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世界で今起きてること③中国を取り巻く世界情勢編

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は、中国を取り巻く現代の世界情勢を報道や識者によるネット上の記事等で得られた情報から、色々考察して行こうと思います。

では、早速参りましょ〜!

今後アフリカで中国の影響力が低下することが予測されている


今、中国はアフリカで多大な債務を抱えているそうです。

一時中国のアフリカでの投資攻勢で、日本は影が薄くなったとか、初期の頃はトラブルが多かったけれど最近のアフリカでの(一般庶民の)評価は好意的であると言う報道もされていますが、肝心の中国の懐具合はかなり危機的な状況らしい。

ケニアでの鉄道建設を受注したは良いが、ちゃんと費用が払われるか心配で、中国がケニア政府のネットワークをハッキングした…なんてニュースもありました。

独占:債務の緊張が高まる中、中国のハッカーがケニア政府を攻撃 | ロイター

アフリカ諸国の元々の貧しさ、そこにアフリカの将来の発展を見込んで中国は経済投資したわけですが、コロナ禍による経済低迷やウクライナ紛争による食糧危機が原因で、現状ではアテが外れた状態になっているようです。

中国と言うと日本では、アフリカで投資云々とか景気の良い話ばかり報道されているようなのだけれど、海外報道を観ると相当悪いようですね。

良い大学を卒業しても就職口が無い…と言う経済低迷ぶりはもちろんのこと、(恐らくはロックダウンもきっかけになって?)日本で言うところの「ひきこもり」や「ニート」的な若者〜寝そべり族?〜が大量発生する状況になっているらしい。

Z世代の私が考えた「静かな退職」「寝そべり族」のこと(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

勢いアフリカでの投資額は減って来ているそうで、まあ、早い話がそこにつけ込んだのがマクロン仏大統領(DS)だったと言うことなのでしょう。

え?何言ってるかよく分からない?
大丈夫。次のセクションで御説明しますね。

垣間見えたマクロン(仏ロスチャイルド?)の戦略


マクロンがウクライナ紛争の調停者として中国を持ち上げ(1)、EUは米に追随するなとの主張のもと、EUの欧州委員会委員長ウルスラ・フォン・デア・ライエンと共に仏企業の幹部を連れて訪中したのは記憶に新しいことと思います。

でも考えてみれは、アフリカ諸国って欧州各国の植民地だったわけですよ。欧州にしてみればここ最近はずっと、かつての自分たちの庭先で中国にデカい顔をされ続けて来たわけです。

ところがコロナ禍やそれ以前からあった元々の粉飾決算のメッキが剥がれて来て、中国経済に赤信号が点り出しアフリカへの投資額が減った。

欧州にしてみたらアフリカで巻き返しを図るチャンスだから、どうにかしたい。

EUはアフリカを中国の影響から遠ざけている|ポリティコ

でも植民地時代のしこりや欧米に対する反発があるから、アフリカに直接手を出そうにも上手く行きそうにない。

だったら「アフリカ諸国の人々から好意的に見られている中国を駒に使えば良いじゃ無いか」と目論んだのがマクロンなのではないでしょうか?

欧州だって決して経済情勢が良いわけじゃ無いけど、中国と経済的に協力しあうことで恩を売り、中国が(経済回復して)アフリカで今の地位を維持する為には、仏のご機嫌を取らないといけない様にした(と、推測)。

勿論中国だって欧州には警戒しているでしょうから、マクロンの目論見通り行くかどうかは分かりませんけどね。

でもマクロンの後ろに控えている仏DS…この場合は国際金融資本(ロスチャイルド銀行等)…は、そう言うストーリーを思い描いているのではないでしょうか?

もし中国が強かで、思い通り駒として動いてくれず、かえって自分達にとって脅威となる様なら、資金や投資を引き揚げれば良いだけ。(その時は、それに足る様な事件を仕掛けることもするんでしょうね…きっと。)

波乱含みのBRICs


ウクライナ紛争では情報戦と言うこともあって、本当の戦況はなかなか報道されません。

ただ戦況を分析しているオープンソースでは、どこもウクライナはロシア軍の防衛線を突破出来ていないこと、ウクライナ軍は米国が提供した戦車の15%を失っていることなどを、伝えているそうです。

今後ウクライナ軍が戦況を逆転出来ずにウクライナのNATO加盟に道筋が付かない場合、NATO軍の有志連合の派兵をすることをラスムセン元前事務総長が主張したそうで、第三次世界大戦のきっかけになりかねないと指摘する声があります。

そうなった時に、中国はどうするのか?

