノンがヴィガーノ大司教に直接インタビューした回の、バノンが司会を務めている「ウォー・ルーム」と言うネット番組のインタビュー部分の活字版になります。


正直な話、最初にこの記事を読んだときには話の状況の背景や前後関係がよくわからなかったの(1)で、「ふ〜ん、ディープステートだけじゃなくて、ディープチャーチって言うのもあるんだ…」ぐらいの印象しかありませんでした。

でもWEF関係の実態がわかって来ると、なるほどそう言うことだったのか!と腑に落ちる箇所が幾つも出て来ます。

とは言え私は英語は未熟なので、海外記事はもとより英文記事は全て機械翻訳で読んでいます。なので、ネイティブ独特の言い回しや細かいニュアンスは理解出来ていないかも知れません。

どなたか英語に堪能な方がこの記事の原文(上記リンク)を読み、日本語で紹介&解説していただけていたら…とは思うのですが、私も拙いなりに、いくつか日本語や英語の関連記事なども参考にしながら、気になったところを取り上げてご紹介していきたいと思います。

バチカンと中国の密約


バノンはヴィガーノ大司教へのインタビューを、まずこの問いかけから初めています。

〉バノン:このほど、バチカンは中国との陰湿な秘密協定を更新しました。この協定は、マキャリックの支援を受けてベルゴリオ(2)が推進したとあなたが繰り返し非難したものですが、この残忍な共産主義政権との不浄な同盟を弱めるために、大覚醒の「光の子」たちは具体的に何をすることができますか。〉


現教皇フランシスコが行ったことに、「バチカンと中国の和解」と言うものがあります。その際に結ばれた二国間協定があるのですが、この詳細が明らかにされていないのだそうです。

ベネディクト16世の時までは、以下の理由のよりバチカンは中国とは国交を断絶していました。

〉2018年以前は中国側が、中国本土での司教の任命に関する最終権限は中国政府にあると主張していたのに対し、バチカン側はローマ教皇のみが任命権を持つと主張していた。

合意が結ばれたことで、長年にわたったバチカンと中国の緊張状態は解消された。中国とバチカンは1951年、カトリック教会の聖職者を巻き込んだ中国指導者に対する暗殺計画が発覚したことを受け、国交を断絶していた。〉CNN World報道記事より引用


イエズス会出身の初の教皇


現教皇であるフランシスコは、意外かもしれませんがバチカン初のイエズス会出身の教皇です。

イエズス会と言えば日本では戦国時代に日本にキリスト教布教の為に来日したフランシスコ・ザビエルが有名ですが、そのザビエルはイエズス会設立メンバーの7人のうちのひとりです。

イエズス会は当時のスペイン・ポルトガルやバチカンを後ろ盾に、七つの海に出ていき、表向きは布教の為、実質はスペイン・ポルトガルの領土拡大(植民地拡大)の為の露払いの役割を担った、いわばグローバリストの先駆けと言っても良い存在で、カトリックの中では急進改革派で、イデオロギー的には極左に位置すると言われています。

先のバノンの質問にヴィガーノ大司教は

〉ヴィガーノ; 中国共産党の独裁政権は、グローバルなディープステートと同盟を結んでいます。一方では、彼らが共通して持っている目標を一緒に達成できるように、他方では、「グレートリセット」の計画が、国家市場の侵略を始め、世界における中国の経済力を高める機会になっているからです。

中国は、外交政策においてこのプロジェクトを追求すると同時に、毛沢東の専制政治を復活させるための国内計画を進めている。そのためには、宗教(主にカトリック宗教)を解約し、ベルゴリオを精神的指導者とするグローバリスト・イデオロギーが望む普遍的宗教と多くの共通要素を確実に持つ国家の宗教に置き換えることが必要だ。

