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【音楽家のための相談室】キツイ上司にどう接する??

新年、明けましておめでとうございます。

元旦から能登の地震、そして飛行機事故と大変なことが続いていますね。
このnoteを読んでくださっているみなさまが、ご無事であることを祈るばかりです。

災害や事故が起こった時に陥りやすいのが、自分の無力さを痛感して、軸を失ってしまうことです。


2024年、大変な年になりそうだ...。
どんな年になっていくのだろうか...?
自粛したほうがいいのだろうか...?

などなど。


みなさん、様々な思いを持っていると思います。
私もニュースを見るたびに、被災した方々や事故に巻き込まれた方々の状況はいかばかりかと心が痛みます。


ですが、そんな人の痛みを想像できる感受性の強い方にこそ、自分の芯をブラさないでほしいと思うのです。


まずは自分の軸をブラさずに、

「2024年をどんな一年にしたいか?」

ということに意識を向けていけたなら、

一年後、
2025年を迎えるときの心持ちが違ったものになると思います。



ということで、
本日はいただいたご質問にお答えしていこうと思います。

「キツイ上司にどう接する??」


音楽関係の会社に勤めているAさんからの質問です。

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強く当たってくる会社の上司。

友達や先輩に相談しても
「そういう人ってどこにでもいるよね。」
と言われます。

なぜ、あんなに言葉がキツかったり
態度が嫌な感じなのでしょうか?

どう考え、対処するのが良いのでしょうか?
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この記事を読んで、
強くあたってくる上司への捉え方を変えていただけたら幸いです。


最初にお伝えしたいことは、

『どんな人でも行動の奥には意欲がある!』

ということです。

(いやいや、決して上司を庇っているわけではないですよ...!)


自分にとって
謎の行動をする人っていますよね。

今回の場合は、"強くあたってくるキツイ上司"です。

質問してくれた方が
周りの人に相談すると

「そういう人ってどこにでもいるよね。」
「会社に1人はいるよね。」

という共感の声を
いただいたとのことでした。

ですが、
共感してもらって
嬉しい気持ちもある反面、

しっくりくる対処法がわからず
モヤモヤしていた、とのこと。

確かに、
たまにいますよね。

なんでこの人は
こんなに上から目線なんだろう?

とか

なんでわざわざそんな
キツイ言い方をするんだろう?

もっと普通に説明してくれれば、
こっちだって素直に受け取れるのに...。

なんて思うことが、
もれなく私にもあります。


このような人について
心理学を学んでいくうちに
わかってきたことは、

【どんな人でも奥には何らかの意欲がある】
ということでした。

『言動』とは表面に見えている
その人なりの表現方法。

作曲や演奏と同じで、
自分の思いを表現する方法は
人それぞれです。

そして
その表現の奥には
それぞれが"意図するもの"があります。

それは
"なんのためにその表現をしているのか?"
という『表現の目的』ですね。


"人の言動の意図"

基本的に、
人間の言動の意図は、3種類あります。

『安心したい』
『仲良くしたい』
『自分を認めてほしい(認めたい)』

ほとんどの行動の意図は
このどれかに当てはまります。

なので、

キツイ上司の言動の意図は
どれに当てはまるだろう?

と、想像してみます。


例えば、
いつも感情的に物事を言う
言い方がキツめな上司がいたとします。

その上司の行動の意図を想像してみると、、、

例①:部下に上から目線でものを言うことで、優越感を感じたいのかな?
   =自分に能力があることを認めたいのかな?
   =意図『自分を認めたい』

例②:部下にしっかり指導しているところを一緒に働いている人たちに見せて、「会社に役立つ人間だ」ということを示しているのかな?
   =役立つ人間だということを確認してもらい、自分の居場所があると安心したいのかな?
   =意図『安心したい』

例③:部下にしっかり指導して(キツすぎてるけど)、ちゃんと一人前に育ってもらいたいのかな?
   =もしかして10年後なんかに「あの時は全然使えなくて大変だったけど、お前もキツイ中よく食らいついてきて頑張ったよなぁ」なんて言い合いたいのかな?
   =意図『仲良くしたい』

なんて。

私の勝手な想像ですが、
まぁなくはないかもと思います。


コツは、
「勝手な想像で構いません。」です。

相手に確認なんてしなくていいです。

”可能性”の話で十分です。

全ては自分の捉え方なので、
自分の捉え方が変わり、しっくりくればそれでいいのです。

こんなことを勝手に想像していくと

「あぁ、ただキツイだけの上司だと思っていたけど、何か考えがあるのかもなぁ。」

なんて、少し視野が広がりませんか?

また、それを想像する過程で

「上司にも色々あるのかも」とか
「結構不器用なのかも」とか
「どんな指導を受けてきたのかな?」とか
「どんなことを大切にしているのかな?」とか

疑問が出てくるかもしれません。

そうしたら、
聞けそうな時に聞いてみることもできますよね。

コミュニケーションの極意は、
「まずは相手の話を聴く」ことから始まります。

上司が相手でも同じなんですよね。

(かといって、無理は禁物です!)

ちなみに
強くあたってくる上司がいたら
私はどうするかというと...。

話を聞いてくれそうな雰囲気があれば、
希望を伝えてみるかもしれません。

「もう少し落ち着いた声で話していただけると受け取りやすいです。」

とか。

その時には
「いつもアツくご指導してくださりありがとうございます。」とか
そんな前置きを入れながら。笑

でも、
話してもわかってくれなさそうだなとか
全く隙がないな、とか
もう喋りたくないな、とか思った時は、

すぐ辞めると思います。笑

一刻も早く
上司の顔を見なくていい状態にします。笑


真面目な人は

うまく対応できない自分が悪い
根性がない自分が悪い

なんて、自分に焦点を当てがちですが、

その考えは、危険です。

だって、ただ合ってないだけかもしれません。


例えば、
あなたは本当は自由に駆け回れる馬なのに、
海でイルカに魚の取り方や泳ぎ方を指導されたら…どうでしょう?

馬なら馬らしく草原で駆け回ってください。
草原で自分の馬としての能力を存分に発揮できるようにしてください。

もしかしたらそこでは、
もっと早く走るために毎日努力しなければいけないかもしれません。

うまく獲物を仕留めるように
試行錯誤しなければならないかもしれません。


でも、
海で泳げるようになんて、ならなくていいんです。


もっと自分を活かせる場所があると思います。
もっと心地よく駆け回れる場所があると思います。

これを聞いたあなたは、いかがでしょうか?

ポイントは、
『人の言動の意図は突き詰めれば3つしかない』
ということです。

どんな人でも、行動の奥には意欲がある!

この記事を読んで、
強くあたってくる上司への捉え方が少しでも変わったなら幸いです。


そして
覚えていてほしいことは

「最終的に自分を守れるのは自分しかいない」
ということです。

心の状態を含めて、
自分の心地よさを優先していってほしいと思います。


そんな自分になっていくために
最初にできる簡単なこととして、

まずは、

あなた自身がどんな場所で働きたいか?
どんな人たちに囲まれて過ごしたいか?

そこを言語化してみることをオススメします。

すぐに思い浮かばなければ、今はふんわりでもいいです。

最初に触れた
「2024年をどんな一年にしていきたいか?」
を考えてみるのもいいですね。

自分の未来を考えることこそが、
今の自分の日々の助けになると思います。

それでは、
2024年一発目の記事を
お読みいただきありがとうございました!

本年もどうぞよろしくお願いします!
どうかお元気でお過ごしください。

ではまた♪


実は年女です!
素敵なドラゴンを描いていただいたので、皆様の2024年が素晴らしい一年でありますようにシェア♪

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