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「つくづく思うのは、うちの子どもたちにとっては、このたまプラーザ、美しが丘が故郷なんですよね。」 N35°35'41.87” E139°33’20.81”

街の中の好きな場所を一ヵ所えらぶために、ちょっと前段があります。実はわたし、美しが丘、長いんですよ。1985年。だからもう、32年。LA駐在から帰国して、しばらくしてたまプラーザ団地を社宅として借り上げてもらったんですよね。住んでみたらいい街じゃないですか。それ以来ずっと。サラリーマンって皆さんそうだと思うんですけど、会社と自宅の行き来で、でも週末は、子どもと一生懸命遊ぶ。週末は充実してました。その時代のわたしの思い出深いところは団地の中のドーナツ公園、美しが丘小学校、それと山内公園かな。
12年前に美しが丘ソフトボールクラブに入ったので、美しが丘公園のグラウンドも好きです。わたしは地元住民ということでクラブの代表をしているんですけども、わたしも一プレイヤーとして一緒に、守ったり、走ったり、打ったりしてます。グラウンド運用状況、今日何人集まって天気がどうでとか、気づいたことの報告も担当しています。試合では、ベンチから「がんばれ!」と大声だす係。メンバーは高校生から70何歳。登録メンバーは40数名。土曜日に練習をして、日曜日、試合に出掛ける。青葉区リーグ、市大会、県大会というのがあって、県大会での上位2チームが、その年の全国大会に行くんですよ。ここ10年ぐらいで5回、全国大会に行ってます。滋賀、高知、静岡、金沢、秋田。今までわたしが随行したのはそのうちの3つくらいです。今年は残念ながらもう負けたんで行けないんですけど。うちのチームがほんと恵まれているのは、毎週土曜日美しが丘公園のグラウンドに行けば必ず練習してるということ。メンバーのひとりに、前に美しが丘に住んでたプロ野球ドラフト1位、もう60近いんですけど、今も現役のスコアラーがいるんですよ。そういう人のプレイって全然違うんですよ。プレイの堅実さ、きれいさ、バットスウィングの速さ、そういったところを若い人たちに見てもらいたい。チームの監督や幹部はもう50になるのかな。すごくリーダーシップのある人たちで、地元の健康増進のために来てる人たちのためのプログラムや練習時間を組んだり、もっともっと試合で活躍したいという人のための練習時間を設けて、それぞれハードにやったりソフトにやったり。だからうちのクラブは人気があるんです。今度、グラウンド管理運営委員会の方と相談して、連合自治会共催で9月に中高年のためのソフトボール大会というものを企画しています。

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わたし、一昨年リタイアして、なにかやりたいなと思っていたときに、家内から料理を勧められて、一年半前から男の料理教室に通ってます。そこで、リタイアした男性たちで一緒に楽しもうっていう「ボーイズクラブ」というのがあると聞きまして、三丁目カフェのことを知りました。三丁目カフェでよくイベントを開催している「たまプラ・コネクト」の「シェアカル」で、料理教室だとか書道だとかいっぱい申し込んで、編み物も体験しました。エレクトーンとかは1回で終わっちゃいましたけど。いろんなことやって、いろんな人と知り合いになって。三丁目カフェを中心にして、ここ2年ぐらいの自分の生活が変わってきました。これからの生活も変わっていくと思います。だから、わたしが今一番好きな場所は三丁目カフェですね。すごく感謝してます。そこに集ういろんな方がいらっしゃる、そこを中心にして広がっていく場所。家内は、リタイアしたらもう家に引きこもるんじゃないかと心配してたんですけど、最近ちょっと、あなた出すぎなんじゃない? と言われてしまいまして・・・まあ元気だったらいいんじゃない、とも言ってくれてます。
つくづく思うのは、うちの子どもたちにとっては、このたまプラーザ、美しが丘が故郷なんですよね。おかげさんで、息子たちもお嫁さん連れて遊びにきてくれますし、長男は小学校時代から続けてきた美しが丘盆踊り大会の太鼓を友達と一緒にたたくために、夏祭りには毎年必ず帰ってきます。


たまプラ・コネクト=次世代郊外まちづくりの住民創発プロジェクト。

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原田高雄

インタビュー:2017年 夏

このおはなしは2017年No.004号に収録されています。冊子をご希望のかたはご連絡ください。冊子は無料、送料180円でお送りします(5冊まで送料は同じ)。「街のはなし」プロジェクトを、スキやサポート,snsのフォローなどで応援していただけましたら大変励みになります!どうぞよろしくお願いします。

企画・文・写真: 谷山恭子
編集・校正: 伏見学・街のはなし実行委員会
発刊:街のはなし実行委員会

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