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退職までの道のり。

先日現職での面談がありました。
上司に承諾を得てはいたつもりで、退職が確定したと思っていたら更に上の決裁が必要という状況・・・。
ひとことで言えば、引き留めでした。
ありがたい話ではあります。

でも現職に限界を感じていた
私にはその面談は乗り越えるべき
『壁』でした


辞めると何度言えばいいのか


この面談は私にとっては退職を現実的にするための面談。
会社的には残留させたい為の退職理由の聞き取り面談。

退職理由を普段は接することのない上長に
さらに言うのは思っていた以上に心に負担があった。

正社員ならまだしも私は非正社員以外の雇用なのに、
ここまで大事になると思わなかった。

他の職場でも上長との面談はあったけれど、
上司に伝えた翌日くらいには面談の機会が設けてあり、
すぐに退職が決まった。

こんなに日にちが経って、急に当日に面談するってどういうことなんだろう。面談する前から私の心は震えていた。

心に誓ったこと

だらだら話すのは筋ではないと思ったので、
単刀直入に辞めたい意思と、その理由を説明した。
納得して下さったようで面談は思いのほか早く終わった。

「それなら仕方ないね。(中略)さよなら。」

さよなら。
が引き留めに応じなかった当てつけのように思えて仕方なかった。

しかし私は最後に食い下がって、
今までお世話になった感謝と離職に際して現場に負担をかけることを詫びた。
会釈はあったけれど
もう辞める人間に用はない・・・と言わんばかりの去り際だった。

私はこういう人にはなりたくない。
ならないような人生の選び取りとしていこうと心に誓った。

自分らしく最後まで

何事もなかったように仕事に戻ったあと、
休憩時間にぼんやりしていた。

相手がどうあれ自分なりに精一杯伝えたと思う。
それでも落ち度があったり、意思の相違があっても仕方のないこと。
それくらい精一杯やりきった。

旦那さんに報告LINEを送ると
諸々返ってきた最後に。

「○○ちゃん(私の名前)らしく最後まで仕事したらいいよ」

その言葉を読みながら涙が溢れてきた。
会社に入社してから頑張ってきたことも、
今こうしていることも無駄なんじゃないかと思いかけていた。

私らしく仕事をする。
沈みかけた私を旦那さんの一言が、肯定的に前向きに引っ張り上げてくれた。でも立ち上がるのは自分の力。誰かの力じゃない。
そう思って涙を拭いた。

辞めるからって投げやりにならずに、後悔のない仕事をしよう。

人にも気遣いする場面が増えて揉まれるだろうし、
仕事の引継ぎも少々ある。

最後がたぶん一番ハードかもしれない。
がんばろう、踏ん張りどきだ。

振り返れば、前に進んでいる

数年たってもっと大人になったら、
「ああしていれば良かった」と思う。

それくらい成長できる自分になりたい。
きっと振り返りができるのは、前進した証拠かもしれないなぁ
・・・なんて自分に言い聞かせている。

20代の頃の自分を思っても後悔だらけだ。
人に感謝を伝えられないことがたくさんあった。

別れと出逢いを繰り返してここまできた。
私なりの道のり。

もう40代。
まだ40代。
きっと積み重ねた日々の分だけ
新しい自分と、なりたい自分が見えてくるはず。

退職を伝えるのは、何度やっても体力がいります・・・。


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