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日曜はどこもやってないことを忘れてたday3 ズビリ~パンプローナ(+21Km/67Km)/総務課長もスペインを歩いて横断しよう

こんにちわ。Maasooといいます。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

みなさん、サンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路ってご存知ですかね?

スペイン版のお遍路と思っていただけばだいたいそんな感じなのですが、いまだもって日本ではあまり知名度はないようです。(体感値だと知ってるの10人に1,2人くらい)しかし、世界的には1番有名ともいえる巡礼路で、今年なんぞは30万人ほど歩いているとも聞きます。

お隣の韓国などではもともとキリスト教徒が多かったり、テレビ番組になったり(俳優がリアルに道中の宿の主人になるドキュメンタリーとか、ドラマとか)で、とてもメジャー。実際の巡礼路でも日本人の10倍くらい韓国の方にお会いするのでした。

このサンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼。もとはといえば、キリスト教の偉い人であるヤコブさんの墓があるところに教会が建ち、そこにいくと「罪が許される」ということで1,000年前くらいからヨーロッパで広がったということらしいです。ヨーロッパの人だと「自宅から歩きます」という人もたまに見かけましたが、メジャなのは7つのルート。私が歩いたのはその中でも一番メジャーな「フランス人の道」というルートで、フランス/スペイン国境の町から約800Kmを35日くらい歩きます。

8月21日のメモ

【3日歩いて思うこと】

  • 丈夫に産んでくれた親に感謝(ここ数年、風邪とコロナと二日酔い以外の病気はしてない)

  • 巡礼路では誰も1mmもコロナを気にしてない(直前にコロナにかかってなければ、マジ怖かったと思う)

  • デカトロンはヨーロッパのワークマンプラスである(着てる人でめちゃ多い)

  • Galaxyのカメラが優秀すぎる。重いだろうと泣く泣く一眼を置いてきたがほぼ問題なし

【3日目のメモ】

  • 本日の後半からウンコなし

  • 初めて日本人と話す。富士通様を今年定年退職されたとのこと。今日はフロンターレのユニフォーム(胸には「Fujitsu」の文字あり」)でなかったことを悔やむ

  • 「こんな服装で歩いてます!」という写真を取ろうと思ったら、車屋にとりついた亡霊みたいなった。

  • 闘牛場が最高すぎた。あらゆるところに人しか入れない細い隙間が設置されてる。(私でも入れる)

  • ヨーロッパの日曜日、午後は何もやってないのを忘れてた。。。(パンツ買おうと思ってたのに買えない。。。そして、おそらく夕食はキットカット。。。)


日々、早朝の出発。
これは水飲み場。こういうのが道中の町には無数にあって、町に入ってさえすれば飲み水に困ることはない。
巡礼朝ごはんの超定番、カフェコンレチェ(カフェオレ)とナポリターナ。なぜか、スペインではパンショコラをナポリターナと呼ぶ。
とても丁寧な地図。でも、こんな丁寧なのはここくらいだったような。
荒涼とした中を歩く。このおばちゃんも2週間くらい一緒だったな。
古びた教会。人がちょいちょいいるのはスタンプがもらえるから。
この巡礼は、最後に巡礼の証明書がもらえるのですが「ずっと歩いてきた」ことの証拠としてスタンプを集める必要があります。
こういう「木のアーチ」をくぐると疲れも和らぐというもの。
バスクというとビルバオ、サンセバスチャンと海沿いのイメージがあるのですが、
内陸でもバスク。そしてバスク文字がかわいい。
前を行くのは韓国人のグループ。おそらく家族で5人くらいでいつも楽しそうに歩いてた。
自転車の家族。お子さんは2人とも小学生くらいかなぁ。+赤ん坊。
母は強し。
移動販売。いや、無料でコーヒーを出してくれていたかもしれない。


左の長髪の方と、右の女性がナチュラル&ワイルドな感じのカップル。
歩き始めの街から一緒で、このあとパンプローナでちょっとお話しした。
子供が描いたのかなぁ。癒し。
ちょうどいいとこにあるバル。みんな吸い込まれる。
分岐があって近道を行こうとしたら、地元のおばあさんに「遠回りだけどあの教会には行った方がいい」と言われる。けっこう急な坂をひーひーいいながら登ってたどりつく。
そこでいただいた日本語の案内。全体として日本人は少ないのだけど、ちゃんと用意してくれていてありがたい。

そして、いま、あらためて読むと巡礼が何かってことが全部書いてあった。
だんだんと街が見えてきた。
バスクはフランスでもスペインでもないと。
そういえばバスクのサッカーチーム アスレチックビルバオはバスク人しかいないことで有名。
この橋を渡るとパンプローナの街の圏内に入る。
歩き始めて最初の大都市なので、いろいろ買い物しようと思ってたのだが。。。
車屋の亡霊
街に入っても矢印
いよいよパンプローナが近づく。大聖堂がでかくて、遠くから見ても圧巻。
もうまったく街中に入ったのに馬。
パンプローナの闘牛場。ヘミングウェイで有名なとこ。
そして、目的地についたらビール。
そしてどこでもこれである。
スペイン風オムレツ トルティージャ。
なんともほほえましいじいちゃん、ばあちゃんのグループ。
休日の風景。ん。ヨーロッパの休日って店やってないんじゃなかろうか?
案の定、店、閉まってる。。。買い物できず。。。
サンチアゴ・デ・コンポステーラを題材にして、アメリカで大ヒットした映画「星の旅人たち」に出てくるところ。
パンプローナの市庁舎。有名な牛追い祭りはここからスタートする。
休みでもレストランはやってる。(しかし、その後、夕飯時にはどこも閉まることを知る)
この日、2個目のトルティージャ。
ここは「メゾン・ド・ラ・トルティージャ(スペイン風オムレツの家)というだけあっていろんな種類のトルティージャがあった。これはたしかキノコ入りのトルティージャ。
イカ墨のコロッケと普通のコロッケ。中もまっくろで海の香り。
オリーブにアンチョビに唐辛子の酢漬けを刺したもの。
バスク地方のおつまみ「ヒルダ」
バスクを歩いているときはこればかり食べてた。冷たい白ワインとともに。
闘牛場見学ツアーは「牛追い祭りの歴史」みたいな映像からスタート。
牛追い祭りのハイライトで、ここから牛たちが闘牛場に入る。
こういう「牛が入れないスキマ」がいたるところにある。
牛が荒ぶったら、ここに逃げ込むと。
体験もできる笑

闘牛場気分を動画でどうぞ。(何の編集もせずすみません)

自転車のオブジェ。このあと、家族連れの旅行者が超はしゃぎながら写真撮ってた。
牛追い祭りの銅像は躍動感ありまくり。
この旅では初のホテル。荷物をぶちまけられる喜び。
このあとご飯を食べようと外に出るとどこもやっておらず、
キットカットで飢えをしのぐのであった。
3日目おわり。

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。