この地獄のようなプロジェクトにベルゴリオのディープチャーチが加担したことで、中国のカトリック教徒は、教皇庁が自分たちにとって常に存在した、無傷の防御を奪われた。

ベネディクト16世の教皇就任まで、教皇庁は北京独裁政権といかなる協定も結ばず、ローマ教皇は司教任命権、教区統治権を独占していた。

1990年代のビル・クリントン政権当時も、マキャリック前枢機卿はディープチャーチとアメリカのディープステートの接点として、アメリカ政権に代わって中国での政治的ミッションを遂行していたと記憶しています。

そして、ベネディクト16世の辞任に中国が絡んでいるという疑惑は極めて強く、ここ数カ月で明らかになってきた図式と首尾一貫している。…以下略〉
と答えています。

グローバリストに排除された⁈前教皇ベネディクト16世


WEF会長クラウス・シュワブは自ら尊敬する人物としてブラジルのエルデル・カマラ大司教と師であるヘンリー・キッシンジャーの二人を上げています。

このエルデル・カマラ大司教はブラジルに於ける「開放の神学」の立役者のひとりなのですが、大事なのはこの「開放の神学」は日本でも人気のあったヨハネ・パウロ2世や先頃亡くなったベネディクト16世は否定していたという事実です。(彼らはカトリックの中では保守派と言われています。)

にも関わらず、フランシスコ教皇は故カマラ大司教を列聖しました。
(因みにカマラ大司教はブラジル聖公会の所属でした。調べたら、聖公会は英国国教会系列の教会らしいのですが、ご本人の経歴によるものなのか、左傾化が甚だしいですね。)


バノンのインタビューの中でヴィガーノ大司教はベネディクト16世の辞任に中国が深く関与している疑いがあると言っていますが、これはつまり、バチカンの極左勢力にハメられて、辞任に追い込まれた可能性があると言っているのです。


例えて言うなら、今日本で高市早苗経済安全保障大臣が、セキュリティ・クリアランス(平たく言えば、国や企業の中枢にスパイが紛れ込むのを防ぐ為)の法整備を進めようとして、総務省内の郵政族との対立に巻き込まれて、ニセの行政文書問題で野党議員から追及され、辞任に追い込まれそうになっているのと同じでしょう。

日本人学生では無く、外国人留学生(人数が最も多いのは中国人学生)を「宝」と言った岸田首相は、高市早苗大臣は自分の内閣を構成する一員であるにも関わらず、(ライバルを追い出すチャンスとばかりに)高市大臣を守ろうとはしていない様です。


色々記事を探して読んでみるとローマ・カトリックも共産主義者からの浸透・解体工作を受けていたことが分かります。(長くなるので説明は省きますが)「開放の神学」とは共産主義とキリスト教を融合させたものなのだそうです。

ですからヨハネ・パウロ2世やベネディクト16世は「開放の神学」については否定的立場を取っていた様です。


ですがカトリックの極左イエズス会出身の初の教皇フランシスコは、赤い大司教(Red bishop)と呼ばれるエルデル・カマラを列聖しました。

即ち断行していた中国との国交を回復し、赤い大司教を列聖したのです。

エルデル・カマラの「開放の神学」と「毛沢東礼賛」


そのエルデル・カマラは、もともと親ナチスの活動家だった人で、
下記記事によると

〉エルデル・カマラはその公的生活をプロ・ナチ〔親ナチス〕戦士として始めました。

彼は実際、プリニオ・サルガードによって創設されたプロ・ナチの「Ação Integralista Brasileira(AIB)」の党役員でした。1934年には、カマラ神父は AIB の最高評議会の一員となりました。その二年後には、彼はサルガードの個人秘書になり、そして AIB の書記長になり、ドイツのナチスを模倣した決起集会や準軍事的行進などで主導的役割を果たしました。〉

とあります。

その彼が左傾化したのはブラジルのカトリック・アクションの副会長に任命されたのがきっかけのようです。

そして今回エルデル・カマラに関するコンテンツを探して調べてみて、初めて「統合主義」(3)と言う言葉を知ったのですが、

この統合主義、カトリックや地域・国家によって違いがある様で、ブラジルの統合主義はどうやら人種差別は否定するが、ファシズムであり全体主義的色彩があるイデオロギーらしい。


