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大学と娘と母

高校1年生の娘は、信じられないぐらい勉強を頑張っている。
小学高学年や中学生では不登校もあり、勉強がわからなくなっていた。
しかし、中学3年生でとある先生に出会い
諦めていた高校入学を果たしたのだ。

私としては、高校に入れただけで御の字だと思っていた。
だって、今まで学校にすらまともに行けなかったのだからね。

そして先日娘は大学に進学したいと話していた。
内容は、とてつもなく高い目標だった。

無論、大学進学には膨大なお金が必要になる。
ましては、県外に行かれた日には…考えただけで恐ろしい。

私はシングルマザーだ。
娘の父親から、養育費をもらっておらず
もちろん大学に行くとしても協力はしてくれないだろう。

そもそも、私は娘の父親を頼るつもりはない。
一馬力でなんとかするつもりだ。

県外の大学に行くとなると
奨学金を使用したとしても
それ以上にたくさんのお金がかかることは
娘もわかっているらしい。
バイトしながら自分もお金を稼ぐとも言っていた。

ママ、〇〇大学受けたいの!
就職したら、ママに恩返しするから、お願い!!

私は否定も肯定もせず
「〇〇が行きたいと思うところに行きなさい」
とだけ伝えた。

”死にたい…”と言って泣いていたあなたが
今は学校に行き、ご飯をおなかいっぱい食べて
私にも優しい言葉を伝えてくれる。

ママは十分恩返し、してもらってるよ。

あと、そうだな。
ママより1日でも長生きしてくれたら
それで良き。

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