コロナ元年に家を建てる #16
諦めた在来のお風呂
今回の予算計画の中で、お風呂は出来るだけ予算を掛けずにいこうという方針にしたので、在来工法のお風呂(1からブロックなどを積んだり、タイルなどで仕上げる、まぁいわばオーダーメイドのお風呂)ではなく、出来合いのものを組んでいく「ユニットバス(UB)」を採用しました。
在来工法の方がカッコいいので、泣く泣くですが、仕方ない。。
極力シンプルな白い内装を選び、機能もある程度、最低限のものとしました。
ただ、洗濯物を中で干したりする可能性もあったので、「浴室乾燥暖房機」だけは少し奮発して採用し、お風呂にちょっとしたランドリー機能を持たせることにしました。
ユニットバスであれば、割と早い段階で設置するので、断熱材の敷設などと同時ぐらいで設置します。
カッコよくはないけど、メンテナンス性はやはり良いです。
良いキャラの電気屋さん
木工事と同時に始まるのが「電気工事」です。
この電気工事をやってくれる電気屋さんが良い方かつ、年も近いので、話しているとついつい、親しみを込めていつもイジってしまうのですが、、、笑
色々と無理を聞いてもらったり、細かい確認をしてもらったり、
とても助かっています。
たまに、全然大丈夫なことなのですが、電話口で1人で焦っている時もあったり、とても良いキャラの電気屋さんです。
そんな電気屋さんが施工してくれる、
「電気工事」で家が完成すると見えてくるのは、
・コンセント
・スイッチ
・照明器具
この辺りですが、これらをしっかりと機能させるために壁や天井の中には、無数の電気配線が走っています。
この写真は、かなりたくさんの配線が集まってきています。
これはなぜかというと、ここに「分電盤」という機器が設置されて、電気関係の全てをここで管理するからです。
「あ、、ブレーカー落ちた、、」
「ちょっとブレーカーあげてくるわ、、」
ブレーカーが落ちて、電気がない中でどこや、どこやとブレーカーを上げる場所がこの「分電盤」です。
いつも出来るだけ目立ちにくく、かつLDKに近い場所に設置したりするのですが、今回はダイニング近くにあるトイレの扉の上に持ってきました。
壁や天井のあらゆるところからぶら下がっているグレー色の線が全て電気にまつわる配線で、それぞれコンセント、スイッチ、照明器具へと繋がっていきます。
給排水工事
この「給排水工事」も木工事と同時に始まります。
実は基礎の段階でも床下に配管を通したりしてもらっているので、実質はもっと前から始まっているのですが、この段階で再開されます。
これはトイレの壁を反対側にある洗面から見ています。
この青い管は、給水のための管で最終的にトイレの手洗い水栓につながります。
横のグレーの管は、排水管でトイレの手洗器のための排水ですね。
こちらはキッチン周り。
青い管とピンクの管が下りてきているところは、シンクがあるところ辺りです。
これはどこ・・??
見た通り、外なのですが、、
ここには最終的に、給湯器がきます。
今回は、ガス給湯器を採用しているので、外部の目立ちにくいところに設置してここに給水管(青い管)、給湯管(ピンクの管)、床暖房用配管(緑の管)がつながってきます。
ダクト工事
天井の中に隠れるものは、電気配線や給排水だけではありません。
エアコンの配管や換気扇のダクトなども通ってきます。
写真のシルバーの大きな管が、換気扇のダクトになります。
トイレ・洗面脱衣室・浴室にそれぞれ換気扇があり、キッチンのレンジフードも同じようなダクトが必要です。
これらは、排気を外に向けて出さないといけないので、外壁まで抜いてきます。
こんな感じで、外壁に穴を開けて換気扇の排気を行います。
最終的には、ベントキャップという蓋が付くのですが、それは外に見えてくるので、この排気穴の位置もバラバラに開けてしまうのではなく、写真のようにきれいに並べておくと、外観がきれいに見えます。
外壁の下地も着実に進んでいて、今の写真で見えているのが、「透湿防水シート」といって、構造用合板の上に貼り付けている防水対策のためのシートです。
これは、外壁の防水対策においての、最後の砦で万が一外壁から何らかの原因で雨水が入ってしまったとしても、ここでブロックして家を守ります。
ここを超えられると、雨漏りに発展したり、木の構造体を濡らしてしまうことになり、腐る原因となります。
このシートもとても大事な存在です。
#17につづく・・
STUDIOMONAKA
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