自己理解セミナーに参加してみた
先日、八木仁平さんの自己理解プログラムのセミナーに参加した。
きっかけは最近自分についてよくわからなくなってきたからだ。
普段から自己分析をするときは八木さんのyoutubeチャンネルをよく見るのだが、なんせ自分のことになるとめんどくさがってしまうため最初はワクワクしていたワークシートの取り組みもパタンとやらなくなった。
でも最近、自分を見つめる(なければならない)機会が多く、その時に過去していたように自己分析の時間を自然と作っていた。
今回も八木さんのチャンネルを見て、自己理解プログラムって実際どんな感じだろうとHPを確認した時に開催予定のセミナーがあったので早速すぐ予約した。
自己理解セミナーの概要
テーマは「やりたいことの見つけ方 セミナー 天職の見つけ方編」というものだ。
現在私はweb制作会社でwebデザイナーをしている。
この仕事は2年以上続いているし、もっと学びたいこと、やりたいことが想像できるので、自分に合っているということは感じる。
だから天職はこの仕事なのではないか?と思っていたのだが、最近それが揺るがされる出来事が多く、自分が本当にしたいことはなんなのだろうかと見つめ直すことが多かった。
webデザイナーの仕事は自分の本当にやりたいことをやるための手段であるという認識はあるけれど、じゃあ本当にやりたいことってなんなんだろう、という疑問をセミナーで解決できればいいな、と思いつつ参加ボタンを押した。
やりたいことは3つの要素の掛け合わせ
これは八木さんのyoutubeチャンネルでも言っていることなのだが、やりたいことは「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の掛け合わせである。
好きなこと
好きなこととは、自分の興味がある分野のことをいう。
私の場合、
mbti、占い、推し、食べ物、デザイン、インテリアなど色々あるが、
これらの共通点ってなんだろうと考える上でこんな質問があった
「あなたが問題意識を感じるのはなんですか」
これに対して自分は、「自分の苦手なことを苦手だと言えない社会」に対して問題意識を感じる。
つまり、「個性」「個人」に興味があるのかもしれない。
また、やりたいことが見つからない人に対しても問題意識を感じるので、「自己理解」にも興味がある。
実際自分は今まで自己分析をたくさん行なってきたし、mbtiも今や日本でめちゃくちゃ流行っているが、周りの人に広めたのは私が先だと自負しているし、それほど自分の性質に関して興味があると言える。
占いに関しても、言われたことを信じるのではなく、その中で言われたことの最大公約数が自分に起こるできごとや自分の性質であるのではないかと思っている。このような分析が好きなのである。
デザインやインテリアもいわゆる自己表現であり、自分は、「個」「自分」に対して興味があるのだと改めて思った。ただこれはあくまで手段である。
得意なこと
得意なこととは、自然とできて、やっていて苦なく心地よいことである。
得意なことはよく勘違いされやすいが、スキルなどの努力して身につけるものではないということだ。
つまり後天的なものではなく、生まれつきのものである(らしい)。
得意なことを見つける質問の中に、こんなものがある。
「明日仕事を辞めてしまったとして、もっとやりたかったと感じるのはどの部分でしょうか」
それでいうと、仕事の中で分析する場面があればずっと考えてしまうし、他の人にもういいと言われても気になって隠れて検索してしまう。
ただし怖いのが、それが「自分の好きなこと」に対してのみなのである。
それ以外は基本的にどうでもいい。
なので、自分の得意なことは「自分の興味のある分野に対しては分析してしまうこと」といえる(intpぽい)。
またその中で想像力を働かせて要素を組み合わせたりすることは得意である。
デザインで自分が特にできるなと感じるところも、あるものに別の要素を取り入れて1つのものを完成させるという過程である。
0から1を作り出すのは苦手だが、1をアレンジするのは得意である。
大事なこと
大事なこととは、「こんな状態で生きたい」ということ
本当の価値観=人に話した時に全然共感されなくていいことである
おせっかいしてしまうこと
それは、相手が自分が大事にしている価値観を満たすことができず、それを満たそうとすること
この言葉がものすごく記憶に残った
おせっかいとは、結局自分の価値観を満たしている行動になるわけだから、自己満である。
ただおせっかいとは悪い意味ではない。
それを相手が求めていない場所でやると悪になりうるが、求められている場所では感謝される。
例えば私がやってしまうおせっかいの一つに、人のキャリアについてアドバイスしてしまう、ということだ。
