「いつも何度でも」

ジブリの映画はやっぱり大好き。

私が特に好きなのは、耳をすませば　おもひでぽろぽろ　魔女の宅急便　トトロ
このあたりはほとんど全てのセリフを覚えてるくらい。
ジブリ世代の方々はみんなそうかもしれない。

それからもののけ姫。
一言では語り尽くせないけど、とりあえずアシタカがカッコ良すぎる。

最近また『千と千尋の神隠し』をテレビで観て、やっぱり面白かった。そして改めて歌の素晴らしさを感じた。

死や悲しみを全て優しさで包み込んだような温もりを、演奏、メロディー、歌声全てから感じる。
もう枯れたと思っていた涙が出る。
もしかしてこの歌が表す温もりが生きるということなのかな。

歌の力ってすごいなぁ。

わたしの好きな部分。

かなしみの数を　言い尽くすより
同じくちびるで　そっとうたおう

いつも何度でも / 木村弓

こなごなに砕かれた　鏡の上にも
新しい景色が　映される

いつも何度でも / 木村弓

私は辛いことを今まで吐き出してきた。
心の毒を全部出すかのようにずっと。

でもそうか、それが終わったら、私は歌うこともできるのかもしれない。楽しみや喜びをもっと感じてもいいのかもしれない。
そこからまた、新しい私になっていってもいいのかもしれない。

その新しい自分から見える世界は今までと違っていても。

破壊された世界にも、優しさは、いのちは、残っている。その小さな景色からまた、いつも何度でもやり直すことができる。
苦しいことはたくさんあるし、辛いけど、それだけじゃなくて、きっと楽しいこと嬉しいこともたくさんあって、たくさん感じて良い。歌うこと、好きなことをそっと楽しむ。

そんなふうに優しく生きていけたらいいな。