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【旅ログ】サグラダファミリア、バルで昼飲み、削りたて生ハム

自分の世界を広げるために不定期で行く海外旅。
今回は10日間のスペイン・イタリアで、
体験したことや感じたことを記録していきます。

前回


バルセロナ2日目。

今日はサグラダ・ファミリアに行く。

地下鉄で
地上に出るとすぐドーン

サグラダファミリアは、建築家のガウディが30歳の頃に依頼を受けて施工が始まった、大きな教会。

ガウディは亡くなる73歳まで、その後は弟子の弟子まで受け継がれて、計140年以上創り続けている。

途中、内戦で支援金が止まったり、設計図を全て燃やされてしまったので、創るのが大変らしい。

印刷したチケットを見せて入場
「ミニサイズ過ぎるw」と他のスタッフに見せてる
確かにみんなA4くらいだった

ちなみにガウディの弟子の弟子は、日本人の外尾そとおさんという方らしく、入り口には外尾さん特製の日本のカブトムシがいる。

携わる人それぞれが、ガウディならどうするか?と正解が無い中で、自分の解釈や経験を混ぜて創られている。

「慈悲の門」
てんとう虫とかバッタもいた

ちなみに塔の形は、糸と重しで美しい重力のアーチを探し、それを逆さまにしたものになっているらしい。

これをひっくり返して塔の形

教会の内部の柱はを模していて、上下からの力に強い構造になっている。

幼い頃にリウマチを患っていたガウディは、友達と遊んでいてもいつ調子が悪くなるか分からなかったので、よく家の裏の森で、自然との時間を過ごしていたらしい。

ガウディの建築は、自然界への愛や敬意を感じる、有機的で合理的な設計になっている。

私は有機的なものが好きで、ガウディの建築に興味があった。

この陽を一日中
ただ見て寝っ転がっていたい

本当に森に迷い込んだみたいで、わーーと心がはしゃいでいた。・:*+.\(( ・ω・))/.:+


でも聖堂の中央で、十字架にはりつけられて肋骨が浮き出たイエスの像を見て、「あぁ、普通じゃないな」となる。

キリスト教の要素を見る度にギャップでピリッとするが、自分は基本的に無宗教なので、こんな建造物を生み出すほど影響力のある重み神聖さを、心から感じることはできない。

柱にちょこんと十字架
イエス像の下でひっそりとミサが行われていて、
周りの人同士で握手をしたりハグをしていた

階段で塔に上ると、彫刻をより近くで見れて楽しかった。

パン
色も形もかわいすぎる
タイヤと瓶と、シーグラス?
「GLORIA」
バルセロナの空気にとても似合う色味
「神に栄光を」という意味らしい


ちなみに現在の正面入口は、イエスが生まれた「生誕」がテーマで、柔らかな表情が細やかに表現されているのだが、

生誕
ヨセフとマリアとイエスの周りに天使


裏側は、裏切りから処刑までのイエスの苦しみや悲しみを表す「受難」となっていて、カクカクした抽象的なデザインになっている。

ガウディの死後に創られ、賛否両論らしいけど、かっこよくて自分は好きだった。
抽象的な形が、切なくて寂しくて、何かを失ったのに形はあるような、もわもわした雰囲気がある。

受難
最期のイエスと周りに弟子たち、下にローマ兵など
腰、かっこいい

生誕」「受難」に続き、現在は最終的にメインとなる、イエス復活後の「栄光」のファサードを建設しているらしい。

どんな彫刻が創られるんだろう。また観にいきたいなぁ。

公園越しのサグラダファミリアが良かった

お昼ごはんは、近くのいい感じバルで食べた。

海鮮パスタと、オムレツと、サングリア
全部美味しすぎた

サグラダファミリアが見えるテラス席で、のんびり余韻を味わって幸せだった。

店員さんも優しくて、リラックスして働いてるのがいいなーと思った。
ごみも、ごみ箱に投げて捨ててた。

ちょっとキリッとした感じの店員さんに、勇気を出して「エスタバ モイ ボエーノ(美味しかった)」と言ってみたら、「スペイン語いいじゃーん!」とニコニコペラペラ喋ってくれた。
何を言ってるか全然分からなかったけど、それも面白かった。


帰りにスーパーに寄ったら、生ハムコーナーがあった。

これは買うしかない。

荷物を運んでいたお姉さんに声をかけたら、「はい、はい」とエプロンをつけて削ってくれた。

これで400円くらい
日本で買うより安いし、旨みが濃い
削りたては食感も滑らか
自動でパンを切ってくれる機械も試した
パンは3つで200円くらい
スーパーの入り口にいた
おりこうさん

つづく

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