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ディズニー2023.7-9月期、好決算による株価大幅高の要因について(マキシムグループ 久野誠太郎氏/モーサテNov.2023)
2023年11月9日、ディズニーの株価が一時8%近く上昇した。前日の決算発表で売上高は5.4%増え、営業利益は86.3%増と市場予想を上回った。
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基盤となるテーマパーク売上高は、上海や香港など海外が牽引して15.9%の増収であった。またコスト削減が全体の利益を押し上げ、およそ1年前にCEOに復帰したタイガー氏による事業の再構築が順調に進行していることが示されている。
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今後のコスト削減についても、2024年9月末までに75億ドルと、これまでの計画より20億ドル増やすとした。
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さらにフリーキャッシュフローの2024年度の見通しは、2023年度の49億ドルから大幅に増加し、80億ドルを見込んでいる。2023年末までに株式配当の再開を計画していることも明らかにしている。
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また、ディズニーは動画配信サービスの拡張に向けてコムキャストが保有するHuluの買収やスポーツ局のESPNのデジタルプラットフォーム化も進めている。
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今回の決算では、Disney+の契約者数が予測を上回り、営業赤字が4.2億ドルと、昨年の14億ドルから縮小している。10月には値上げも行い、2024年度末までに黒字化の達成を見込んでいる。
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この他、ペプシコで、長年CFO務めていたジョンストン氏を新たなCFOに指名したことも市場には好意的に受け止められている。
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