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東南アジアの病院に学べること

皆さん、こんにちは。

最近、東南アジアの病院を回る機会があり、色々と見てまわったことがあるのですが、

「私立の病院は、まるでホテル」のようで、少し驚いています。終末期医療を行う施設や長期療養の施設などについて、特に患者さんにリラックスしてもらえるようにという配慮が垣間みられるのです。

日本の病院は、病院の収益の仕組みが固定されているため、どの病院もあまり個性が無いように思えます。もちろん、一部の病院では、リラックスした雰囲気の病室にしていたりと個性がある場合もありますが、ごく少数に留まっているといえます。

しかし、東南アジアや他先進国では、医療の株式会社運営が一部認められてることもあり、例えば、ホテルや不動産業で収益をあげている会社が、病院も運営しているというケースがあるため、「私立の病院は、よくも悪くも個性がある」ようにみえます。

日本の病院で働いていると、特に長期で入院されている方のQOL(クオリティーオブライフ・・生きるうえでの質)が保たれているのかなと思う時があります。

日本の医療機器や医療技術においては、世界屈指なので、医療の質は保たれているのは間違いないけれど、施設の環境はもう少し過ごしやすいよう工夫してもいいかもしれないと思ってしまいます。

日本の病院も赤字だらけなので、そのうち「株式会社化計画」のようなものが医療の面でも本格化する可能性があるかなと思います。

いたずらに、株式会社化して、株主に配慮ばかりした病院施設になり、患者さんはそっちのけ、維持費がかかるような患者さんはお断りになってしまっては、元も子も無いけれど、終末期の医療や長期入院の患者さんが療養できるホテルと病院の間のような施設はあっても良いかもしれないと思うのです。

医療は福祉であり、福祉となると、利益優先では成り立たないので、難しいところですね。

ではでは、今日も素敵な夜をお過ごしくださいませ^^

嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。