そんな中で最近ワグネル(2)の創設者で代表のプリゴジンがロシア軍幹部に反発してモスクワへ進軍し、あわや内戦かと思われたものの、途中で進軍を止め結局一日で収束した(まだ終わって無いと主張する向きもありますが)ことが話題になっていましたが、

もしこれが功を奏してウクライナ紛争が今後停戦に向かう様な事にでもなれば、中国は仲裁の手柄をワグネルに取られる事になります。

今回のプリゴジンの乱でワグネルの拠点はロシアからベラルーシに移されると言うことですが、ベラルーシはロシアの属国みたいなものだと言う話がありますから、大勢において大きな変化は無いのかも知れません。

プリゴジンは粛清されるのでは?と言う見方をする人もいますが、果たしてどうなのでしょうか。プーチンを本当の意味で裏切っているのは誰なのか?

本当の裏切り者は、プーチンにウクライナ侵攻を決断させた人物なのでは…?と思うのですが。

プリゴジンがその役割を果たしていたのか?

それともプリゴジンが批判しているロシア軍の幹部が、プーチンの最終決断に影響を与えたのか。

いったい何方なのでしょうね。

そのプリゴジン率いるワグネルは既にアフリカの紛争地域に入り込んでいて、中国とは将来的に反目し合う可能性もあります。

NATOはウクライナに対して冷静になって来ていると言う見方をする向きがあります。最悪、欧米がウクライナから手を引く可能性があると。

腰砕けで決着がつかないウクライナを手放したあと、どうするつもりなのか。

そうなるとNATOはロシアを抑え込む為に、中国を使おうとする可能性があるでしょう。

何故なら英国同様に仏も、ロシアに対しては基本的には敵対的だと言います。地政学的に日本その他のアジア諸国にとって中国が脅威である様に、欧州にとっての脅威はロシアなのです。

ですから当然NATOは中国同様に、アフリカでロシアに主導権を握られるのは避けたいとも思っているでしょう。

つまりマクロンにとっては(先行きの情勢次第だけれど)、中国への経済協力は一粒で2度美味しい外交戦略なのだと言えます。

ウクライナ紛争を中心に観た相関図

ですが、アフリカで拡大する紛争を巡っての仲裁の動きやそれに伴う駆け引きも、結局裏を覗いて見てみれば、鉱物資源を巡る各国の利権争いなのです。

(問題はここでもアフリカの人々は、世界からの搾取の対象になっているということです。

アフリカにある鉱物資源が、アフリカの人々の生活向上や社会問題の解決の為に使われるのでは無く、欧米各国の金儲けの道具にされている…そこが問題なのでは無いでしょうか。)

そんな中、先にも述べた様に、習近平はマクロンに借りを作ってしまっています。
今後のマクロンの対応次第では、中国やBRICsはその借りの為に分断工作されることになりかねません。

都市伝説レベルの噂では、こうしたネオナチのグループや組織にもDSからの支援があると言われていて、たった1日で収束したとは言えワグネルがこの様な行動を取った事で、中国の先行きが更に不透明化したとも言えそう。

つまり、中国が西側の分断工作に出ている様に、NATOも中国やBRICsの分断を仕掛けている可能性があり、裏で蠢くDSの一部は中露分断の駒として、ワグネルを利用している可能性はないのか?と言う疑問があるのです。

マクロンは中国にお人好しや無知で大企業の幹部を引き連れて訪中したわけでは無く、いざと言うときの為に仏(間接的に欧州も)を有利にする為の火種を撒きに行ったのでしょう。

多分ロシアはそのことに気付いているはず。

だからプーチンもアフリカ支援を打ち出した。万が一、中国が敵側に寝返っても味方の数を減らさずに済む様に。

恐らくは、いや図らずも…かも知れませんがワグネルがその尖兵を担う形になっていたはず。2010年代の半ばからワグネルはアフリカに進出していたようですし、ワグネルの展開先には不安定な政治・経済・社会情勢に加えて天然資源が豊富という共通項があるのだそうです。

ですがこういう地域で中国同様にロシアがアフリカで大きな顔をすることは、米英仏3カ国共に気に入らないでしょう。

最終的に漁夫の利を得るのは何処なのか?

