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実践型素直

20代の頃「言いそびれた、、」と
思うことが、よくあった。

あの時あの人に、こう言ってもらって
うれしかったのに何も言えなかった、とか

あの時あの人に、あれをしてもらって助かったのに
きちんとお礼が言えなかった、とか。

その時その瞬間、「言うべきこと」が
言えないことが、確かにあった。

どうして言えなかったのか、
今振り返って考えてみると
いろいろな理由は思いつくけれど

やっぱり一番は、
素直さが足りていなかった、に尽きると思う。

当時は、「素直でいることの必要性」を
正しく理解していなかったし、
「素直さの持つ力」を知らなかった。

誰かに「言うべきことを言わない理由」を
頭で考え出した「さまざまな言い訳」で
解消したり、納得したつもりになっていた。

「素直」を頭で理解しようとしても
無理なことなのだと気がついたのは
恥ずかしながら、割と最近で、

そのことに気がついてから、
素直を「やっていく」ようになった。

それでもやっぱり、まだまだまだ未熟で、
今でも「言いそびれる日」がある。

そういう時は、次の日に言うことにしている。

次の日が無理なら、その次の日、
それが無理なら一ヶ月後でもいい。

言うべきことをそのままにするよりも
どんなに遅くても、遅れてもいいから
言うようにしている。

直接言うのが難しければ、手紙でもいい。

きっと、何年先になっても、
感謝の気持ちを伝えられて嫌な人はいないと思うから。

素直になる日を待つよりも、
今、素直を、やっていきたい。


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