コロナ元年に家を建てる #22
塗装工事 #2
塗り始めると、あっという間。
白い天井にしたので、少し変わった構造躯体もはっきりと見えます。
これは、塗装工事中のKEEP OUTです。
万が一、他の職人さんが出入りして、ホコリなどがたったり、触れてしまったりしてはいけないので、一時マスキングテープで立入り禁止区域が出来ていました。
ガラスのところもしっかりと養生してもらって、無事塗装完了です。
左官工事 #2
左官工事も少し追加でご説明を、、
これは日中(特に朝から昼にかけて)、
玄関の床に外の光が当たっているところです。
既存の植栽がいい感じに茂っているので、そのスキマをすり抜けて出来た木陰がとても良い光景を生み出してくれています。
これは、設計段階では想像出来ておらず、偶然の産物なのですが、これも建築の醍醐味であり、嬉しくなる瞬間です。
設計段階で図面を描いたり、CGを作ったりして、頭の中でいっぱい、いっぱいどんな景色が生まれるのか、どんな空間になるのかを想像・想定して進めていくのですが、想像通りになっても面白くないものです。
その土地や環境が変化したり、たくさんの人の手によって造り上げていく過程で思い描いていたことを超えて、良い光景、良い場が生まれる瞬間があるからこそ、建築はやめられないのだと思っています。
実は、玄関土間のモルタルは、床と立ち上がりのところを丸くしています。
意匠・デザイン面でいうと、境目を曖昧にすることで外から内に柔らかくつながっていくように、と思ってこういった形状にし、機能面でいうと、少し掃除がしやすくなるかなと。
ガラス工事
ちょっと工事の順番が前後するのですが、ガラスも少しだけ。
今回採用しているガラスは、昨今の住宅では一般的になっている
「ペアガラス(複層ガラス)」です。
ペアガラスとは、2枚の単板ガラスの間に数ミリの空気層を挟み込んで、1つのガラスになっているもので、断熱性能や結露防止効果に優れています。
昔、よく採用されていた単板ガラスでは、冬に家の中から手を近づけるとひんやり冷たさを感じるのですが、ペアガラスはほとんど冷たさを感じることはありません。
2枚のガラスを1つにしているので、周りにこういった黒いフチが付きます。
ガラスがはまった時に、この黒いフチが見えるとカッコ悪いので、隠れるように枠や内装を作っていきます。
玄関やダイニングのガラスもばっちり、きれいに納まりました。
#23につづく・・
STUDIOMONAKA
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