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Adventure Journeyの幕開け

2023年4月5日(水)
 朝5:30過ぎに家を出て、セントレア空港へ向かう。
エチオピアへ飛ぼうと決めたのは一昨日。
エチオピアの入国ビザの申請はしたが許可はまだおりてない、
乗り継ぎの空港でビザが必要なのかどうかもちゃんと調べてない、
というかなり破天荒で強行突破の旅が始まった。

1.私について

 私は大学を卒業した後、

公立の小学校教諭として5年勤務

海外協力隊としてエチオピアで活動(職種:小学校教育)

元勤務先の小学校にて1年勤務

中学校に異動し、3年間英語教諭として勤務

2023年3月 退職

…と合計11年、教育現場で働いていました。
子どもたちの成長をすぐ間近で感じられ、またそれに携われること、エネルギーに満ち溢れる彼らと毎日関われることはとても幸せで、この仕事にやりがいを感じていたし、好きな仕事でした。

 けれども、協力隊を終えて帰国してから、ずっと抱いていた

    「エチオピアの良さをもっと日本に広めたい」

という想いを形にしていきたい。
その気持ちもずっと胸の内にあり、消えることはありませんでした。

正職員として教員として働きながらでは、この想いを実現させることは難しい(正職員は副業禁止、そして何より時間が足りない)。
そう考え、退職することを決めたのでした。

2.エチオピアへの思いを形に。【Maaza bunna(マアザブンナ)】としての活動

 さて、エチオピアへの思いを実現させるために私が始めた【Maaza bunna(マアザブンナ)】とはいったい何なのか。以下に、書いていこうと思います。

 先述したように、私は2017年7月~2019年3月まで、海外協力隊としてエチオピアで現地の先生たちと一緒に働いていました。
活動内容は、”図工・体育・音楽などの情操教育を促進させるための教材開発は授業のアイディア共有”で、現地にあるものを使ってできるだけ活動的な授業になるよう、エチオピア人の先生たちと一緒に考えたり、アイディア共有をして実施したりしていくというものでした。

  約2年間、エチオピアで生活する中で、エチオピアの文化やそこにいる人たちが大好きになり、

「エチオピアの良いものを、もっと日本に広めていきたい」

そんな思いが強くなり、帰国後にその思いを形にしようと始めたのが
【Maaza bunna】(以下、Maaza)でした。

3.”Maaza bunna×会社員”という働き方を目指して

 退職を決めたのは2022年の夏くらいでした。これまで安定的に収入を得ていた経験から、
いきなりMaaza一本でやっていこうという勇気がもてなかったこと、
家族や私に周りにいてくれる人に迷惑や心配をかけたくないという思いがあったことから、
2023年4月からは、Wワークが許容してもらえる企業や団体で働きながら、Maazaを少しずつ動かしていこうと考えていました。
 教員として働きながら転職活動をし、いくつか企業や団体を受けていましたが、内定がもらえなかったり、もらっていてもタイミングが合わずに決められなかったりして、結局3月末までに会社員としての仕事を決めることができませんでした。
 そして、2023年4月。世間は”新年度”が始まって目まぐるしく毎日が動いていく中、私には『時間』と『謎の焦燥感』が生まれたのです。

4.自分自身に向き合う時間

 『時間』が生まれたことにより、今後自分がどのようにMaazaを広げていきたいのか、またそのために何をすればいいのかを考えることができました。しかしこの3年間、コロナの影響でエチオピアに行けておらず、現地の様子も見れていない中で、Maazaの今後について考え行動に移すには限界があることも、同時に感じていました。

「とにかく(エチオピアへ)行かなくちゃ!」

「行って、五感で感じて、エチオピア人と話せば、今このモヤっとしたものが晴れるはず…!」

そんな気持ちが日に日に大きくなっていきました。

 また、これまで朝早くから晩まで教師として自分なりに精を出して働いていたのに、新年度が始まってもなお、ゆるっとマイペースに過ごしている自分にやるせなさも感じていました。自分の身近にいる人たちが忙しそうに働いているのが、うらやましくさえ思うほど。

「私は何をしているのだろう」

『謎の焦燥感』を感じていました。

5.考えるより行動

 そんな気持ちが、モヤモヤと私の心の中に渦巻き、
「このまま日本にいたら心が病むのではないか」
とさえ思うようになっていました。

そして、
「そんなことになるくらいなら、たとえ短期間だとしても、エチオピアに行ったほうがいいやん!」
と思いつきと勢い(笑)で、

「明後日からエチオピアに行く!」と決めたのでした。

6.「明後日からエチオピアに行ってきます!」

 決まってしまえば、あとは無事にエチオピアにたどり着けるように準備をするだけ。
急いで航空券を手配し、エチオピアへの入国のビザをオンライン申請するなど、準備を進めていきました。

それにしても、
本当に急だ。
あまりにも急すぎる。
俯瞰して自分自身を見てみると、自分でも驚くほどの急展開っぷりでした。

でも、
「動き出せばなんとかなる。」
そんな予感がしていたのです。

7.出発の朝

そして2023年4月5日の早朝。
今、玄関の扉を開ける。
何が起こるかわからない。
無事にエチオピアに辿り着けるかもわからない。
でも、とりあえず動く。
なんとかなるはずという謎の自信を胸に。


さあ、Adventure Journey の始まりはじまり〜ヾ(*´∀`*)ノ


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