【感想】2024年6月ドラマメモ【終】
ようやく、観ていたドラマたちがひと通り最終回まで至った&私自身、観終わることができたので、今期のまとめを残しておこうと思う。
スタート時の感想等は以下の記事より↓
今回、最後まで追えたのは三作品となった。
⚫︎くるり〜誰が私と恋をした?〜
記憶を一度失うことで、諸々のしがらみを捨てることができ、本当の自分や本当の自分らしさとは何かを見直すことになった「まこと」と、それを取り巻く男前たち。
結局はまあ、みんなそれぞれ嘘を抱えつつ過ごしていたわけだけれど、そこに落ち着くのか、なるほどなーという感じで、あまり頭を使わずに観ていた。
そりゃあもう、めるること生見愛瑠さんほど可愛い人なら、こんな引く手数多な展開にもなるよなあと、ぼんやり眺めていた。
⚫︎9ボーダー
当初観る予定に入れていなかったのだけれど、川口春奈さんが結構好きなのと、過去に観ていた好きなドラマに既視感を覚えて観始めた。
確認したら、大好きなドラマ「着飾る恋には理由があって」のプロデューサー新井順子さん×脚本家金子ありささん。そりゃ既視感も覚える。そうか、新井さんは「最愛」のプロデューサーさんでもあったか!
タイトルの「9ボーダー」とは、ズバリ年齢を示している。
ドラマ全体の空気感は、個人的に結構好きで、川口春奈さんをはじめとする三姉妹(木南晴夏さん・畑芽育さん)の演技も良かった。
それぞれの悩みも、まあ女性特有のものも含めて「まあ、確かにそんな感じかもしれないなあ」と思いながら観た。
全体的に好きだったのだけど、ただ話しの終わり方だけ、「え?」となってしまった。
え、結局コウタロウさんは会社どうするんだ?というか婚約者が空気を読んでくれていなかったら、いろいろ不誠実な男すぎるのでは…?不完全燃焼な感じで終わって、少しびっくりした。
⚫︎アンメット ある脳外科医の日記
今期観ていて、一番面白かった。描かれている世界が優しくて繊細で、憎まれる人がおらず、それぞれのキャラクターがそれぞれに報われるような終わり方で、最終回は後半ずっとべそべそしながら観た。
余裕があれば、個別に記事を書きたいくらいだけれどできるかな。
杉咲花さんが、あっという間に素敵な女優さんになったなあと、そこにエモさも感じてたまらなかった。間の取り方が本当に上手いし、声に出しきらない相槌までリアルで本当に良かった。若葉竜也さんは、「野ブタ。をプロデュース」で観た顔だと、言われるまで気がつかなかった。シッタカ…!
二人とも泣きの演技がものすごくよくて、めちゃくちゃに釣られた。全力でもらい泣きをしてしまった。
他にも、周りにいるキャラを演じた岡山天音さん、千葉雄大さん、野呂佳代さん…それぞれが、愛されるような人物でそこにもひどく救われた。悲しい部分はあれど、暗い話ではなかった。
⚫︎脱落したものたち
・366日
→一話をとりあえず観たのだけれど、週の始まり月曜日から、悲しかったり危うかったりするドラマを観るのはやはり気が進まず、眞栄田郷敦さんが大怪我をしたところで、心が折れてしまった。
・Destiny
→これも上に同じく。
石原さとみさん、相変わらずお美しい…!と思っていたら、何だかどんどん暗い雰囲気なっていき、その雰囲気に飲まれてしまって観るのをやめた。
・イップス
→人が亡くなっている現場を、取材と称して興味本位で覗き込むような物書きの存在が受け入れられなくて、一話の途中で離脱してしまった。どれだけコミカルに描かれ、どれだけ素敵な俳優さんが出ていても、人の死を軽んじる空気は私には合わない…。
・ブルーモーメント
→ドタバタしていたら、あっという間に初回を見逃してしまい、追いつく間もなく過ぎていってしまった。ポンコツな自分のせい!
今期、ざっと知るだけで四つも「記憶喪失」みたいなテーマのあるドラマが並んでいて、どうなってるんだ?となってしまった。脚本の、流行りとかです?
それにしても、被りすぎである。みんな記憶失くしすぎ。
逆を言うと、似た設定であるがゆえに、それぞれの背景の描き方や展開の仕方の比較ができて興味深かった。
それにしても、アンメットは良かった。本当に。
シリアスなシーンと空気がゆるむシーンの緩急に、かなり集中力を支えられたのもあると思う。
暗いニュースが多いこの世の中、観てつらくなるような悲劇的なドラマは、どうしても気が乗らず私は追いきれない。
来期はもう少し、あたたかくて優しい話しが増えますように…。
さあて、次は何を観ようかなあ!
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