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【日記】人間観察しつつ愚痴りつつ

一発合格!甲種危険物取扱者試験〈ここが出る〉問題集。

いま、某カフェにて私の向かいに座っている人が、真剣な顔をして解いている問題集の名前。
そんな人を、別にあなたを見てるわけじゃないですよーみたいな顔して、めちゃくちゃ見ているのが私。

今週は気分転換と称して、家の外で作業をしがち。

それはそれとて、私の全く知らない世界というか、興味のコンパスが反応しない世界だなあと眺めている。甲種危険物…。

かっこいいなあ、スキルアップのための試験かなあ。頑張れよお、とコーヒーを啜りながら思う。ただの外野。


資格は自分を裏切らない。
持っていたらそれだけで戦えるような資格は、やはり自分の大きな武器になる。

私、大学で教員免許を取っていなかったらどうなっていたんだろうな。
そんな、取り留めのないことを考え始める。

例えばOLをしているとか、営業をしているとか…?
いずれも全く想像できない未来なので、多分私は教員になるしかなかったんだろうな。

ほら、自分で想像できることは実現できるっていうじゃない。それはつまり裏を返すと、想像できないことはなかなか実現し得ないことなのではというアレ。

際限のない連想ゲームと、脳内会議は続く。

私の人生で、一番最近受けた試験の類って何があっただろう。

教員をしていたときの、昇格試験かなあ。

大人になると、「試験」と名のつくものがぐんと遠くなる。教員になったら、受ける側から出題する側にまわるだけ、といえばそんなに遠くないのかもだけど。

学生の頃はあんなに身近で、無限(体感の話)に受けなきゃいけないのにね。

そんなどうでもいいようなことを考えながら、少し休憩をする。

今日も今日とて、そんな一日。

気まぐれに食べた、ジャンクフード。
たまに食べると美味しいよねえ。

そう言えば、試験とはまた違うけれど、勉強面でいうと教員免許の更新作業があったなと、唐突に思い出したぞ。

時期で言うと、この時期の終わりくらいの出来事だ。

落ち着きつつあったとはいえ、まだまだしんどかったので、ひたすら大変だった記憶だけが濃く残っている。

期限が切れてしまうと、免許の効力を復旧するのにより煩雑な手間がかかるようだった(曖昧な記憶)ので、ポンコツに鞭を打ち講義を申し込んだ。

正直、まじでかなり面倒くさかった。

オンラインで何とも言えない講義(最新の教育事情なんて銘打って、収録日は数年前なんてザラ)を聞いてレポートを提出し、何とか期日内に免許更新を終えた。

…ところがどっこい。

平成19年6月の改正教育職員免許法の成立により、平成21年4月1日から教員免許更新制が導入されました。
令和4年5月の改正教育職員免許法の成立により、令和4年7月1日から教員免許更新制は発展的に解消されました。

文部科学省 教員免許更新制のページより

解消されました、じゃないんだよなーーー!
これ、本当に本当に害悪な制度だったと思う。腹立つなーーー!

このニュースを見かけたとき、独り言で罵詈雑言しか出なかったもんな。

現場で働きながら更新した先生たちは、かなり無理をしていろいろ申し込んでいた。
それを尻目に、ああそのうちあれをしなくてはならないんだなと、震えながら働いていた記憶もある。

本当に、現場を振り回すだけの制度だった。負担でしかなかった。
あれを経て、何か好転したとは全く思えない制度だった。ボロクソである。

せめて校長とか教頭とか、いわゆる管理職の人が現場の様子を見て、更新のタイミングで該当教員の授業に入ったり、勤務態度や様子を見て判断したりというのではだめだったんだろうか。

あの更新で受けた講義や提出したレポートで、私は一体何を判断されたのだろう。いわゆる「国」は、あれで教員たちの何がわかったんだろう。

しかも、更新するために受ける大学等の講義はもちろん有料。身銭を切ることになった。
いくらだったかな、5万以上は払った気がするぞ。

申し込み先によって、講義の値段もバラつきがあったし、本当に何もかも、いろいろ釈然としないことだらけだったな。

教員を続けるか否か、悩み続けてそれでもせっかく取った資格を宙ぶらりんにするのは嫌で、やむを得ず更新した。

後々廃止されるくらいなら、多少また別な手間が増えたとしても受けなきゃよかったとすら思う。もはや後悔しかない。

叩けば出るのは埃ばかり、口を開けば不満しかでない制度だった、ほんっとうに!

という、過去への憤慨を突然思い出して、いま勝手にぷりぷりしている。

──これも、世の中の一面なんだよなあ。

政治を放ったらかしにしていたら、こういう「何でそんなことした?」「これは何のためにしている苦労?」「あの無駄は省けなかったの?」が無限に出てくる。

政教分離の原則とか諸々あるから、教員時代はせいぜい「選挙には行くんやで!」と言うのが関の山だったなあ。

今でいうと、インボイス制度云々が注目されているよね。

権利の上に眠るべからず。

政治は生き物、目を光らせておかないと、「知らない人」は不利益にまみれて制度に食われてしまう…。

最後の一口、カップに残っていたコーヒーを口に含んで、改めしみじみそんなことを思う。


カフェを出たら、随分蒸し暑くて「秋とは…?」となった帰り道。
アイスでも買って帰ろうと、コンビニへ足を向けた。

そんな、一日。今日もお疲れ様でした!

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