【映画評詩】「琵琶湖は海よ 琵琶湖は海よ」
はっきり言う
神奈川 埼玉 千葉――
そこに生まれ 代々その地で生きてきた人びと
それらを除けば
みな 東京で暮らせないのである
それら県に住んでいるのは
東京に住めないからなのだ
働く場が東京にありながら
なぜ地獄の通勤通学をする？
東京に住めない者ども
右代表である
埼玉県民たち――埼玉都民だと！？
「お前らは草でも食っていろ！」
そう言い放つ映画だ
前作の破天荒 弾けっぷりを踏襲
続編である本作の舞台は関西
大阪ＶＳ滋賀という図式だ
架空のバトルと現代の埼玉の日常
そっちとあっちの世界を行きつ戻りつ
マルチバース
オスカーを受けた
エブリシング
エブリウェア
オール・アット・ワンス的な映画（笑）
どうにも毒の総量が前作より減っている
大阪がマウントをとり
周辺他府県を下げて下げて描く…
それが弱い印象
もっとえげつのうやってや！
そして
ＧＡＣＫＴ 沖縄生まれ
今回は下がった位置となった
二階堂ふみもウチナーだ
その二人の抱腹絶倒の
オーバーアクションも
ヒロインが杏に代わって薄味だ
しようがない…これでは
頑張って作った面白い映画ではあるが
わざわざカネを出してまで見なくてよい
異様に白いＧＡＣＫＴの歯
藤原紀香 小沢真珠ら
アップに耐えられない女優陣を
見たいなら おススメ
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