そしてあろうことかエルデル・カマラは何百万人もの死者を出した「文化革命」の真っ只中に、毛沢東の中国を誉め称えたとも書かれているのです。

ここで遂に、世界経済フォーラム会長のクラウス・シュワブと習近平(只今“毛沢東路線”邁進中)を結ぶ糸が、シュワブが尊敬していると言うエルデル・カマラを通して出て来たわけです。

そしてもうひとつ重要なヒントが出てきました。

このエルデル・カマラの父親はフリーメーソンだったと言うのです。そしてカマラ自身フリーメーソンを公然と称賛していたと言うのです。

一説によるとフリーメーソンのルーツを辿ると「テンプル騎士団」にたどり着くらしいですね。でもこのテンプル騎士団はローマ教皇庁から解散させられていますから、そう言う意味ではカトリックとの間には遺恨があるわけですね。

またフリーメーソンもディープステートを構成する階層(ピラミッド)の中に組み入れられている組織ですから、ここからディープチャーチとは即ちキリスト教(主にカトリック)世界の中のディープステートであると言うことが分かるのです。

実際、今回幾つか引用させていただいたリンクのブログ記事を書いているブロガーの方は自らもクリスチャンなのか、色々なことを詳しく調べておられて勉強になるのですが、そのうちの一つに、「フリーメーソンと共産主義は別のものだが、カトリック教会の破壊を目論んでいると言うことでは協働している」と言うものがあります。


う〜ん、と言うことは…やはり中世にローマ教皇庁とテンプル騎士団間の間で起きた出来事と、その遺恨が影響しているんですかねえ…?

こうしてみると「開放の神学」の背景には、なかなか香ばしい匂いが充満していると言うことが分かるかと思います。


因みに最近のヴィガーノ大司教ですが、コロナやウクライナ戦争はディープステートが仕掛けて起こしたものだと批判しています。
そしてフランシスコ教皇の下、バチカンはロシアとウクライナの調停を試みている様です。

ですが中国も調停に動いていますから、ここでも(良いか悪いかは別として)連動した動きをしているのですね。(次回につづく)

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良かったら、また次回も会いにきて下さいね。


【脚注】

(1)そもそもトランプ前大統領のことですら、大手メディアは在任中からさも悪人であるかの様な捏造報道しかしていません。
ましてや補佐官であったスティーブ・バノンは途中で解任されたこともあり、まともな扱いはされておらず、日本でバチカンのこの様な闇について報道されることもほぼ無い状態でした。
唯一バチカン内の腐敗として「小児性愛」のことが報道されたのみと言っても良いくらいです。

(2)●マキャリック;セオドア・エドガー・マキャリック(Theodore Edgar McCarrick)マキャリック元枢機卿のこと。フランシスコ教皇により、長きにわたる未成年や成人に対する性的不正行為を認定、枢機卿としての職の他、司祭としての資格も剥奪、一切の典礼、宣教活動を禁止する処分を受けた。
 ●ベルゴリオ;ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ(Jorge Mario Bergoglio)フランシスコ教皇の本名。

(3)現代で言うところの「企業社会主義(または公益資本主義)」の考え方に似ているかも知れません。

ですがWEFのやり方を見れば、現代の世界的潮流である「企業社会主義」は、昭和時代の日本(例としてよく持ち出される)のそれに比べると全体主義色が遥かに強いことが分かります。

sdgsや多様化など表面的には体裁の良いことを謳いつつも、彼らの主張の中身には矛盾があり、グローバルエリートは自らの強欲の為に庶民との間を断絶し、極端な男女平等など人間性を破壊する様なことを平気で掲げ、偽善に満ちています。そう言ったところが戦前の統合主義と酷似しているように見えるのです。

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