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コロナ元年に家を建てる #1

実家建て替えます。
というか、実家すでに建て替え始めてます。

通常では個人住宅をメディアやSNSで自由に発信することは、なかなか難しいので、実家という特権を生かして普段はあまり発信出来ない事もある程度自由に発信していきます。
日記的に気ままに書いていこうと思っていますが、少しでも家づくりを考えている人の参考になればと思っています。
トップの写真はスタッフがフィルムカメラで撮ってくれたもの。

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▲解体中の寝室
奥に見えている樹木は伐採せずに残し、新しい家の一員として生き続けます。


施主になること
建築設計を生業としているので、常々設計者とお施主さんという関係を築きながら仕事をしています。
そこで重要になってくるのが、いかにお施主さんの気持ちを理解し、代弁者となって想いを形にしたり、施工者やその他各関係者に正確に伝えてチームを構成し、良い建築を創りあげていけるか、です。
自分が施主という立場にもなる事で、今までお施主さんが抱えていたであろう不安や懸念点、見えない所で苦労されていたポイントや配慮してもらえると嬉しい事など、設計者という立場から必死に想像しながら考えていた事が自分がお施主さんという立場になる事でたくさん見えてくるし、リアルに感じる事が出来るんじゃないか。
これを経験出来る事は、今後の設計活動のためにも間違いなく良い経験になるし、純粋に施主になってみたいという興味もあったので、家づくりを楽しみたいなと思っています。


実家建替えまでの経緯

キッカケは、実家の改修話が両親から出てきたこと。
築60年以上の木造2階建ての古家。

雨漏りはする。
トイレへの廊下は朽ちて落ちそう。
お風呂寒過ぎる。
台風で瓦1個飛んでる。
家が傾いて扉が最後まで閉まらない。
玄関の鍵は少し扉を持ち上げて閉める。
などなど。

挙げ出したらキリが無いくらい、色んな所にガタがきていました。
建築設計事務所を営んでいる事もあり、話をもらってから改修の方向で検討を進めていたのですが、なかなかの築年数であるために、構造体がどんな状態なのか、正直信用ならない。
経験上、いざ解体をし始めて天井をめくってみると、梁(屋根や床を支えている部材)が朽ちて落ちかけている。壁をめくってみると、柱の足元がシロアリに喰われて宙に浮いている。
色んな想定外の事が起きて、結局予算オーバー。
最終的に新築とそう大差のない金額かかってしまったなんて事がざらに起こりそう。
そんな事や事務所メンバーからの助言もあり、もうここはお金も借りて新築でいっちゃおうと。

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▲解体中の元リビング・ダイニング


今回は一旦、計画するまでの流れをざっと書きました。

とにかくこんな世の中だからこそ、出来る事を。
まずはnoteでのマイホーム日記から始めて、気になることをアップしてみます。

#2につづく・・

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