具体的には、現状に満足していない人に対して、分析をして現状を変えていく方法を提示するということだ。
いいように見えるアドバイスでも、実際これが悪になったりする。
というのも、その人の話をよくよく聞くとそこまで考えておらず、現状維持でいいとしているからだ。
自分はこれまで前職を1年で退職し、自分の価値観として大事にしている「自由」を求めるため、webデザイナーという道を選んだ。
前職の退職後、スキルがない状態で次にやる仕事を見つけなければならなかったので、営業以外で自分は何ができるかと考えた時に、「webデザイナー」という仕事を知った。
これは前職で自分は一人でもくもくと作業するのが向いているなと思ったのと、好きな時間に好きな場所でできるので、「自由」という価値観を満たすことができると考えたからだ。
そこから自分はwebデザインスクールに通い、3ヶ月でweb業界に転職した。
そこから2年以上続けているわけだが、その中で自分は、自分がだんだん自分のやりたいことができてきていることに気づいた。
今まで苦手なことにも多少向き合ってきたつもりだ。接客が苦手なのにバイトリーダーをやってみたり(意図的ではなく、自分が苦手だという意識から背けていた)、アドリブが必要な営業をやってみたり(アドリブが大の苦手で、しっかり時間をもらって考えて準備しないとだめ)、人にちょうどよく気を使えるように意識したり(意識しないと人に気を使えず、だからといって意識しすぎると空回りする)、苦手なことをたくさん経験してきたからこそ今の自分の得意なことや好きなことに気づけるようになったといっても過言ではない。
またmbtiを知ったことでさらに自分の性質について理解し、今まで自己否定していたものはある意味自分の才能なんだと気づくことができた。
他人と一緒に作業することが苦手、集団行動が苦手→一人で黙々と考えて自己解決ができ、自己問題解決能力が高い
何に対しても意味を見出してしまい、コミュニケーションが取れなかったり、飲み会に参加するのが苦手→自分にとって必要な対人関係を気づくことができ、必要な時以外に悩まないようにできる
好きなものに対して過剰にのめり込む、マルチタスクができない→専門家になれる
まだ上記にはできていない部分もあるが、社会不適合といわれていた自分の性質は、十分活躍していける性質になる。
これまでの経験と自己分析から、自分に向いていない仕事と環境があればなるべく関わらないのがベストだという考えになった。プライベートが充実していればいいという人がよくいるが、自分はプライベートと仕事と切り離せるほど器用ではない。なんなら人生の大半が仕事なのだから、仕事こそ楽しくできるものがいいに決まっている。
実際今の現状に不満があっても、それ自体を「苦手でもやるしかない」「仕事だから割り切る」と言って変えない人が多い。
今までは、自分が大切にしている価値観が他人とは違うな、なんなら自分は社会不適合者だから、私がアドバイスするのはとてもおせっかいなことだな、他人からそんなこと言われたくないよな、と、口出しした後に後悔することが多かった。
今回のセミナーのチャット欄で私は以下のコメントを残した。
セミナーのチャット内のコメントはこのようにスタンプが付いているコメントが少なく、自分がこのようにコメントしていいねを押してもらったことで、他の人が考えていることを言語化できたのだという嬉しさと、意外と自分は今回のセミナーにしっかり参加しており、自己分析もできているのだと感じた。
いいたいこと
「自分が合わせられないのなら自分にあう環境を探せばいい」というマインドになったのはここ最近になってからで、それまでは会社に合わせなければならない、辛くても我慢して頑張って克服しなきゃいけない、そのマインドで生きてきた。
しかし人には努力してもできないことがある。
私はそれに気づかずに苦しんでいる人たちにおせっかいしたい。
おせっかいしたことで自分が後々後悔することが多苦悩んでいたが、それを相手が求めていないのに実行していたので、求められる場所でそれを活かせられればいいと思ればいい。というコメントに残した通り、私は自分のやりたいことで生きていきたいし、そのつもりだ。
それを誰かに直接いうことはまだできないが、こうやって目に触れた人が少しでも共感し、行動に移そうとしたときに、私のおせっかいは悪ではなくなる。
やりたいことは、デザインとかそんなんじゃなくて、「自分を認めてあげる」生き方をしていく、それを伝えていくのが、自分のやりたいこと、自分の人生の意味なのではないかと思った。
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