【日記】暑い日と熱いカフェオレ
もう毎日同じことを言ってしまうが、今日も暑かった。多分明日も言う。
梅雨ってまだ明けてないよね?
このままずるずると夏に飲み込まれて、秋があっという間に過ぎて、冬が来るんだろうな。
昨夜(日付はとうに今日になっている)の眠る前、こんなことを言って寝た過去の私は、あっさりと外気の暑さに折れた。
精一杯涼しい格好をして、身支度を整え、深呼吸をして玄関のドアを開ける。
こんなに気合を入れて、劇的な気持ちで玄関ドアを押したのは久しぶりだった。
数日間、ノンストップで稼働していたエアコンにも、束の間の休息を取ってもらわねば。
そんなわけで、呑気な在宅ワーカーぶっている引きこもりは数日ぶりに外界に出たのであった。
あっつい中、とぼとぼ歩いて行く。
公園に人影はもちろんない。
普段なら近所の保育園から小さい人たちがなだれ込んで、わいわいしている頃合いなのに。
そうよねえ、これだけ暑いと外で遊ぶことも命懸けになってしまうものね。
年々減っている小さい人たちが大人になる頃、この世はどうなっているのだろう。
ぼんやりそんなことを考え始めるも、何だかしょんぼりしてきたので思考を止める。
ふとスマホを見ていると、小さな人たちの列に軽自動車が突っ込んだみたいなニュースが目に飛び込んできて、耐えきれず画面を閉じてカバンの奥にしまい込んだ。
いろんな「どうして」が一瞬にして全身を駆け巡る。
何と生きにくい世の中だろうと思いながら、うつむき気味で歩き続けた。
足元を見て、日焼け止めを塗り忘れたことを思い出して、あーあとさらになる私に、どこからか蝉の鳴き声が降る。
もう、蝉が鳴く時期なのね。夏、やねえ。
かくして、無事外界に紛れ込んだ私は、今日の任務を何とか終えてカフェで休憩をすることにした。
そんなこんなで、いま汗を拭いながらカフェオレを楽しんでいる。
まあ、生きてりゃそんなこともあるよねー。
間違えることも、間違えられることも生きる上では不可避なのである。
だからそんなに目くじらを立てるものでもないかあと、大抵のことはそのまま甘んじて受け入れる。
よほどの理不尽でない限り、私の感覚はこんなもんだ。
決して気が長いわけではないので、教員経験がなければ、今よりもっと過激な人間だっただろうなと思う。
大人になってからも、身を置く環境が人格形成に与える影響は大きい。
多少のことなら、怒ったり取り乱したりすることがないのは、教員経験が生きているからだと思うとその度にしみじみ感謝したくなる。
そんなことを思いつつ少しだけ作業をして、店の外をボーッと眺めるという休憩を挟んでいたときのこと。
目の前を横切った女子高校生が、カバンから何かを取り出したときにハンドタオルを落としていった。
で、でたー!
この人生もう何度目になるかわからない、「落とし物を落とす瞬間を目撃しちゃう」というイベント!
慌てて、空になったペーパーカップを捨て店を出る。
そのままハンドタオルを拾い、女子高校生を追いかけるために周りを探す。
幸い、すぐ近くの雑貨屋さんで友達らしい子と買い物をしていたので、ささっと近寄って「落としましたよー」と差し出した。
こうして、ハンドタオルは無事に持ち主の元へ返ったのであった。
…やっほー!ねえねえ、神様見てるー??(念押し)
最後に、今日元気をもらったやす子さんのポストを添えて。
皆〜😆😆😆のテンションで二行目を読んで、ほんまに笑った。ユーモアってよいなー!
おしまい!
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