アフリカを中心に観た相関図

こんな中、日本が米中の間で右往左往しているだけなのは情け無い。最低でも米中とは等距離で距離を置いて中立でいるべきだったでしょう。

日本はウクライナ紛争に対しては傍観者でいるべきだったと言う声は根強くあります。防衛装備品の支援などせずに、難民支援に特化すべきだったと。

政治的にはプーチンの影響力は弱体化の一途ですが、経済的には今最も安定しているのは、皮肉なことにロシアなのかも知れません。

中国経済はかなり疲弊していると言われるだけに、いざと言う時にマクロンが差し伸べてくれた手を放して、ロシアとスクラムを組む勇気が習近平にあるか否か。

情勢が判りにくくなっていますが、なんだかんだでNATOもちゃっかり中露の分断を図っているのでしょう。

いずれそう遠く無い未来に、中国もそうした(選択を迫られる様な)岐路に立たされる時がやって来るのかも知れませんね。

NATOと日本


そのマクロンは、東京にNATO連絡事務所を作ることに反対しているけれど、
一部の保守派が言う様にNATO連絡事務所が出来れば、いざという時NATOが助けに来てくれるとは限らないらしい。

NATOに加盟してない国には助けに行けない(ウクライナがこのパターン)と言う規約があるそうです。

NATOに加盟するとなると憲法第9条や、国連の敵国条項がネックになるとのこと。

マクロンの言動に反発する輩は多いけれど、「冷静になれよ」と言ってくれているのだ…と考えた方が良いのでは無いでしょうか。

仏ロスチャイルド家と言えば、その一族の所に麻生元首相のお嬢さんが嫁がれていますし、読売新聞同様にCIAとなんちゃらとか噂されていますが、如何なんですかねー。

龍虎から考える日中関係


詳細においては過去記事の「白紙革命とグレートリセット」をご参照頂きたいのですが、これからの中国は、清朝末期のことを考えても不安定化するのでは?と思います。(今でも十分不安定じゃと言われそうだけど…。)

件のマクロンの言動を捉えて、よく「フランスは親中だから…」と言われるのですが、過去のことはいざ知らず現状はそうとばかりも思えませんね。

それに中国も、拡大路線ばかりで肝心の「人」を大事にしない。

甲斐かいとら」と異名をとり、中国の兵法を好んで実践していたと言われる戦国武将の武田信玄は
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、あだは敵なり」
と和歌を詠んでいます。

これも過去記事の「小麦粉の話」で書いたのですが、甲斐国(今の山梨県と長野県の一部〉は山に囲まれ、その山は鉱山が多く、水は豊富だけれど平地は洪水に襲われ易く、米が育ち難い土地だったそうです。

その為、主食として痩せた土地でも栽培し易い蕎麦や小麦が植えられ、その結果として山梨県の郷土料理「ほうとう」や、長野県の特産品の蕎麦やそれらを使った郷土料理の「おやき」が生まれました。

因みに信玄の時代には、既に「ほうとう」の原型の様な料理は出来ていたと考えられている様です。

が、やはり米が育たない=国が貧しいわけで、それが信玄の領土拡大の動機でもあった様ですが、信玄は私たちが通常イメージする様な「城」は造りませんでした。(3)

歴史に少し詳しい人なら、武田信玄=情報戦=歩き巫女や三つ者(忍者)を想像するかと思いますが、基本的に甲斐国が置かれた状況は中国とよく似ており、信玄の戦い方は中国の兵法を好んだと言われるだけあって、「孫子の兵法」…現代の中国における超限戦に近いものがあります。

そしてお金がないーーー貧しいからこそ城造りにお金を掛けるのでは無く、戦力である領民…人を大事にしていたのです。

出典;Google Earth

ですから信玄にあって、今の中共に無いものーーーそれは「人を大事にする」と言う政治信条でしょう。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

とは、現代語訳すると

人は城であり、人は石垣であり、人は堀である。情けをかけることは味方となり、害を与えれば敵方となる。

と言う意味になりますが、

国連も世界経済フォーラムも中国の影響下にあると言われるだけに、「人を大事にしない」やり方を推し進めていますね。

武田信玄の好敵手で、「越後の龍」と言われていた上杉謙信は義理や道理…今で言うところのルールを重んじ、領土拡大の為の戦は行わなかったと言われています。

国内に問題を抱えており、それどころでは無かったとも言われますが、請われれば助太刀に参戦するなど、現代で言う「集団防衛」とか「軍事同盟」的な考え方も持っていた様です。

今の中共には、このどちらもありません。

逆に日本では、
最終的に武田家は一旦滅亡し(後に大名復帰はならなかったものの、御家再興に。)、
上杉家は幕末まで(藩の貧乏ぶりを揶揄されつつも)大名家として残り続けました。

中国がどうなるかを予測することも大事ですが、私たち日本人もそれに対してどうあるべきか、考える必要があるでしょう。

現代は世界版「関ヶ原」前夜?


