コロナ元年に家を建てる #14
ブレース
ブレースとは・・??
なんかカッコよさげな名前だけど・・??
別名、筋交いとも言う構造部材です。
壁は大きく「構造壁(耐力壁)」と「雑壁」の2種類に分けられます。
読んで字のごとく、構造上必要な壁とそうでない壁です。構造的な壁(耐力壁)の中でもさらに大きく2種類あって、
1、構造用合板という面材を貼った耐力壁
2、ブレースを入れた耐力壁
出てきました「ブレース」
どちらも横からの力に抵抗出来る強い力を持った壁となります。
これが「構造壁(耐力壁)」です。
写真正面に見えているのが、木製のブレースです。
今回は、たすき掛けと呼ばれる造りで大きくバッテンが出来るような形状です。上下共にしっかりと金物で柱に固定しています。
こちらも実は同じブレースです。
ただ、こちらは鉄製で今回は木製と鉄製を併用で使用しています。
壁に取り付けるとこんな感じです。
普段は化粧材(見えるところ)に鉄製のブレースをつけることが多いのですが、この部分に関しては、残念ながら最終的には壁の中に隠れてしまいます。
見えるところは、1箇所のみ。
現場定例の始まり
この辺りから、工務店さん、大工さんを始め、各職人さん(その日によって変わる)との現場での週1回の定例会議が始まっていきます。
建築はたとえ小さな家であっても、いろんな方に関わっていただきます。
職人さんだけでも、
大工さん
電気屋さん
設備屋さん
ガス屋さん
板金屋さん
鍛冶屋さん
左官屋さん
塗装屋さん
内装屋さん
空調屋さん
ガラス屋さん
建具屋さん
外構屋さん
本当にたくさんの方に支えられて、建築はたちあがっていきます。
特に現場監督さん、大工さんとはミリ単位の細かいことまで、打合せを重ねていきます。この写真もその一幕。
書いている数字は、この板からあとどれだけ仕上げが出てくるのかを書いています。「12」は12mm出てくるという意味。
バルコニーの防水材の仕上がり寸法ですね。
これは、部屋の天井高さ(H2100)と入口の扉(建具)をどういう感じで作ろうかということを現場で打合せをして、その場で大工さんが書いたもの。
驚かれるかもしれませんが、壁を貼って隠れてしまうところには、打合せしたことを間違えないように、こうやってマジックとかで描いたりします。
これはどんな意味やったかな・・・
「カブ」→「下部?」
「タ」→「棚?」
「ワク」→「枠を入れるってことやったかな」
こちらが、「あそこはこうしといて欲しいなー」と言おうとすると、
「よっしゃ、図面に描いてあったもんな!ちゃんと見てるで!」と大工さん。
いつもしっかり図面をみていただいて、感謝です。
#15につづく・・
STUDIOMONAKA
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