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里山体験が出来る子供達の「八郷留学」

 茨城県石岡市で友人達と動画撮影のボランティアをしています。その撮影の中で、八郷留学という面白い子供留学プログラムをう実施している原部直輝さんと出会いました。

 石岡市の八郷地区は、北海道の広大な農地を思わせる様な農業と自然の地区です。(しばしばドラマの中で北海道で働くシーンの差し替えでも使われるらしいです。)
そんな八郷地区の外れで、子供達を対象に自然や里山暮らしを体験できる「八郷留学」を行われています。農業の体験や、自炊体験、たき火、裏山を駆け回ったり、ヤギと一緒に草抜きをしたり、八郷名物のイチゴ狩りに行ったり、八郷を満喫しながら、初めて集まる子供同士のコミュニケーションや、自ら新しい遊びや仕事を生み出す体験を八郷留学で味わってもらっています。

 初めは八郷に移住してきた家族が自然と遊ぶ機会が少ないと聞き、自分の八郷の素晴らしい里山を守りたいという考えと、マッチングしないかと考える事から始まったそうです。現在は、筑波大の大学生を始め、地元農家さんなど同世代の若者から、地元住民にも応援していて頂きながら運営しています。

原部君へのインタビュー風景

 原部さんのご両親が、教育者である事も影響しているのでしょう、彼の言葉からは、子供達と学ぶ、作り出すという言葉が多く聞きます。転機にもなった事の一つが、八郷出身の保育士の協力だといいます。保育士をチームに参加させて、子供達とのコミュニケーションの取り方が変わったといいます。(その保育士さんは現在の原部さんの奥様です。)
ここからリピーターが格段に増えていったそうです。

コロナがある程度収まり、留学体験した子供達に「何が面白かった?」と聞くと「人とのふれあい。」という言葉が返ってきたときには、びっくりしたとのこと。

 当初、地元の子供達の利用が多かったのですが、現在はインスタグラムなどSNSの影響で茨城県外からの申込みも多くなっているようです。アメリカからの申込みもあったようです。どんどん参加者が増えています。

インタビューダイジェスト版

インタビュー本編(長いけど面白い!)


 撮影前の打合せ、撮影時、などいくどか原部さんに会い、お話ししました。生い立ちや、今までの仕事のことや留学のことなど。
原部さんの中には明確な里山保全のビジョンがある事、口には出さないが心の中に、計画が多く存在することなどを肌で感じました。成人になって八郷に帰り、会えた人達には八郷地区って面白いと思わせる人と力があったようです。それが彼らが始めた「八郷マルシェ」に繋がり、彼の今の事業に繋がっています。
地元の活発に活動を行っているメンバーとのつながりが、また彼の運営には多くの支えになっている事でしょう。感心することがおおい出会いでした。
おそらく八郷地区の若手リーダーとして街を引っ張っていく存在になると思います。

筑波大学の生徒
雨になり、雨よけしている子供達

2023年7月 梶岡誠生


この記事は「結実計画会議」(A4の4ページの新聞)に掲載されています。その他の記事、またはnoteに記載されていない記事を楽しみたい場合は、https://ketsujitu.glide.page/ の「BackNumbers」から「バックナンバーが欲しい!」をクリックしてフォームで請求ください。時間はかかりますが、送付されます。


「八郷マルシェ」のリンク 


THE SUBSTANCE OF ISHIOKA CITY
僕たちがボランティアで石岡市のがんばっている人達にインタビューしています。

↑この動画がいい!


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