「先生」と呼ばれることへの違和感
医者の世界では、患者さんからだけではなく、医者同士でも「先生」と呼び合う。
病院には、数多くの医療従事者が関わっているので、面倒くさいから、ひとくくりに「先生」というのも良いかもしれない。
ただ、私は、この「先生」と呼び合う関係が苦手だ。
個人的な意見だけど、言葉には魔力があるような気がする。
医師や弁護士など、様々な士業や議員なども、「先生」と呼ばれる。
毎日「先生」と言われることで、何か人より偉いような錯覚に陥ってしまうような気がする。
なんだかフレッシュで腰が低そうな青年が、何年も議員をやっていると、数年後になんだかとっても「偉そう」になっていて、がっかりすることがあるが、
この「先生」という言葉を内外から言われ続けるからかもしれない。
言葉の魔力は絶大だ。
「育児休暇」と呼ばれていたものが、最近では、「育児休業」と呼ばれるようになって久しい。「休暇」と聞くだけで、何かとてもリフレッシュしている人のように聞こえてしまうからだろう。
人は、「言葉が持つ意味」を無意識にイメージしてしまうものだ。
誰でも「○○さん」でいいのではないのかな。私はそのほうが嬉しい。
嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。