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小さなクリエイターたちを育てている。

シリーズ「パズル教室の現場から」
~No.14~

コロナ禍により、4月に一旦完全にストップしたパズル教室を、少しずつ再開し始めた今年7月中旬頃……

ここまでの、ウイルスに振り回された大人たちの悪戦苦闘の日々を振り返り、

これからの時代は、
「与えられたものをこなす」だけではなく、
「自ら作り手となる」ことが特に重要だ!
ということをしみじみと感じていた私は……

パズル教室参加者の子どもたちを、
「クリエイターという立場に巻き込む」
ことを思い立ちました。

開講から丸4年が経ち、古参メンバーで、今なお通い続けてくれている子どもたちは、大人もビックリの思考力と集中力の持ち主に成長していました。

そんな子どもたちのうち、最も難易度の高い「レジェンドコース」のパズルに取り組む子の中で一定条件を満たした子に限り、「今度は君がパズルの問題を作る番だ!」と声をかけ。

そうして、作ってもらったパズル作品が、トップ画像のものです。小2~中1の子どもたちが、自分が作って楽しく、他の子が取り組んで面白い問題を、それぞれに考えて作ってくれました。
本日現在で、20作品が集まっています。

これらの作品は、そのまま他の子も取り組める形に私がパソコンでデータ化し、「レジェンドコース」の内容に取り込んでいます。

面白いのは、作った本人が自分の作品の難しさに悶絶するという事態が、かなりの頻度で発生すること(笑)

月1回の参加ペースなので、問題を作ってから、自分も実際に問題として解くまでの間に、最低でも1ヶ月のタイムラグが発生します。

すると、自分が作った問題に、また新たな気持ちで取り組むことになり……

意外と苦労するという(笑)
本当の強敵は、自分自身の中に(笑)

そんな経験も含めて、なかなか面白い取り組みだったな~と思っています。

何より、「自分の作った問題が、採用され、他の子たちの取り組む課題になっていく」ということが、とても子どもたちの心に良い影響を与えている感じがします。みんな、それぞれに、誇らしげです♪

……………

……………

「作り手マインドの伝授」は、私の教室運営の、1つの大きな柱かもしれません。

「与えられた課題をこなす」
これはもちろん、重要なスキルです。結局生きていく上で欠くことができないスキルは、これでしょう。学校教育では、かなりこの力が鍛えられていくと思います。

また、
「自分で自分の取り組むべき課題を決めて、取り組む」
これもまた、大切なスキルです。私のパズル教室で普段重視しているのは、これです。

そして、最終目標が、
「自分も作り手として、他の人のための何かを、作りながら参加していく」
かもしれません。
社会の担い手になるって、そういうことだと思うので。

パズル教室の中の、小さなクリエイターたち。

彼らの生きることになる未来が、どんなものになるのか……大人から今教えられることは、本当にわずかだと思います。

彼らは、自分たちで、自分たちの未来を作っていかねばなりません。何かを教えようとするよりも、その新たなチャレンジの手助けをすることにこそ、大人は力を注ぐべきではないかな、と思っています。

小さなパズルクリエイターたちが、さらに成長して、良い問題をどんどん作ってくれて、次の世代の子どもたちを育てていってくれて……

そんなことを夢見ながら、子どもたちの様子を、日々見守っています。

本日はこれにて。

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シリーズ「パズル教室の現場から」、過去の記事はこちらのマガジンにまとめております。


明日はシリーズ「我が子育ての現場から」で、何かしら書きたいと思います。

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