因みに上杉氏が藩主を務めた米沢藩は、江戸時代には世間から揶揄されるほど貧乏な藩で有名でしたが、そのきっかけになったのは、

関ヶ原の戦いに敗れて所領を4分の1に削減されたにも関わらず、家臣に暇を出すことをせず、そのまま米沢に連れて来た為、必然的に家臣ひとり当たりの知行高(厳密にはちょっと違うけど、今風に言えばお給料みたいなもの)は低く抑えられてしまったことだと言われています。

そのせいでのちのち上杉家そのものだけでなく、家臣たちひとりひとりの極端な経済的困窮につながったと言われている様ですね。

おまけに寛文4年(1664)四代藩主綱勝公が世継ぎのないまま急死して断絶の危機を迎えましたが、紆余曲折を経て綱憲公が跡継ぎと決まったものの15万石と更に減封されての家名存続。

上杉家は会津120万石(豊臣五大老時代)の八分の一になり、お抱えの下級武士が他藩より多いにも関わらず綱憲以降、金銭感覚・財政感覚の無い藩主の時代が続き、九代藩主重定公の時代には藩財政は破綻寸前の状況になったのだそうです。
(いやいや、これ安倍元首相辞任後の自民党(石高=支持率?)ですか?って話。)

お家滅亡後の武田家の元家臣団の様に、
(信玄が自分が亡き後、武田に何かあった場合は、上杉を頼るよう言い残していたらしい。)

自分たちを頼って来てくれた元名家の家臣団を
リストラしなかったと言いますが、
(義理があったから?)

もう少しやりようが無かったんですかね。
(自民党さん、公明党さんとの連立はどうするつもりなのかな?)

「失敗の日本史」上杉景勝の判断ミスがなければ徳川家康は関ヶ原で負けていた 大局が読めないしくじり大名の末路 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

と言うかそれ以前に…そもそも論で言うと、武家の名門と言うプライドに囚われ、徳川家康が天下統一を目指して大戦を起こそうとしているのに、それを見抜けなかった。
上杉景勝に大局を見る目が無かったから、上杉がそうなったのだと東大教授の本郷和人氏が上の記事で述べられているのですが、

上杉景勝の肖像画。景勝の正室は武田信玄の五女・菊姫。

これを現代に例えると、日本の殆どの政治家や保守派の論客は、今だにGHQを引き摺った世界情勢の見方をしているわけです。

極端な話、米国(ジャパン・ハンドラー)と中国共産党の動きしか見ていない。

でも今「世界経済フォーラム」やそこに集う「グローバル・エリートと呼ばれるDS勢」の何割かと米軍需産業は例えて言うなら、

ロシアーウクライナだけで無く、

米国や中国を駒に使って世界版・天下統一(世界統一政府樹立)を目指して、

天下分け目の大戦を起こすべく、必死になって戦の種を撒いて芽が出やすい場所を探っている状況なわけです。


しかもそう言う人々は、表面上は何を言おうとも世界平和とか人類の幸福や繁栄なんて、これっぽっちも本気では考えていません。
寧ろ自分達に富と権力を集中させようとしているし、その為なら手段を選ばず…なんですよねえ。

日本の政治家は勿論のこと、論客と言われる人たちの中に、今、そう言う目線で世界の動きを観れている人、どれだけいますか?

先のワグネルの一件は、ロシア版「御所巻」としてTwitterで話題になっていた(4)そうです。

巷では戦国武将ゲーム(5)は底堅い人気がありますし、それがきっかけで戦国時代の歴史について学ぶ人も多いと思いますが、今の世界情勢を戦国時代の武将の相関関係になぞらえて分析できている人、どれほどいるのでしょうか?

前にも一度書いたと思いますけど、それが出来なかったら、歴史を学ぶ意味が無いのよ。

なんで歴史を学ぶかと言ったら、
「古きを訪ねて新しきを知る」為なんです。
そう言う思考法を学び、身につける為に歴史の勉強をするのだから。

ただテストでいい点を取る為に、年号と出来事を暗記すれば良いって言うものでは無いのです。

読み書き算数は、実用性から学ぶ意味が分かりやすいので学ぶことを疑問に思う人はいないようですが、
なぜ学ぶのか分からないと思うような教科でも、実は「思考法の訓練」と言う意味において、それぞれ学ぶ意味があるのだそうです。

例えば難しい数学の定理や化学の理論などは、日常で使うことがない為、普通の人は学ぶ意味について疑問に思いがちかも知れません。

けれどもそれらを学ぶことは、物事の起承転結の仕組みや法則を理論的に判断(分析)し、結果の予測や、物事の経緯を整理して説明できる力を養う…などの、思考の訓練になっているのだそうです。

学校での勉強は様々な教科を学ぶことで、あらゆる面において自分の力で物事を考え、判断出来る様にする思考ー考え方や考える力の訓練の為に学ぶのだそうです。

だからテストや通信簿の成績だけが全てでは無いのよ。

如何に学んだか?如何に思考の訓練が出来たか?が社会人になったときに大事になるのです。

アスリートが試合で良いスコアを出すことを目指して訓練や練習するのと同じですよね。鍛えるのが体なのか脳なのかの違いだけで。
アスリートとして結果を出せたか否かに関わらず、そのときの経験がその後の人生を左右したりするでしょう?

