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コロナ元年に家を建てる #26

真鍮の経年変化

以前にも話に出ていた真鍮製の製作ポストと表札、インターホンカバー。
前々から製作でポストとか作りたいなと思っていたのですが、
予算のこともあったりで、なかなか今まで作る機会がなく、、、
自邸を建てるこのタイミングでチャレンジしてみました。

製作してくれたのは、京都で活動しているRenくん
形を考えるところから真鍮の性質や構造など、打合せを重ねながら、
デザインから製作まで一緒につくってくれました。
おかげでとても良いものができました、ありがとう!

真鍮は、経年変化によって色味や風合いがどんどん変わっていきます。
製作時は綺麗な金色でこれはこれで美しいのですが、
人が触れたり、雨に打たれたりすることによって
日が経つごとに色がくすんでいき、これもまた美しいのです。

これらは、設置当初のもの。

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上部についている薄いフタがパカっと開いて、郵便物を入れます。

ポストの扉小口は、製作時の手垢が残るように少し叩いてくれています。

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これが、約半年後の現在の姿。
新聞屋さんや郵便屋さんが触れたり、雨を受けたりして、少しずつ色が変わり始め、落ち着いた色味になってきています。

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こちらは、表札とインターホンカバー。
切り込みは、手鋸で切ってくれているので、良い味が出てます。

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これが、約半年後の姿。
色が変わっていく途中なので、色むらが出ているところもあるのですが、味が出てきています。

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外壁のワインレッドや、植栽のグリーンとの相性も良いです。

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実は、この家でRenくんに作ってもらったのは他にもあります。
ダイニングとキッチンの照明。
特に、ダイニングテーブルの上のペンダント照明は、「ヘラ絞り」という技術と
「鍛金(たんきん)」と呼ばれる金属を金槌で打つことで形を変えていく技法を用いて製作してくれているので、シェードの縁や円のゆがみ具合、表面のテクスチャなど細かなところまで調整してもらいました。

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こちらは、内部で使用していることもあって、
設置当初から目に見える経年変化はまだなのですが、
今後色が変わって味が出ていくのが、楽しみです。

#27につづく・・


STUDIOMONAKA

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