アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの科学

遅ればせながら「アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの科学」と言う本の存在を知りました。

序盤に出てくる事こそ、これまで繰り返し書いて来た科学的方法

これだけ頭に入れて、後は各々興味ある事を解き明かして行きましょう!

それこそテスト・受験偏重で新しい物が生まれず、30年失われた日本が唯一生まれ変わる方法だと思います。

デフレ円安のせいなのか、価格が約2千円と高く感じるのがたまに傷ですが、kindle版で試し読みできる序盤が最重要なので、そこだけ繰り返し読んで頭に叩き込んでも良いと思います。

科学的方法の次は、「自由研究のやり方」でも触れた、コントロール群を作る実験のやり方や、新しい物を発明する工学について書いてあります。

日本のようにこれまでの科学で発見された知識を覚える事ではなく、これからの発見を行う方法を教える事に主眼が置かれている事が分かると思います。

そうでなければ誰が次の発見をして行くんだと言う当たり前の話ですが、日本は暗にそれは自分以外の誰かが発見してくれて、自分はそれを覚えるだけで良いとなってしまっているんだと思います。

別の誰かの後に付いて行く前提では経済1位の座はキープできないし、1位になる気概が無ければ現状のようにズルズル国力が弱まって行ってしまいます。

あるいはそう言った事は大学以降でやれば良いと思っているのかもしれないけど、スポーツや囲碁・将棋等の世界では早熟なら10代半ばからトップレベルの選手が出て来るように、20代頃では遅いと思うんですよね。

数学の重要な発見も10代じゃないとできないとも言われたりするみたいだし、だから14歳からやってるんだと思います。

個人レベルでも、別の誰かを「天才」と思考停止で持ち上げて、自分とは関係無い、発見はその人達がしてくれて、自分は従ってそれを覚えるだけで良いとなってしまう。

余談ですがこれも最近知ったhabitと言う曲の「所詮あんたはギフテッド アタシは普通の主婦ですと」と言った歌詞もその辺を指摘しているのではないかと思っています。

既存知識は全てネット上にあるような時代に暗記比べしても意味も面白さも無いし、各々が興味のある事を発見・発明して行きましょう!

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