歴史を学ぶのも同じことなのです。

今の日本の政治家は「歴史を知らない」人が多いのだそうですが、それでは困りますね。

戦後の歴史教科書に書かれている「戦勝国に都合よく歪曲された歴史」を学んでも「意味は無い」ですから、学校で勉強が出来た出来なかったは関係ないでしょう。

でも政治家を目指す人は、せめて「独学で歴史を学ぶくらいのことはしておいて欲しい」ものです。
ましてや歴史を知らない現役の政治家さんたちには、時間を作って“戦勝国に歪曲されていない日本の歴史”をちゃんと学んで欲しいですね。

もっとも、学んだところでそれを現代社会に応用して考えられるだけの地頭が無ければ、学んでも宝の持ち腐れになるだけかも知れませんが。


今回はこれで終わりです。

最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

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良かったら、また次回も会いにきて下さいね。

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【脚注】

(1)ウクライナ紛争での調停は上手く行っていない様ですが、中国はスーダンやイスラエルとパレスチナの仲介に乗り出すことを表明しており、アフリカ諸国の中では存在感を増し好感度が上がっていると言います。

ただし、ある程度の経済力が無ければこうした立場を続けることは難しい…日本もそうですが、「なぜ国民の暮らしを良くすることをせずに、外国の支援ばかりするのか…?」
いずれ中国国内からそうした反発の声が出て、白紙革命・白髪革命(年金問題での高齢者デモ)のような事態が再三再四起きてもおかしくはありません。

歴史学者のピーター・フランコパンはこう言っています。

〉巨大な帝国は突然、
そこまでプレッシャーがなくても崩壊しうる。
爆発とかビッグバンで崩壊することはないのです。
ローマ帝国だって衰退したのは、ただ物事がだんだん厳しくなったからです。
でも、われわれは帝国について、そんなふうに考えない。
帝国がいかに拡大し、なぜ成功したかに注目しすぎているからです。〉

マクロンが仕掛けた経済協力が、どの程度功を奏するかは分かりませんが、こんな状況でも軍事拡大出来ている→何処が中国に支援しているのか?(例えば先頃プーチンが主催したサンクトペテルブルクで開催された国際経済フォーラム-SPIEFで、習近平はビル・ゲイツと会談していますが、)それが謎を解く鍵になっているのかも知れません。

またそうした西側からの経済支援の使い道が、日本同様に軍事拡大や海外支援用に流れ、国内経済が回復せずに中国国民からの反発が強まったとき…果たして習近平はどうするのでしょうか。

新型コロ第9波が中国国内から始まっているとも言われますし、その状態で新コロ発生源と噂された武漢の研究所のパートナーの仏や、ワクチン投資で有名なビル・ゲイツと未だによろしくやっていると言うことは…下手をすれば中国は勝てないウクライナに代わって、支援を続ける代わりにお前が露を叩けとばかりに、その方向にレールを敷かれてしまうかも知れない。

流石の習近平も今の状況では簡単には足抜け出来ないのでは?と思いますが、それは詰まるところ習近平も結局はミイラ取りがミイラになってしまっているわけで、前からたびたび書いてきたことではありますが、結局は習近平もDSの掌で踊らされてしまっているのでしょう。

(2) プーチンが契約したネオナチの民間軍事会社。因みにネオナチはウクライナ側にもいて、こちらはゼレ政権が軍隊として正式採用している。

(3)言うまでも無く、城(城郭)には砦・要塞の機能や役割もある。

(4)

(5)「信長の野望」「新信長の野望」や「刀剣乱舞」「イケメン戦国」など、男女問わず戦国ものは(幕末ものと並び)一定の人気がある。

【記事中リンク以外の参考コンテンツ】

“親ロシア”広がるアフリカでいま何が?傭兵部隊ワグネルが暗躍? | NHK

安全保障のハイブリッド化(1)注目されるワグネルのアフリカ版図拡大 | 記事一覧 | 国際情報ネットワークIINA 笹川平和財団


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