見出し画像

演奏家に必須!客席との○○感


先月、
とても嬉しい本番を経験しました。


それは
懇親会の食事中に
サプライズの演奏をする
という企画だったのですが、

私自身
安心感のある会場で

さらに
とても大切に思っている仲間たちへ
向けての演奏、ということで

準備段階から
ワックワクでした♪



それでも
始まる前は

初めて演奏を聴いてもらう、ということに
結構な緊張感があったのですが

演奏し始めたら緊張感は
どこかへいってしまって...。


共演者である
菅井達司さん(作曲家・音楽スクール経営・地域音楽コーディネーター)と

聴いてくれてる人たちの
あたたかい気持ちが伝わってきて、

湧き上がってきた
「幸せだなぁ」という想いを
じんわり味わいながら
演奏させていただきました。

フラットな会場で
お客さんとの距離も数メートルと近い中で
ほんの短い曲を2曲だけ
演奏した時間でしたが

お客さんとの
つながり感を感じながら
演奏できて
すごく幸せな気持ちになれました。


(ちなみに
菅井さんは乃木坂46に
楽曲提供された経験もある作曲家で

現在は自身のスクールで
弾き語りなども教えている
生徒さんへの熱意あふれる音楽家です♪)

終演後、たくさんの拍手を頂きました👏


そんな素敵な経験を
させてもらっている私ですが、、、


以前は
客席で聴いている人たちに

『厳しい目で見られて(聴かれて)
評価されている』

という捉え方をしていました。



そんな中で演奏していたので
本番は"楽しむもの"というよりは
"頑張るもの"という意識でした。


今思えば
"楽しもう!"という
意欲はあったのですが

そもそも"本番を楽しむ"ということは
どういう状態なのか?が
わかっていなかったのです。


そのため
共演者がいても
どこか孤独感を抱えながら
演奏していたように思います。


物理的に音は交わっていても
自分の心までは一つになれていない、
そんな感覚でした。


前日のリハーサル中。



『人から厳しい目で見られている。』


こう感じる時、
実は一番厳しく見ているのは
自分自身の目なんです。

自分が自分のことを
厳しい目で見ているから
周りからもそう見られていると
思い込んでしまうのですよね。



自分に厳しくなってしまった理由は
様々なものがあると思います。



例えば
コンクールや試験などの場面で、先生や審査員から酷評されたことがある、とか。


幼少期にピアノの発表会で舞台から降りた途端、親からビンタをくらった...なんて話もあります。


レッスンでも
厳しい言葉ばかりを言われた、
人格否定のような言葉を言われた...なんてことも。


もちろん、
時には厳しい言葉は必要だと思います。
特にプロを目指す身としては。

ただ、
様々な要素から
それを受け止める心の準備が
できていなかったことで、

過剰な自己否定に繋がってしまう、
ということはあると思います。

("厳しい"と"否定する"は違う、ということも言えますね。)


話を戻すと

以前の私は
演奏する場での"安心感"と
他の演奏者やお客さんとの"つながり感"が
足りていませんでした。



論より証拠、

これらを感じるよう練習し
演奏の仕事に行くようになってから
演奏に対するハードルが
格段に下がったのです。


それだけではなく

人と一緒に演奏する喜び
人前で演奏し聴いてもらえている喜びを
体感できるようになりました。



その最上級の経験が
先月のサプライズの本番で、

自分でも
「こんなに幸せになれるんだ」
と驚きながら

演奏しながら共演者ともお客さんとも
つながれているようなあったかい感覚を
味わうことができました。

聴いてくださっていた方々からも

「感動した」「泣いちゃった」
「生演奏ってこんなにいいものなんだね」

という
とっても嬉しいお言葉を
たくさんいただき、
感無量でございました♪



一時期は
あんなに苦しかった
"演奏する"ということが、
こんなに幸せに感じられる日が来るなんて。


自分との向き合い方を
模索してきてよかった、と
今心から思っています。



今回は
そんな演奏レポートでした♪


小説家・セミナー講師である犬飼ターボさんと♪


私は『人間心理学 センターピース』という
心理学の講座に参加しています。


学び始めて
今年で3年目になり、

公認トレーナーとして
受講生のサポートもさせていただく
ようになりました。


4歳から音楽を始め
ずっと自分に厳しく接してきた私は
心理学を学ぶことで
自分自身との健全な向き合い方を身につけ、

演奏することのみならず
"生きることそのもの"が
以前より格段に
楽しく感じられるようになりました。


長年音楽に携わってきた者として
心理学で学んだこと、身につけたことを

以前の私のように
人知れず苦しみを抱えている
演奏家の方々の
お力になれたら嬉しく思います。


本日もお読みいただき
ありがとうございました♪

では、また♪


サポート頂けましたらとても励みになります! いただいたサポートは今後の音楽業界を元気にしていくための活動に使わせていただきます♪