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セミとブブゼラ マカピーな日々#0843

マカピーです。
「西宮でミンミンゼミ捕まえたらヒーローやで!」と泊りがけで遊びに来たサナエちゃんは言いました。

マカピーの家とお隣のクボタさんの境界にサクラの木があります。実生で育ったものですからソメイヨシノでないのは確かなのですが、相当大きくなってきたのにまだ花をつけていないので種類が分かりません。

そのサクラの木にアブラゼミだのミンミンゼミだのツクツクホウシなどが交互に飛来して樹液を吸って、ラリッテしまったのかとんでもない大音響で鳴き続けるのでした。

それをクーラーなしの我が家では網戸状態ですから、暑さも相まって「ウルサーイ!」と叫びたくなるほどでした。

サナエちゃんが言うように、アブラゼミは沢山見かけますがほかはぐっと少なくなり希少価値が高くなるような気がしてヒグラシが鳴いている最中などは、ソーッと行ってどこの枝にとまっているのか覗くのですがなかなか難しいです。

皆さんは覚えていますでしょうか、2010年サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で騒音問題?となったブブゼラです。

https://www.tdk.com/ja/tech-mag/knowledge/145

もともとは羚羊類の角で吹く楽器(ラッパ)ですが、安価な中国製のプラスチック製品が出回りスタジアム中がブオー!という騒音に包まれたわけなんです。

確かにあれは近くでやられるとウルサイ!



もっとも、2010年はマカピーはザンビアで日本チームを応援していたのと、地元ナショナルチーム『チポロポロ(銅の弾丸)』がアフリカ大会で活躍したのでを応援するので一本のブブゼラを持ってますけど(笑)

で、アフリカ以外のチームから「うるさ過ぎる」と問題視され、テレビ観客のためにフランスの放送局がノイズキャンセリング技術を開発したりといろいろ話題になりました。

マカピーは「日本人は虫の鳴き声を季節の変わり目として音色を楽しむけど、西欧人は雑音にしかとらえていない」と言うような事を聞いた覚えがあります。

ああ、だからブブゼラの音が許せないのかな?

でもマカピーが好きなカルロス・サンタナの曲の中にはイントロでコオロギの鳴き声を入れています。あれってどうなんかな?

まあ、サンタナはメキシコ人だけどラテン系には違いないのだから・・・と雑音説は違うなあって思ったんです。

それからコオロギで思い出したのは北京でのことでした。
皆さんも映画『ラスト・エンペラー』はよくご存じのことと思いますが、マカピーはあのコオロギの容器の意味に引き付けられた一人でした。

それで2000年の11月末に友人のアイリス家族のいる北京へ訪ねて行った際に、二家族で万里の長城へタクシーを走らせた時のことです。

タクシーはフォルクスワーゲンの「サンタナ」で比較的新しいモデルでした。ところが補助席にいるマカピーには、何かねじが緩んだような?妙な音が聞こえてくるのでキョロキョロしたのです。

すると運転手が皮ジャンバーの懐から「これの事か?」とマカピーに竹の筒を出してくれたのです。

ウワー!コオロギの入った容器で彼は懐で温めながらその鳴き声を楽しんでいたのです。

もしかして、コオロギの戦いに闘志を燃やす飼育家だったのかも知れませんが、マカピーは実際にそれを目にすることができて良かったです!

騒音ととらえるか、良い音色ととらえるかは人それぞれなんですよね。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。まだまだ不思議な事はいっぱいある!

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