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m_hyugaji
2021年8月2日 20:45
ヒトミさんは泣いていない 翌日、ポンちゃんが作ってくれた美味しいブランチを食べたあと、ヒトミさんはバスに乗って実家のあった町へ向かった。少しだけ二日酔いがあったけれど、それすらも楽しいと思えたヒトミさんは、バスの中から懐かしい景色を眺める。 終点のバス停で降りると、日曜日だというのに町はしんとしていて、いまヒトミさんが住んでいる海辺と似たその町は、時が止まっているように感じられた。 小さ
2021年8月2日 20:48
エピローグ ヒトミさんの物語を、長いこと読んでくださり、ありがとうございました。 連載途中、「私もそんな感じで逃げたのよ」とか、「私も全く同じ心理状態だったわ」という方々と知り合い、状況は違えども、ヒトミさんのような女性(もしくは男性)はたくさんいるのだなあと、改めて思いました。 しかし、「もしかして貴方は、ヒトミさんの夫サイドの方では」と感じてしまう方もいらっしゃいました。結婚して数年経