コロナ元年に家を建てる #21
内装工事
今回は、基本的に壁は白くしています。
トップライトからの光を柔らかく受け止めてくれて、家全体を明るくしてくれるからです。
レフ板のような効果もあるので、壁を白くするだけでも明るくなります。
最終は、塗装で仕上げていきます。
途中、見積調整で減額案を考えていたときに、全体をビニルクロス貼にすることも検討していたのですが、やはり内装の壁も全体を印象づける大事なポイントかなと思って、ちょっと金額的にも頑張って、塗装にしました。
しかも、ただの塗装ではなく、左官調の塗装にしました。
一般的な塗装(EP塗装とか言ったりします。)では、表面が比較的平滑な仕上げとなるのに対して、左官調塗装だと表面に若干の凹凸が生まれて「素材感」が出てきます。
少しの凹凸があることで、ちょっとした陰影が出来ていいのです。
この違いは、なかなか伝わりづらいのですが、現地でみたり、感じてもらったり、写真で撮ったりしたらやはり違うのです。
これは最終下地の状態です。
左側などに見えているのは、先日もお伝えしていたプラスターボードに「パテ埋め」している段階です。
パテ埋めって何・・????
プラスターボードは、板状の材料なので設置する際には、ビスで木に打ち付けていって固定していきます。
ただ、ビスの頭が見えている状態なので表面に少し凹凸があります。
そのまま、塗装なんてしてしまうと、仕上げたときにビスの凹凸が丸見え状態になってしまうので、「パテ」と呼ばれるペースト状の下地調整材を塗って、仕上げ塗装出来るように表面を平滑にしていきます。
雪もちらつくような天気の中、寒い外で仕上げ用の塗料を混ぜて、微妙な色調整をしてもらっている塗装屋さんの背中。
ご苦労さまです。。
いよいよ、仕上げを塗っていきます。
今回、実は同じ白でも場所によって若干色を混ぜて、変えています。
どこをどのように変えているかは、直接聞いてください。笑
また、塗装工事でとても大事なのが、「養生」です。
ここでの養生とは、塗装しない部分(木部など)に、マスキングテープや養生テープなどを貼って塗料がつかないようにすることです。
少しでも養生を怠って、付いてはいけないところに塗料がついてしまうと厄介なことになります。
今回もしっかりと養生してもらっています。
今回の塗装は、下地用の紙(ドイツ製)を貼ってから塗装を仕上げていきます。
紙を貼ることで、塗装が時間が経って割れたり、ヒビが入ったりすることを防いでいきます。
始まったら、一気に仕上がっていきます。
トップライトからの光を柔らかく、白く仕上がった壁が受けてくれていますね。
日中は、照明要らずの明るさ。
とてもいい感じです。
ちょっと今日は短いですが、この辺で。
明日のオープンハウスに向けて、休みます。
#22につづく・・
STUDIOMONAKA
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