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転職先を決めるときに確認したいポイントは

転職を決める前に「何のために転職するのか、将来どうなっていたいのか」をよく考える必要があります。(このことは、コラム「転職しようかな?と思った時にまず考えるべきこと」でお伝えしました)

今回はこの2点が明確になった上で、転職先を決めるときに必ず確認したいポイントについてお話していきます。

自分が将来どうなっていたいのかによって、考える転職の方向性が決まりますよね。今回は転職の方向性として、中小企業なのか大企業なのかを例にして進めていきます。

まず、中小企業への転職を検討する場合、必ず確認してもらいたいのは社長(経営者)がどのような人なのかという事です。中小企業は社長(経営者)の価値観で経営方針や風土も変わってきます。

数多くの経営者に依頼されて中小企業の組織改革コンサルティングをしてきた私だからこそ、この重要性を伝えないわけにはいきません。

社長(経営者)が何を大事にしていて、何を目指しているのか。
どういう優先順位で経営を行っているのか、それが会社の方向性や風土に大きく影響を与えますので必ず確認しておく必要があります。

例として、社長(経営者)が年功序列やトップダウンを重視していて、あなたがフレキシブルに働きたいと考えていた場合を考えてみましょう。
この場合、あなたがもしその会社に入社できたとしても、トップダウン型の仕事に閉塞感を感じ後々に齟齬が生まれ仕事に不満を抱く可能性が多いにあります。

逆に、社長(経営者)はフレキシブルに動いてほしいと思っていても、あなたが年功序列や役職などの序列を重視する場合「自分の仕事の確認をしてくれない」「新人なのに何も教えてもらえない」などの不満を感じる可能性もあるのです。

つまり、社長(経営者)の価値観や倫理観、理念に共感できずに入社すると、不満を感じ続けながら仕事をすることになってしまうのです。

次に、大企業への転職を検討する場合です。この場合、確認していただきたいのは組織文化がどのようになっているか、また組織文化はどのようなものかという事です。

もちろん、大企業においても経営者の価値観や考えは、組織の方向性に強い影響を与えので、経営者の考えを理解することは必要です。特に、オーナー経営者、創業経営者の場合は必須です。

ですが、多くの大企業は雇われ社長が多く、また役員任期もそれほど長くないため、経営者の考えよりも組織文化を調べないと企業理解はできません。

組織文化は、社内制度、人事評価、異動配置、事業展開、管理職のマネジメントスタイル、職場でのコミュニケーションなど色々な場面に影響を与えます。組織文化を知るには、企業理念・ミッション・ビジョン・バリュー・行動指針などをまずは調べて理解すること。そして次に、創業から今までの歴史を調べること、事業や人事等に関するニュースで傾向を調べること、元社員や現社員、取引会社などの生の声から情報を見つけ出すことです。


そういった部分を知るためにも必要なのが、転職のプロなのです。


転職のプロは、過去の経験からどのような転職者が求められているのか、どういった人が企業に合うのかを客観的に分析お伝えすることで、双方にミスマッチのない転職を支援することが可能です。

大企業への転職を希望していた方が、将来のことと、転職先(中小企業)の社長(経営者)の考え方に共感し、条件面などを考慮した上で中小企業への転職を行ったことでゆとりのある生活を送ることができるようになったり、将来中小企業へ転職したのちに独立を考えていた方が、中小企業から独立するより大企業での経験を積んでから独立した方が将来的に優位だと判断し、大企業への転職を決められたケースもあります。


「条件がいいから」「待遇がいいから」「とにかく今の仕事を辞めたいから」と、いう理由だけで焦って動き出す前に、必ず一度立ち止まってください。

「何のために転職するのか、将来どうなっていたのか」を確実にしてからでも転職は遅くはありません。悩んだら、まずは転職のプロにご相談ください。


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