出生前診断を頼むから受けてほしいという話！〜家族と自分のこれからのために〜

赤ちゃんの誕生、これ程めでたいことが他にあるでしょうか？

全ての赤ちゃんが生まれてきたことを祝福され、両親や周囲から愛され、元気に大きく育ってほしいと願わずにはいられません。

私は昨年息子を亡くしました。

先天性の染色体異常と聞いてピンとくる人がどれくらいいるでしょうか。

ダウン症や21トリソミーと聞けばわかる方もいるかもしれません。

息子の場合は13トリソミーでした。

簡単に言うと13番目の染色体が3本あることにより、体に様々な問題が起こるというものです。

例えば、息子の指は6本ありました。

一般的にはこれだけでもかなり衝撃的なことだと思います。

ですが、私からしてみれば、そんなことは問題ではありませんでした。

そうはっきり言い切れるほど、その他命に直結するような問題が次から次へと起こりました。

息子は4歳6か月でこの世を去りました。

あまりにも短いですよね。

それでも13トリソミーとして生まれた子の中では元気に長く生きられた方だったんだと思います。

私は息子が好きでした。とても可愛かったです。大切に思っていました。生きていてほしいと願っていました。

楽しかった思い出も、幸せを感じた出来事もたくさんあります。

それでも、それを軽く上回ってしまう程、悲しいことや苦しいこと、理不尽なこと、やるせないことがたくさんありました。

全部自分に降りかかっているんじゃないかと思う程辛いことの連続でした。

これから子どもが欲しいと思っている人

今まさに妊娠している人

彼女がいる人

あなたに聞いて欲しい

頼むから聞いて欲しい

あなたのこれからの人生を大切にしてほしい

あなたの家族のこれからを大切にしてほしい

出生前診断に賛否があることは重々承知しているつもりです。

ですが、しなくて済むのならこんな思いはしないに越したことはないと思います。

どうか出生前診断を受けてほしいです。

確かに費用はかかります。

種類も様々です。

迷うと思います。

一番安いと思うものでも良いと思います。

一番簡単だと思うものでも良いと思います。

受けていると受けていないとでは

大きな差があります。

費用に見合うだけの価値があると思います。

障害を否定するつもりは全くありません。

私は、あなたとあなたの大切な人、家族がこれから生きていくために受けてほしいです。

綺麗事では片付けられないからこそ、伝えたいです。

それだけの覚悟が必要だということです。

どうか伝わって欲しいです。