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小学生が小学生の作文を添削したらどうなる?

そう思ったことありません? なので、やってみました!

作文講師のまちか先生です。毎月たくさんの小中学生と作文レッスンしてます♡ 作文教室を立ち上げて12年。いつもはわたしが子ども達の作文に赤ペンを入れますが、それを子ども達にやってもらおう!という取り組みを紹介します。

頑張って書いてえらい♡大好き♡

どんなふうにやろうかな?
素材となる作文はどうしよう。

人によっては、自分の書いたものにあれこれ言われたくない子もいるだろうし。そういう意味では、作文教室のレッスン内で、書いたものを近くの子と交換しての添削アドバイスは危険すぎる。

そこでまちか先生は思いつきました。

うちの子に書いてもらおう!!!

うちの子→長男れいくん(大学生)、長女いっちゃん(高校生)、次女にこちゃん(小学生)。はい、0、1、2です。1、2、3、じゃないところがこだわりです。3人の子どもとわたしの関係性は↓の記事をご覧ください。

(ビジネスでは1→100より、0→1の方がハードル高いですよね。だから個人的に0から始めるマインドが好きなんです)(なんのはなしですか)

早速、うちの子達に相談しました。作文教材作りで大変お世話になっている面々です。いつもありがとう。

私「…というわけで、添削される前提で作文を書いてくれん?」
1「察し。やる方もやられる方も、お互いに知り合いじゃない方がやりやすいだろうしねー」
私「さっすが。話が早いな」
0「せやな。けどなあ、俺が書いてもちょうどいい教材にはならんくね?」
私「おん。それはそう。大学生だしねー」
1「うち、書くよー。ツッコミどころ満載の作文にする?」
私「wwwww いや、そんなオーダーはしないw ごくごく普通に書いていただけるとありがく存じます」
2「書く書く。別に上手じゃなくていいんやろ?」
私「思ったよりみんなノリいいな!?」
全「ママの子ですから(爆笑)」

そこ爆笑するとこなんか…??? まあいいや。

私「ありがとね!お礼はするから!」
1「マジ?じゃ、1文字1円でおこづかいに上乗せして」
私「ちょっと待て。いやもうそれライターの仕事やんwwwwwwwwww」

そんなこんなで我が子を買収しました(言い方)。

小学生の作文を添削してみた小学生の反応

ということで、わたしが主宰している作文教室で、「小学生が書いた作文を添削してみよう」をやってみました。中学生には、ちょっと前まで中学生だった高校1年生いっちゃんの作文を添削してもらったよ!

それが、今月(2024年7月)の取り組みの一つです。

ひとことで言うと、反応が面白い!!! みんな普段、年が近い子の作文に手を入れるって機会ないから、ものすごーく張り切って赤入れてくれるの。

文集に載っているような完璧な作文じゃなくて、生の作文。等身大の文章だから、”完璧”じゃないところがたくさんある。

そこに気付くかな?
ちゃーんと気付くんだな!
客観的な目で見るってすごい!

↓教室で生徒さん達が赤ペン入れてくれたポイントを紹介しますね。

写真はにこちゃん。左利きなんです。

・題名の工夫
・改行の仕方
・書き始めの工夫
・時系列を意識する
・いちばん下のマスに「、」入らなかったとき
・「かぎかっこ」の使い方
・習った漢字は使う
・漢字の使い過ぎは読みにくい
・「ですます」「だである」をそろえる
・意見を言うとき文句みたいにならないようにする
・一文が長い
・途中で何の話か分からなくなる
・当日の話じゃないことが混ざってる
・賛成だけするのつまらない
・反対意見はどうする?
・自分の意見をどこに入れたらいい?
・まとめがもう少し長い方がいい
・話し言葉になってる
・「かぎかっこ」内は方言あってもいい?ダメ?

ざっくり↑あげてみましたが、たくさんの赤ペンが入りました。

自分が書いたものを読み直す=推敲、というプロセスでは、やはり気付きにくいこともあります。自分が書いたものですからね。でも、赤の他人が書いた作文だと、冷静に気付けるものなのです。

わたし自身もライティングの仕事をしていますが、編集さんやディレクターさんの目線でのフィードバックを通して、自分を客観視できたりするから。なるほど!次に生かそう!と思えたりするから。

商業ライティングとは異なりますが、作文教室の生徒さんたちにも客観的に文章を見る機会を作ってよかったなって思います。

添削してみることで客観性が養われます

添削というのは、きっかけの一つです。

いつもは評価される側だったのが、評価する側の視点を持つ。それが、次に自分が作文を書く時にいきてくるんですよね。

あまり聞かない取り組みかもしれませんが、やってみる価値は十分あると感じました♡ (添削される側の気持ちを守る配慮は必須です!!!)

ご興味ある同業者さん、ご連絡ください♪

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