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内向型のオードリー・ヘプバーン、孤独な時間からエネルギーを得る

外向型が良しとされる社会にあっても、内向型が高いパフォーマンスを発揮して評価を得ることはできる。何とか工夫して輝ける場を見つけ出すことは、簡単ではないが、不可能ではない。


でも、ひどくエネルギーを消耗する。


フリーアドレスという仕切りのない自由席がかつての固定席に取って代わり、多様なメンバーとの活発なディスカッションや協働を絶えず求められる。

耳に入ってくる誰かのウワサ話をサラッと聞き流せず、勝手に心配したり、評価したり、ショックを受けたり。

言葉数こそ少ないけれど、頭と心を絶えずフル回転させ、一日が終わる頃にはぐったりだ。

だから、PCを閉じたらエレベーターに駆け込んで、「閉まる」ボタンを連打する。誰かがグイッと乗り込んでくる前に。


内向型には、ひとりぼっちのエレベーターが必要なのだ。


✴︎ ✴︎ ✴︎


あのオードリー・ヘプバーンは、内向型だった。

どうやって生き残っていたんだろう。あの華やかな舞台で。刺激に溢れすぎている世界で。

その答えを、彼女自身が教えてくれている。

"I’m an introvert… I love being by myself, love being outdoors, love taking a long walk with my dogs and looking at the trees, flowers, the sky"

(私は内向的な人。ひとりでいるのが大好き。外に出るのが大好き。犬と長い時間歩きながら、木々や花、そして空を眺めるのがたまらなく好きなの)

"I have to be alone very often. I’d be quite happy if I spent from Saturday night until Monday morning alone in my apartment. That’s how I refuel"

(私には、一人でいる時間が頻繁に必要なの。土曜の夜から月曜の朝まで、自分のアパートで一人静かに過ごせたらどんなに幸せだろうって思う。だってそれが私のエネルギーの補給方法なんですから)

Audrey Hepburn
オードリー・ヘプバーン

心にスッと入ってくる、素敵な言葉。


別に、人が嫌いなのではない。

別に、変人でもない。

ただ、「エネルギーの補給」が必要なだけなのだ。


だから、ランチの誘いに乗らないことに、引け目を感じる必要なんてない。

エレベーターのボタンを連打することを、恥ずかしく思わなくたっていい。

そして、誰にも邪魔されずにドアを閉めたなら、鏡に映る自分に向かって言ってあげよう。



今日も一日頑張ったじゃん!
よくやったよ!
すごいよ!
さ、エナジーチャージしよっ!



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